28歳女子転職～事務だけだともの足りなくなってきた！

「社内」でやっていることももっと広い視野で見てみて

弓さん：まず、今のスキルが「社内調整力」とおっしゃっていますが、なぜ「社内」だと思ったのですか？

パンダさん：単純に、今の業務がお客さまと直接やりとりする訳ではないからです。以前は営業部にいましたが、今は営業部からの要望を聞いて、チームのメンバーで商品を考え、企画した商品を営業部に「売ってください」と推進する側なので…。

弓さん：担当業務に、データ分析とありますが、これは売り上げデータのこと？

パンダさん：そうです。アクセスやエクセルを使って、商品の売れ行きをエリアや種類ごとに見て分析します。

弓さん：パンダさんの仕事は、商品の売り上げデータを分析して、お客さまのニーズを把握し、営業の戦略を練る。つまり、会社とお客さまのミスコミュニケーションを改善することとも言え、それはマーケティングにあたります（強みポイント）。やりとりしていたのは社内の部署かもしれませんが、単なる「社内調整力」ではなく、営業に直結する専門的なスキルになりますよ。

調整力をマネジメントに活かしていこう

弓さん：では次に。パンダさんは今の仕事でどんなときにやりがいを感じますか？

パンダさん：今までもそうだったんですけど、売り上げが伸びたとか、数字で見える結果よりも、チームでああでもないこうでもないと意見を出し合い、策を考える。それがうまく行ったことに喜びを感じます。

弓さん：みんなの意見をまとめたり？

パンダさん：はい。周りから意見をもらい、メリットやデメリットを書き出して整理します。デメリットをカバーするために何をすればいいかを考え、改善に向けて動くんです（強みポイント）。みんなでやりきると、すごくスッキリします。

弓さん：パンダさんは、チームで何かを成し遂げる、ということがモチベーションになっているようですね。強みである「調整力」は、今後は「マネジメント力」として活かすことができると思います。これまで業務で行ってきた「営業上の問題点の改善」は、「チームの課題発見力」として、「営業部への提案や推進」は「チームへ働きかける力」としてマネジメントに置き換えることができます。今後、マネジメントをやっていきたいという気持ちはありますか？

パンダさん：考えたこともなかったですね…。昔から２番手でいるほうがラクだと思っていたし、判断を間違えるのが怖いので最後に決断する人がいてほしいです。

弓さん：せっかく調整力があるのだから、マネジメントにも挑戦してみてもいいのではと思います。リーダーだって、大事なことは自分一人で決める訳ではなくメンバーと決めるものです。人の意見を吸い上げて、まとめる。まさに今のスキルがそのまま活かせると思いますよ。