なぜか面接に落ちてしまう人は要チェック!面接官に確実に「好印象」を与える方法

2017年04月12日

「好印象」を与える方法をマスターすれば、面接は怖くない!

募集要項の条件には合っていて、履歴書や職務経歴書も準備して書類選考をクリア。でも面接になるといつも落ちてしまう…。そんなとき、一体どうすればいいの?

今回は、相手に良い印象を与えるためのノウハウ集『10秒で必ず「印象付ける」人になる』を出版し、選挙では、これまでに9割もの候補者を当選させてきた“カリスマウグイス嬢”、幸慶美智子さんに、面接官に好印象を残す受け答えについておうかがいしました。

 

面接で落ちてしまう人の問題点

初対面のときの第一印象ってとっても重要なんですが、緊張するあまり、表情がこわばって、暗いイメージになっていたり、小さい声でぼそぼそと話していませんか?

自分は「そんなことない」と思っているかもしれませんが、大事なのは面接官からどう見えているかです。自信のなさをカバーしようと、「そつなく答える」ことばかり意識していると、眉間にしわが寄り、ぼそぼそとした小声になってしまいがち。第三者には「見え見え」なんですが、意外と本人は自覚していない場合がとっても多いんです。

心理学的には、「第一印象はボディランゲージと声のトーンだけで9割が決まる」と言われています。「どんな内容を話すか」よりも、「どんな表情で、どんな話し方」をするかの方が重要なんですね。

よく言われていることですが、「緊張」は決してマイナス要素ではありません。たとえ緊張しながらでも、一生懸命に自分なりの言葉で、笑顔で答えることができれば、良い印象を与えることができると思います。

 

面接における最初の重要なアイテムは「笑顔」

笑顔は、相手を許容するシグナルです。
仏頂面をしている人には親しみを感じにくいですよね。笑顔で接することによって、相手の警戒心を取り払うことができます。

「緊張してしまって、明るい表情が作れない」というのは、よく分かります。実は私もかつてそうだったんです。

人前で話をすることは、べつに苦手ではなかったはずなのですが、司会やナレーションのレッスンを始めてしばらくたった頃、笑顔になれなくなってしまった時期があったんです。マイクを持つと膝が震えて、笑おうと思えば思うほど、笑顔が出ない。自分でも不思議でした。

今思うと、まさにその頃、レッスンをしているうちに、アナウンスの深さを知るようになり、自分の長所・短所を客観視できるようになった時期でした。もちろん同期の仲間の良いところ悪いところも目につくようになって、それなのに、屈託なく躊躇なく笑顔ができる仲間にプレッシャーを感じていたんだと思います。

でも、笑顔を作ることって、実はそんなに難しいことじゃなかったんです。頭皮が動くくらい、オーバーな笑顔を心がけてみてください。形から先に入って、脳に覚えさせるんです。何度もやっているうちに、自然と笑えるようになります。そのトレーニング方法をお教えしましょう。

「笑顔」になるための実践的トレーニング方法

上手く笑顔が作れなかった当時の私がやってみたことは、自分で考えた「スマイルレッスン」。

初めは、割りばしを奥歯ではさんで、顎関節を矯正するところから。無理やり口角を上げるんです。次に、鏡を見ながら、口の開け方、顔の角度、眼差しなどを徹底的に研究して、生き生きと見える表情を見つけました。

そして、その笑顔を再現する訓練を何度も繰り返したんです。電車に乗ったり、街を歩いたりしているときも、鏡面のように映るものを見つけるたびにやってました。

顔の表情筋と同時に、声帯や舌を鍛えておくことも効果的ですよ。
唇を閉じた状態で息を吐いて唇を震わせる「リップロール(①)」、上顎に舌を当てた状態で舌を震わせる巻き舌のような「タングトリル(②)」、声帯を鍛えて高音を出すボイストレーニングの「エッジボイス(③)」など。腹式呼吸も役立ちます。

メンタルを変えるのは非常に時間がかかりますが、身体に覚えさせることで、笑顔を作れるようになるんです。

無理に作った笑顔なんて、と思われるかもしれませんが、私自身の経験で言えば、常に笑顔で声を出すということそのものが、逆にメンタルにも良い影響を与えてきたように思います。

これらのトレーニングは、1か月もあれば効果が目に見えて現れてきます。150%くらいのイメージで、オーバーにやるのがポイント。

もう一点。面接時に聞かれそうな内容は、あらかじめ想定しておくことが大事です。ああ言われたらこう返す、というようにいろいろな受け答えをシミュレーションしておきましょう。気持ちに余裕が持てれば、表情も柔らかくなりますよ。

 

声のトーンで明るくポジティブな印象に

笑顔と並んで大事なのは、声のトーンです。小さい声で話すと、自信がない、元気がない印象に。逆に、大きい声ではきはきと話すと、元気で生き生きとした感じに見えます。

内緒話って、大声ではしませんよね? 大きい声ではきはき話す人=裏表のない人というイメージにもつながります。緊張しているときは自分で思っている以上に小さい声になってしまっているので、普段話す時よりも大きい声、少し遠くにいる人に話すくらいの意識で、声量を保つように必ず意識してください。

そして、面接時の会話で面接官が見ているのは、相手のコミュニケーション能力。つまり、質問に対する答え方が重要なんです。

良い印象を残すには、「イエス、アンド」で返すこと。「そうですね。ほかにもこんな考え方があります」というような受け答えのことです。

相手の話や意見に完全に同意できるときはもちろん、異なる意見(自分の意見)を伝えるときにも、相手に押しつけがましさを感じさせませんよね。

「イエス、バット」と否定で返すと、ネガティブな印象が残ってしまいます。また、「イエス、イエス」だけの人は、信用がおけない、主体性がないと受け止められてしまう可能性もあります。

自己アピールが強すぎるのはマイナスと思われがちですが、聞かれたことに対して自分の意見をはっきりと言うのはいいことだと思います。ただ、与えられた時間がありますので、それを無視して好き勝手に話し続けるのはNGですけどね。

採用する側は、仕事の現場でその人の能力が本当に生かされるのか、という部分を見ていますから、自分の意見を言うべきときは、はっきりと言った方がいいですね。ただし、「イエス、アンド」です。

 

「面接で受かる人」になるためには、

・まずは「笑顔」で相手の警戒心を取り払う
・大きい声で話し、明るくポジティブな印象に
・受け答えは「イエス、アンド」で、意見ははっきり述べる

この3つを実践して、ぜひとも採用を勝ちとってください。

(取材協力・監修)
有限会社K・Cカナリー代表 幸慶美智子
神戸親和女子大学在学中にアルバイトでウグイス嬢デビュー。
以後、選挙活動のみならず、イベントの司会者やナレーター、各種ステージ、ブライダルなどの分野で27年に渡って活躍。250以上の選挙戦でウグイス嬢を務め、勝率9割という驚異的な実績を誇る。2017年1月に著作『10秒で必ず「印象付ける」人になる』を出版。

(インタビュー/今田 壮 構成/風来堂・根岸真理 撮影/清水信吾)