28歳女子転職のススメ
それなりに社会経験は積んできたけど、人に負けない強みと言われると…そんな不安を抱える28歳女子に、企業が求めるスキルと強みの見つけ方、教えます。
企業が中途採用に求めるのは、即戦力としての活躍。ただ、スキルや経験はあればいいというものでもない。「知識や経験が豊富だと、自分のやり方や固定概念に囚われることも多々あります。けれども、28歳前後の方だと社会人歴は10年未満の人がほとんどで、自分のやり方にそこまで固執することなく、新しい環境にすんなり染まることができる。企業にとってはとても魅力なんです」(弓さん)。また、女性の場合、30歳を目前に自己分析を始め、これまでの経験やスキルが整理(棚卸し)できている場合が多いそう。つまり、“すぐに活かせる経験やスキルがあり”、その企業のカラーに“染めやすい”という、企業にとってはこの上ない“魅力女子”なのだ。
“社会人基礎力”とは、経済産業省が提唱する、仕事をしていく上で重要な基礎的な能力のこと。大きく分けて3つあり、12の要素から構成される(右表)。「企業はこの能力を備えているのを前提に、その上で必要なスキルや、仕事に対する意欲を見ています。もちろん、これらすべてが必要は訳ではなく、バランスよく持っていることが大切です」(弓さん)。
では、その上で企業が期待することとは何だろう?「これまで積んできた経験やスキルを、その企業でどのように活かせるかの“適応力”は見られます。さらに、目的意識や意欲的に取り組む姿勢はもちろん必要です」(弓さん)。また、国の施策でもある“ダイバーシティ”の推進を背景に、今後企業での女性管理職の活用はますます活発化すると予想される。「管理職候補としての資質を見る企業は増えるでしょうね。特に社会人基礎力にある“発信力”や“主体性”。これらを、過去の経験と結びつけて具体的にエピソードで語れると説得力があります。例えば販売員の方が、“どうやったら売れるだろう?”と考え実行すれば、それは立派な“主体性”となるのです」(弓さん)。
企業が28歳女子へ求めるスキルはそれなりに高い。けれども、これらは今までの社会経験や担当した業務の中から必ず置き換えることができるはずだ。自分の経験から強みを見つけるには、まずはキャリアを整理してみること。担当した業務を、直近から書き出してみて、その中で、自分の力を発揮できたと思うものに具体的なエピソードを加えてみよう。担当業務をスキルとして履歴書や職務経歴書に書き、具体的なエピソードは面接で話すエピソードとして準備する。常に今の業務内容を整理してスキルに結びつけられていると、履歴書や面接でも自然と自分の強みを語ることができるのだ。
【強みを見つけるキャリアカウンセリング 28歳女子 転職のススメ】 |
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