未経験から転職! 不動産営業から損害保険の営業事務へ

2014年10月16日

代理店サポートに幅広く関わるアクティブな事務。毎日が充実しています

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 東京中央支店新宿第二支社
松橋静香さん(28歳)

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 東京中央支店新宿第二支社 松橋静香さん

Profile:短大卒業後、不動産会社に営業職として入社するが、家族の入院により看病と仕事を両立するために退職。自身の経験から商品の意義を感じた保険に関わる仕事を希望し、2007年9月に現社に入社。2014年4月に契約社員から正社員に登用。

|誰かの助けになる商品に関わりたい
短大卒業後、最初の仕事は不動産会社の営業でした。私は机にじっと向かっていることが苦手なので、外に出る仕事をしようと思ったんです。終電も珍しくない忙しい職場でしたが、早く仕事を覚えたくて懸命に働きました。でも、入社半年目に父が突然倒れて入院することになって。看病と仕事を両立するために転職を決心しました。

保険に興味を持ったのも、父の入院がきっかけです。万が一のことがあったら…と不安にかられたときに浮かんだのが、父が加入していた保険の存在でした。幸い父は全快しましたが、保険はいざというときの支えになることを実感して。私も誰かの助けになる商品に関わりたいと思い、事務職を募集していたあいおい損害保険(現・あいおいニッセイ同和損害保険)に応募しました。

当社の代理店サポートが私の仕事。自動車販売会社や不動産会社、旅行会社など、代理店の業種は幅広く、自賠責保険や火災保険、旅行保険など扱う商品もさまざま。補償内容や事務手続きなどについての代理店さんからの電話照会への対応や、保険の申込書の処理、保険料の入金確認などで時間があっという間に過ぎていきます。来社された代理店さんにお会いしたり、営業に同行してこちらから出向いたりと、人と接することも多いアクティブな事務。密度の濃い毎日で充実しています。

|女性が長く働きやすい環境がある
でも入社当時は、戸惑うこともありました。保険会社特有の言葉が多く、代理店からの電話が理解できなくて先輩に代わってもらったり、社内の会議も話についていけずただ聞くしかなかったり。業務の流れを覚え、失敗も一通り経験して、仕事全体を見渡せるようになったのは3、4年目くらいからでしょうか。

今では会議でも、自分の意見が言えるようになりました。代理店支援の見直しなど、提案が認められれば採用されます。認められるとやっぱりうれしい。やりがいを感じますね。チームでは副リーダーになり、より高度な専門知識を学ぼうと昨年、FP技能検定2級を取得しました。勉強したことは代理店サポートに活かせるだけでなく、自分自身の生活にも役立つもの。公私ともにプラスになる知識が身に付くことも、この仕事の魅力です。

日中は密度濃く仕事をして、アフターファイブもしっかり楽しむ。転職して、オンとオフをどちらも楽しめるようにもなりました。夏季休暇には韓国やフィジーなど海外旅行を楽しんでいます。出産後、育児時短制度を利用して働く先輩も何人もいて、女性が長く働きやすいのも魅力。ここでずっとキャリアを積んでいきたい。そう思える仕事に出会いました。

●ある日の流れ
8:50 朝礼。
9:00 始業。業務チームのミーティング。事務手続きや書類管理の変更内容や注意点などを共有する。終了後、後輩に「わからないことはある?」と確認。自分が新人のころに味わった不安を思い出し、きめ細かなフォローを心がけている。
12:00 ランチ。
13:00 不動産販売の代理店から家財保険料の試算方法についての電話問い合わせを受ける。どういったリスクに備える補償なのかを詳しく聞き、相手の立場でわかりやすく説明する。
18:00 業務終了。

●転職before / after
・雇用形態……正社員 → 正社員
・勤務時間……9:00~22:00 → 9:00~17:00
・月給……一人暮らしできる程度 → 実家であれば趣味などにお金をかけられる程度
・休み……完全週休2日制(土日) → 完全週休2日制(土日)
・休日の過ごし方……自宅で休養、買い物 → 習い事、買い物、旅行、友達とご飯

●転職して変わったこと
前職ではスーツでしたが、今はオフィスカジュアル。おしゃれを楽しめるようになりました。職場ではみんな仲が良くて、平日夜や休日に遊びに行くことが増えたのも大きな変化。オンもオフも充実しています(松橋さん)。

●編集部より
オフィスでの撮影では、「手にピンクのファイルを持ったら?」とアドバイスをくれる女性スタッフの方もいて、同僚の皆さんににこやかに見守られながら終始、和やかな雰囲気。明るい職場風土を感じた取材でした。

取材・文/大崎直美 撮影/刑部友康