転職で給与・待遇アップをしたい!どうしたら実現できる?
賢く転職!差をつけるための面接・応募・採用のノウハウ
応募条件編:給与・待遇アップをめざす転職
Case1 転職で給与アップをめざす
転職の大きな理由が「給与アップ」であるならば、未経験職種へのチャレンジよりも、経験職種や同業の企業への転職のほうが、実現の可能性が高いといえます。採用する企業は、入社後に教育などをする必要がなく即戦力となれる人材に対しては、価値があると判断するために、現状にプラスをした給与を提示することが多いといわれています。
ただし、経験職種や同業種での転職の場合には、なぜ転職をするのかという理由が明確であることも重要です。前職ではできなかったことにも挑戦できる環境があるから、前職の経験と合致する点が多いので入社後に即戦力として貢献できると考えるから、など具体的で前向きな理由をはっきり示すことが大切です。
対して、未経験職種での転職は、一般的に転職=給与アップは厳しいとされています。なぜなら、経験が無い仕事を任せるということは、企業側からすれば、たとえ社会人経験があっても仕事をするうえでは新卒と変わらない、という考え方となるからです。
異業種や未経験職種でも、営業や事務などで幅広く様々な経験を積んでいる場合、転職先で活かせる経験や今後の展望をしっかりと伝えることで、現状維持かプラスの提示となる可能性があります。なぜならば、前職の経験を活かして新しい仕事にチャレンジする意欲や、新しい分野に取り組もうとする柔軟な姿勢などが、会社への貢献が期待できるという判断となる場合があるからです。
Case2 転職時は給与がダウンしても、経験を積むことでアップにつなげる
転職先で経験を積み昇進や昇格をすることで、結果として給与アップ、待遇アップにつなげていく、という考え方もあります。
やりたいことができる、成長につながる環境があるなど、自分にとってプラスになる要素があるならば、転職時には年収がダウンしたとしても、前向きに取り組むことができるはず。
仕事を続けるうえでの目標や、挑戦したいことがあるなど、意欲的な人は、転職=給与アップという考え方ではなく、まず希望の仕事に就くことをめざす転職をおすすめします。
Case3 転職活動で待遇アップの交渉をする
交渉をする場合に、希望条件があるからといって、いきなり面接で「私の希望年収は●円です」と自分から言うのはNG。相手から「希望の年収は?」と聞かれてから答えるのがマナーです。また、条件だけ(希望金額だけ)を提示することも避けましょう。交渉は、相手があって成立するものです。相手が回答しにくい提示の仕方は失礼にあたります。必ず、理由、自分の経験や実績を説明したうえで、「私の希望としては●円なのですが、いかがでしょうか」と伝えましょう。
ですから、まず「何ができるか」次に「何をしたいか」を考えて、長期的な視点で仕事に取り組むことも必要といえますね。