未経験から転職! スポーツコーチからライフスタイルを提案するストアスタッフへ

2014年08月07日

スタッフが思いを一つにした新店。メンバーになれた幸せを実感します

株式会社エストネーション ESTNATION二子玉川店
森井美夏さん(29歳)

株式会社エストネーション ESTNATION二子玉川店 森井美夏さん

Profile:小学1年生からスポーツを始め、全日本選手権などにも出場する選手として活躍。大学卒業後はクラブチームの指導者に就任し、小中学生を中心に幼児から大学生までの指導に約6年間あたる。スポーツ以外の世界も経験したいと考えて転職を決心。スポーツの次に好きなファッションに関わる仕事を志し、2014年3月に二子玉川店オープニングスタッフとして現社に入社。

|転職で外の世界を見てみたい
小学1年生からスポーツを始め、大学時代まで選手として活躍。卒業後はクラブチームの指導者を6年経験し、スポーツ漬けの毎日を過ごしていました。とても充実した日々でしたが、限られた世界だけでなく、もっと広い社会でいろいろなことに挑戦したいと思うようになって。それで、転職を決心したんです。

そのときに浮かんだのが、ファッションに関わる仕事でした。当時は休日や仕事帰りにいろいろなショップを巡るのが楽しみで、私にとってファッションは仕事以外の時間の中で大きな割合を占める大切な存在。その世界で働いてみたいという強い思いがあったんです。

エストネーションは、よく行くお店の中でも好きなショップの一つ。洗練された大人の空間でのほどよい距離感の接客が心地よく、洋服から小物までラインアップも幅広く充実しています。「ここに来れば何か素敵なものに出会える」とワクワクするお店なんです。絶対にここで働きたいという気持ちで面接に臨み、採用が決まったときは本当にうれしかったです。

|自分の可能性を追い続けたい
二子玉川店は、今年4月末にオープンした新店です。私はオープニングスタッフとして3月に入社し、六本木ヒルズ店で接客を1カ月経験。大型店の忙しさを最初に経験したことは、とてもいい勉強になりました。体育会系のクセが出てハイヒールで元気に走ってしまったり、お客さまの質問に答えられずお待たせしてしまったり…。お客さまには私が未経験の新人というのは関係のないこと。私の行動一つがお店の印象に影響を与えることもあります。商品や接客の知識だけでなく、スタッフとしての自覚を学んだ1カ月でした。

そして、4月は本社で新店の準備。メンバー全員で「二子玉川で一番お客さまに愛されるストアにしていくために、何が必要か?」を話し合い、スタッフ一人ひとりの熱い思いに触れて、その一員になれた幸せと責任を実感した日々でした。お店がオープンしてからは慌ただしい日々ですが、たくさんのお客さまから刺激をいただき、一日一日がとても充実しています。

二子玉川店はレディース、メンズ、キッズをそろえ、ファミリーで楽しんでいただけるお店です。“手の届く上質”なモードをテーマにオリジナル商品や国内外のブランドをセレクト。心地よくお買い物していただけるような、おもてなしの心を大切にしています。単に商品をご案内するのではなく、会話からお客さまのライフスタイルをくみ取り、フィット感のあるスタイリングをご提案する。そのコーディネートを気に入って「今日は家族で来ました」と再来店していただけたときはうれしくて、この仕事に就いてよかったと心から思います。

まったくの未経験からの転職でしたが、人生は一度きり。やらないで後悔したくないという思いで挑戦しました。失敗や課題にぶつかるときもありますが、それはすべて自分の成長に必要なこと。不安よりも、どこまで成長できるんだろうという楽しみの方が大きくて、毎日があっという間にすぎていきます。

●ある日の流れ
9:00 出勤(早番の日)。店内の清掃。
9:30 朝礼。各スタッフから担当商品の新作アイテムの説明、お客さまにご案内できるよう全員で情報を共有。
10:00 開店。二子玉川店は午前中から夕方までがご来店のピーク。楽しくお買い物していただけるよう、「いらっしゃいませ」と明るくお客さまをお出迎えする。
13:00 ランチ。
14:00 先日来られたお客さまが再来店し、以前お勧めした商品をお買い上げに。提案を覚えていてくださったことに感激する。
17:00 夕方の休憩。
18:45 勤務終了。

●転職before / after
・雇用形態……正社員 → 正社員
・給与……実家暮らしで自由にできる程度 → 一人暮らしできる程度
・勤務時間……13:00~21:30 → 9:30~21:15(シフト制・実働7.75時間)
・休み……シフト制月5日 → シフト制月9日
・休日の過ごし方……ショッピング、旅行など → 旅行、自宅でゆっくりなど

●転職して変わったこと
前職のコーチは、仕事とはいえ学生時代からやってきたことの延長線上の活動。転職して初めて働く実感を味わっています。以前とはまた違った環境は充実感があり、やりがいを感じる毎日です(森井さん)。

●編集部より
人事の方いわく「壁を壁と思わず笑顔で前進し、いつの間にか乗り越えているのが森井さんのいいところ。“チャレンジ”“ワクワク”といった言葉が似合う人です」。取材スタッフも森井さんの素敵な笑顔に、すっかり魅了されました。人との縁や得られる経験に感謝して、毎日を楽しむ。その心が幸運を呼び寄せるのですね!

取材・文/大崎直美 撮影/刑部友康