メンタリスト DaiGo「男女脳戦略で仕事のLINEコミュニケーションを円滑にする方法」

2015年03月02日

メンタリスト DaiGo
仕事の場でも使われるようになったLINE。ただ、返信が遅かったり、思ったような返答が返ってこなかったりとコミュニケーションの難しさを感じるときもありませんか? そこで、メンタリストのDaiGoさんに、生まれ持った脳の違いに人間の心理を掛け合わせた男性脳・女性脳のタイプに合わせた円滑なLINEのやりとりを教えてもらいました。

最初に右手を見て、男性脳か女性脳かをチェック!

■ 右手の薬指のほうが人差し指より長い → 男性脳
■ 右手の人差し指のほうが薬指より長い、もしくはほぼ同じ → 女性脳

女性脳は会話だと考え、男性脳は手紙と考えている

まずは、LINEというツールに対しての男性脳・女性脳の考え方の違いを理解しましょう。

【女性脳】
LINEは会話だと思っているため、すぐに返信する人が多く、やりとりが多いほど信頼感を得ます。そのため、返信がないと不安に思ってしまいがちです。

対策 → 女性脳にはできるだけ早めに返信することが信頼を築くポイントです。

【男性脳】
LINEは手紙だと考えています。ですから1~2日返事が返ってこないのは当たり前。既読になったとしても返事はあとから返せばいいや、というスタンスなので返信がこないわけです。

対策 → 緊急の連絡の場合、男性脳にはLINEではなく電話するほうがベターです。

仕事効率を良くする、LINEで仕事仲間と仲良くなるテクニック

それではLINEで仲良くなるためのテクニックを紹介します。LINEのよいところは相手とのトーク履歴が一気に見られること。今までのトーク内容でよく出てくる単語や話題を抜き出して、そこを広げればトークが盛り上がります。

【女性脳】
人とのつながりや“みんなと同じ”という感覚を重要視しています。

対策 → 話題に対して「それ知っている!」と共感する言葉を出せばトークが広がっていくはずです。

【男性脳】
プライドが高く自尊心につながる評価を欲しがる特性が強い。

対策 → よく話題にあがっているのが「車」や「バイク」など物であれば、それに興味を示したり「かっこいいですね」など褒めることで心を開いてくれます。

仕事での間違いを指摘するときは「思考の広がり方」に注意

間違いを指摘するなどネガティブな意見をLINEで伝えるとき、相手が気を悪くせず、かつスムーズに自分の意図をわかってもらいたい。そんなときは「思考の広がり方」に注目しましょう。

【女性脳】
思考が広がりやすく、指摘されたことが過去や未来にまでにリンクさせてしまいがちです。例えば、資料に間違いがあったことを指摘された場合、「前回も同じような間違いをしてしまった、成長していない。今度も間違ってしまうかも」と拡大思考でネガティブスパイラルにはまってしまいます。

対策 → 拡大思考を先回りして「現在」のことだけが頭に残るようにします。
例:「資料に間違いがあったよ。以前はうまく処理していたから今回も大丈夫だよね」と拡大思考の行き先をポジティブに変えることが大切です。

【男性脳】
一番重要なのは目の前で起こっている現在のことだけで、過去や未来の話を出すと混乱してしまいます。ですから、「この前も間違ってなかった?」とか「いつになったらできるの」など過去と未来を持ち出してしまうのはNG。

対策 → 現在、起こっている問題をシンプルに伝えること。
例:「資料に間違いがあったよ」とこれだけでいいのです。余計なことは一切言わないほうが気分を害することなく理解してもらえます。

メンタリスト DaiGoさん■プロフィール
メンタリスト
DaiGo

人の心を読み、操る技術“メンタリズム”を駆使するメンタリスト。そのスキルを活かし研修やコンサルタントを行う実業家でもある。『男女脳戦略。男にはデータを、女にはイメージを売れ』ダイヤモンド社発売中。
http://www.diamond.co.jp/book/9784478028650.html