女子の転職:面接でよくある「人事の質問のウラの意図」

2013年11月08日

人事風の男性

せっかく面接まで進んでも緊張してうまく答えられない、なんていうことはありませんか? そこで編集部が、よくある深掘り質問とそのウラの意図を解説。面接まで進んだということは、人事はあなたに興味を持っているということ。事前に研究して、自信を持って面接に臨みましょう。

【質問1】「5年後、10年後、どうなっていたい?」
→ウラの意図:「ウチの会社のこと、本当にわかってる?」

答え方:事業内容や仕事内容を理解していないと答えられない質問です。ベンチャー系企業でキャリアを築きたいのか、大手で安定的に成長したいのか…など、応募先によって回答は変わってきます。入社後のミスマッチを防ぐため聞いている場合も。

【質問2】「まったく違う環境ですが、大丈夫?(未経験で転職する場合)」
→ウラの意図:「仕事を理解してる? 本当に覚悟できてる?」

答え方:採用する企業は、あなたに「スキル」や「長く働くこと」を求め、未経験者の採用は慎重になることが多いもの。販売から事務への転職なら、お客さまと直接やりとりする立場から、人をサポートする側に回るほか、服装や言葉づかいなどのマナーも変わります。そうした変化を理解しているかを問う質問。「大丈夫です」と言いながら、不安な気持ちが顔や口調に出ないよう、事前にしっかり研究をしておきましょう。

【質問3】「マネジメント側(店長など)に立つことをどう思う?」
→ウラの意図:「会社にどんな貢献をしてくれる人?」

答え方:将来的に何が期待できる人なのかを確認する質問です。もしリーダー的な立場が苦手なら、「店長よりも、スペシャリストとして現場で売り上げに貢献したい」「教育や研修トレーナーに興味がある」など、自分なりのキャリアプランで、会社に貢献できることを伝えましょう。

【質問4】「仕事へのモットーは?」「あなたの強みは?」
→ウラの意図:仕事への取り組みチェック。「どんな仕事の仕方をしてきたの?」

答え方:仕事への取り組み方を問う質問。難しく考えずに、自分が今まで心がけてきたことを答えましょう。「ミスのないように、最後にもう1度チェックするようにしていた」「週ごとに計画を見直して効率アップを図った」など、具体的な内容でOKです。「アピールポイントは?」と聞かれる場合も同様です。

【質問5】あなたは運がいいいほう?悪いほう?
→ウラの意図:人柄チェック。「どんな一面を持った人なんだろう?」

答え方:そのほかにも、「動物(色・漢字)で例えると?」「自分を一言で表すなら?」「人に負けないと思うことは?」など、意表を突く質問は、その人のキャラクターを知るためのもの。あまり深く考えすぎずに、採用担当者との会話を楽しむつもりで、思いつくままに答えてOKです。ただし、応募先の社風もあるので、砕け過ぎには注意しましょう。

おわりに…
面接対策で大事なのは、自己分析と企業研究。これを徹底してやっておけば、どんな質問が来てもブレることはありません。質問の真意を理解して、面接を確実にモノにしましょう。