●「宇宙船を呼んでくれ」と患者さんに言われたこと。妄想でもあるが、大晦日に(家も近いのに)だれも外泊させてくれなかったというエピソードの患者さんだったので、事情を考えると複雑な気分でした。(埼玉県/38歳)
●深夜に全裸の患者さんが空きベッドに寝ていた。(神奈川県/28歳)
●患者さんが1つしかないトイレに立てこもった。(静岡県/35歳)
●夜タクシーで小児科の患者が遊びに来た。(東京都/32歳)
●術後に不穏となった患者さんが部屋に立て籠もった。様子を伺うと、尿をいれたコップを投げられた。妻に言うことを聞くという念書を無理に書かせ、部屋から何とか出したが、病室内はオーバーテーブルでドアを開かないようにし、部屋中いろんなものが散乱していた。権力者であったため、強制退院もできず、このような状況が1ヶ月ほど続いた。(愛知県/25歳)
●精神科の病院勤務のとき、患者さんのいる隔離室の一室に一緒に閉じ込められて一時間ほど出られなくなった。別の夜勤者に出してもらった。(愛知県/39歳)
●患者さんがスーパーの袋をかぶって寝ていた。(大阪府/27歳)
●徘徊患者さんが起きてきたので詰所で一緒におやつを食べた。(愛知県/28歳)
●認知症の患者さんに暴力を振るわれた。昼間はすごく温厚な方だったのに。(東京都/29歳)
●患者さんが、お見舞いにもらったお餅を隠れて食べて窒息し救急処置になった。患者さんは一命をとりとめたからよかった。(大阪府/34歳)
●夜中に患者さんがベランダにでて散歩していた。白い服を着ていてオバケ騒ぎになった。(東京都/28歳)
●ある患者さまが亡くなった時に、いきなり蛇口の水道が流れた。(東京都/29歳)
●顔のしわが気になるおばあちゃん患者さんが顔中にガムテープを貼り、真夜中に廊下をふらふら。(栃木県/35歳)
●患者さん同士が恋に落ちたらしくキスしていた。(神奈川県/25歳)
圧倒的に多かったのは“患者さまの脱走”事件。会議室に隠れていたり、ベットの下に潜っていたり、夜中に探しまわる看護師さんたちの苦労は、計り知れないものがあります…。そのほか、患者さまが亡くなられたときのスピリチュアル現象や、患者さん同士の恋の現場の目撃などさまざま! いずれにせよ、気が抜けないことには変わりはない夜勤の時間。平和に夜が過ぎることを祈るばかりです。