まだ、これといってアピールできる経験がありません。どうしたらいい?看護技術もアピールできる経験のひとつですが、それ以外にも、日々の看護を通して考えたこと、大切にしたいと思うようになったことなど、看護観の成長もアピールポイントになります。臨床経験が短くても、そこで得たこと、考えたことなどを整理してみましょう。 正直、最初の就職はあまり深く考えてなくて、失敗したと思っています。まったく違うタイプの病院、診療科に応募してもいいでしょうか。新卒時の反省も含めて、まったく違うタイプの病院、診療科に応募する理由がきちんと話せればOK。新しい病院、診療科で一から学ぶ必要があるので、そこに向けての熱意、謙虚な姿勢も忘れずに。 人間関係の悪さが原因で退職。次は職場の雰囲気のいいところで働きたいのですが、どうやって見分けたらいい?事前に人間関係を把握することは難しいものですが、面接以外に見学を申し出て、職場の雰囲気を直接、感じてみるという方法もあります。病院によっては、見学だけでなく、1日体験という形で実際に職場に入らせてくれるところもあるので、相談してみてはいかがでしょう。 再就職後、ついていけるか心配。どうしたらいい?正直、これはやってみないとわからないことですが、ブランクのある転職者のための研修を用意している病院もあるので、そうした視点で転職先を探してみるのもいいかもしれません。また、復職後は、自分より若い看護師に指導される場合もあります。それを謙虚に受け入れ、一から学び直す姿勢が持てるかどうかも復職を成功させられるかどうかの鍵だと考えましょう。 ブランク期間が長いと不利?ブランクが長いほど仕事の勘などを取り戻すのに時間がかかるのは事実ですが、一概にブランクが長い=不利とは言えません。看護は、思慮深さなど人ととしての成熟度も大きく関係する仕事です。看護から離れていた間にどう過ごしていたかを伝えることがアピールにつながると考えましょう。 いきなり正社員での勤務には不安があるので、アルバイト・パートから始めて徐々に勤務時間を延ばしたい。そんな希望を言うのは失礼?採用する側にとっても長く働いてもらえるメリットは大きいので、相談することに何も問題はありません。ただし、正社員募集のみをしているのであれば、その医療機関にもなにか事情があるのかもしれません。あくまでも『相談』というスタンスで話をしましょう。 職場復帰したいものの、まだ子どもが小さく、急な欠勤をしなければならないかも。それでも働ける?やむを得ない事情に理解を示してくれる職場は少なくありませんが、職場で自分ひとりがこうした状況だと、精神的につらくなるかもしれません。子育て経験者や子育て中の人が比較的多い職場では、お互い様という雰囲気が生まれやすい場合もあるので、転職先探しのひとつの目安にしてもいいでしょう。ただし、甘えは禁物です。 やっぱり、転職回数が多いのは不利?転職理由に一貫性があったり、転職によってなにか積み上がっているものがあったりと、それぞれの転職に意味があれば回数の多さで不利になることはないでしょう。ただし、場当たり的な転職の繰り返しは、マイナスの印象を与えてもプラスの印象は与えません。これ以上、そうした転職を繰り返さないためにも、これからの自分にとっての「軸」を見つけることが大切です。 もう失敗したくないんです。どうしたらいい?職場、仕事に求めるものがコロコロと変わると、入職後、「やっぱり何か違う」となりがち。失敗したくなければ、なぜ転職するのか、何が自分にとって大切なのかを明確にすることが必要です。例えば、2交替勤務は絶対に譲れないとか、絶対にERに勤務したいとか。あれもこれも、すべてが思い通りという条件はなかなかあるものではないので、希望に優先順位をつけ、優先順位が低い条件はどこまで譲れるかを考えておきましょう。 転職回数や経験診療科が多く、履歴書には書ききれません。なにかいい方法はない?履歴書とは別に、職務経歴書を用意するという方法もあります。職務経歴書とは、過去の実績や経験などを細かく記し、自己PRにつなげるものですから、勤務した病院・施設名や経験診療科を箇条書きにするだけでなく、そこで得た知識やスキル、経験、自分の成長をアピールすることを意識してまとめるといいですよ。
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