未経験から転職! コスメ販売からエステティシャンへ

2013年12月26日

“アットホームなサロン”にこだわって、ステキな仲間に出会いました

株式会社エステティックリセージュ
斎藤三鈴さん(24歳)

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株式会社エステティックリセージュ 斎藤三鈴さん

Profile:短大卒業後、エステ・美容の専門学校に進学し、外資系の大手化粧品メーカーに就職。百貨店内のコスメカウンターでの販売を一年半経験する。もともとエステティシャンを希望していたことと、会社の社風に馴染めなかったことから転職を決心。「アットホームで小規模なエステサロン」を条件に転職活動をして、2012年8月に現社に入社。

お客さまを体の内側からきれいにしたい
学生時代から美容に興味があり、技術が身に付くことも魅力で、エステ・美容の専門学校へ。卒業後は、外資系の大手化粧品メーカーに美容部員として就職しました。エステサロンも運営する会社で、希望すれば将来はサロンで働くこともできると聞いて入社したんです。メイクも好きだったので仕事は面白かったのですが、次第に「お客さまを体の内側からきれいにしたい」と思うようになって。ルールやマニュアルがきちんとある大企業の雰囲気にうまく馴染めなかったこともあり、転職を決めました。

次はエステサロンで働きたい。それも、アットホームなプライベートサロンがいいと思い、『とらばーゆ』で見つけたのがリセージュです。入社2年目に入った今は、「この方はここを念入りに」と、お客さまの体に合わせた施術ができるようになりましたが、デビューしたてのころはとにかく必死。オーナーや先輩から研修をしっかり受けてお客さまを担当するのですが、完全個室制なので施術中はすべて自分で考えなくてはいけないのです。緊張と、体力を使うマッサージとで、お客さま以上に汗だくになっていました(笑)。でもお陰で鍛えられましたし、個室制だからお客さまとゆっくりお話ができる。それがいいなと思います。

どんな仕事をするかも大事だけど、どんな仲間と働くかも大事
お客さまの年代は10代から70代までさまざま。「ここに来て元気になった」とか「気持ちよかった」と言っていただけると、エステティシャンになってよかったと思います。帰るときにお客さまの表情が明るくなっていたり、痩身の効果がわかるときも嬉しいですね。痩せて自分に自信がつくとメイクや服装が変わって、オーラまで違ってくるんです。家にこもりがちだったのが、あちこち外出されるようになって、生活まで変わる方もいます。「人をキレイにしたい」という思いで転職しましたが、エステはこんな風に人を変えることもできる。このやりがいは、やってみるまではわかりませんでした。

実は仕事以外の変化もあって、今年、結婚したんです。サロンには結婚しているスタッフがほかにもいますし、店長は小学生のお子さんのママ。リセージュを立ち上げたオーナーは、技術の面でも、働く女性としても尊敬する存在です。素敵な先輩や同期と出会えたことも、転職してよかったことの一つです。前の職場ではプライベートの話はあまりしなかったのですが、今は何でも話しますし、みんなでご飯に行ったりすごく仲良し。私にはやはりアットホームなサロンが合っていたんだなあと思います。仕事内容も大事ですが、どんな仲間と働くかも大事。仕事も職場の人間関係も、いろんなことがぴったりはまって、すごく居心地がいいです。

●ある日の流れ
10:00 出勤。サロン内の清掃。
10:30 朝礼。チラシ配布やキャンペーンの実施予定など連絡事項を共有。
11:00 開店。痩身で週1回通うお客さまが来店。2時間かけて施術する。「着たかった服が着られるようになった」と聞き、効果を実感。「目標まであと少しがんばりましょう」とお話しする。
13:00 ランチ休憩
15:00 予約のない時間はエステ用品の在庫確認、発注などの事務業務。その後、スタッフ同士でマッサージの
自主練習。
19:40 終礼
20:00 勤務終了(土日の場合)

●転職before / after
・雇用形態……契約社員 → 正社員
・給与(月収)……20万円以上 → 22万円以上
・勤務時間……10:00~20:00(シフト制、実働8時間) → 10:00~22:00(シフト制、実働8時間)
・休み……月10日 → 月8日
・休日の過ごし方……友だちとご飯 → ショッピング、ヘアサロンに行く

●転職して変わったこと
今の仕事では髪の色やメイクなどに厳密な決まりはなく、ある程度自由。自分なりに工夫できるので、ヘアサロンによく行くようになり、コスメもあれこれ試すように。いろいろな意味で、自分らしく働けるようになりました(斉藤さん)。

●編集部より
会社の選び方は新卒時の就職と転職とで変わってきますよね。新卒時の就職と転職との一番の違いは、実際に働いたことで、自分にとって何が大切かわかったうえで応募先を見極められるということ。斉藤さんの場合のそれは、家族のような関係になれる小規模サロンで働くことでした。みなさんの大切なものは何ですか? 人と比べるのではなく、自分に正直になって見えてくるものがきっとその答え。年末年始、自分とゆっくり向き合ってみてもいいかもしれません。

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取材・文/大崎直美 撮影/刑部友康