転職トレンドレポート2012:美容師・ヘアサロン系

答えてくれた女子23名のプロフィール

○平均年齢:29.1歳 ○転職回数:平均2.4回 ○正社員:100% 
○未婚:87.0% 既婚:13.0% ○子どもなし:82.6% 子どもあり:17.4%

※2012年3月マクロミル調べ。美容師・ヘアサロン系職種(美容師・理容師 ※アシスタント含む・レセプショニスト・受付など)に就く関東・東海・関西在住の正社員の女性23名。

今の仕事について教えて。

残業は月10時間未満、年収は200〜300万円がボリュームゾーン

年収は?

「年収」グラフ

1カ月の平均残業時間は?

「残業時間」グラフ

やりがいを感じるのはどんなとき?

お客さまをキレイにして喜ばれる瞬間が一番!

「やりがいを感じるとき」グラフ
  • お客さまが希望するテイストと予算面の両方が自分の提案したコーディネートによって解消されたとき。それにより、お客さまが満足な1日を過ごして頂けたこと。(27歳/ヘアメイク・着付けスタッフ/正社員)
  • シンプルですが、お客さまから指名をいただき「ありがとう」と言われたとき。(29歳/美容師・理容師 スタイリスト・施術者/正社員)
  • ブライダルのヘアメイク着付けをしています。やはり、お客さまにとって一生に一回のメインイベントのお手伝いをしているということはやりがいにつながりますね。(30歳/その他美容師・美容系ワーク/正社員)
  • 仲良くしてくださっているお客さまから、私が施術したカラーが「理想の色でした」と言っていただけたとき。(22歳/美容師アシスタント・中間生/正社員)

今回、プロフィールを見ると回答者全員が正社員。年収は200〜300万円がボリュームゾーンと、やや少なめではありますが、その分、残業はあまりないようです。「美」を提供する業務だけあり、やりがいを「お客さまがキレイになって喜んでくれたとき」と答える人が多数。仕上がりがお客さまにも施術者にも目に見えて分かるため、その場の素直な反応は何よりのやりがいになるのでしょう。また、それにより指名が増えたり、リピートのお客さまが増えることで自分の自信にもなっていくみたい。ブライダル専門で働いている人からは「一生に一度のお手伝いができてうれしい」なんて声もありました。

転職活動について教えて。

応募、面接、内定すべて1社が半数超え!

応募社数

応募社数グラフ

面接社数

面接社数グラフ

内定社数

内定社数グラフ

活動期間

活動期間グラフ

今の仕事を選んだ決め手は?

"好き"な分野で手に職をつけたい!

「今の仕事を選んだ理由」ランキング

転職先を選ぶ際に重視したことは?

長く続けたいからこそ条件を重視

「転職先を選ぶ際に重視したこと」ランキング

面接や書類でアピールしたことは?

  • 前にいたお店での指名の多さなどの実績プラス、忙しい日は1人でお店をまわしたことがあるなど、具体的なアピールポイントを面接で強調した。(29歳/その他美容師・美容系ワーク/正社員)
  • 美容業界の経験だけでなく、学生時代にいろんな職場で研修やアルバイトをした実務経験もアピール。そして、履歴書は時間をかけてとても丁寧に書くので面接時に褒められます。(27歳/その他美容師・美容系ワーク/正社員)
  • 履歴書だけでは伝わらないので、面接で実際に技術をやって見せた。(32歳/ヘアメイク・着付けスタッフ/正社員)
  • 経験者なので、すぐに即戦力になれる技術があることをアピール。それだけでなく、物腰をやわらかく、かつ、堂々とした態度で安心感を与える雰囲気を出すように。(32歳/美容師・理容師 スタイリスト・施術者/正社員)

資格を持っている強みはあるにせよ、応募、面接、内定社数は1社が半数以上。活動期間も約1ヶ月が半数を占めるというスピード転職者がほとんど。転職の理由としては、一生、美容の仕事で食べていくという覚悟があるからこそ、より自分が希望する条件がかなう現場にいきたい!という思いが強いみたい。また、もっと多くの知識や経験を積みたいと自らのスキルアップを目指しての転職もあるようです。そのためには、今までの実務経験や実績をアピールすることは必至。また、接客業に必要とされる笑顔や話し方をはじめとする、お客さまから信頼される雰囲気を面接で出すことも大切でしょう。

転職してみて、どうだった?

ズバリ、この仕事のメリットは?

自分が好きなことを仕事にする楽しさ!

「この仕事のメリット」ランキング

この仕事に必要だと思うことは?

お客さまとの距離感のはかり方が大切

「仕事に必要なこと」ランキング

この仕事、大変だと思うことは?

  • 前いた店と時間の配分がまったく違う忙しい店に転職。1日中立ちっぱなしで、スタッフと世間話さえできないハードな毎日に疲れが…。(32歳/美容師・理容師 スタイリスト・施術者/正社員)
  • 流行を知らないとならないので、どんなに経験があっても勉強を続けなければならない。また、月に1度休みの日には講習に行かなければいけなく、結局、毎日が仕事。(39歳/美容師アシスタント・中間生/正社員)
  • 美容業は人との関わりが大切。なのでお客さまとの距離感やバランスの難しさに悩むことも。(29歳/美容師・理容師 スタイリスト・施術者/正社員)
  • 売上ノルマを課せられているので、ストレスがたまる。営業と技術、2つの業務をかけもちするのはやっぱり大変。(27歳/ヘアメイク・着付けスタッフ/正社員)

やはり、この仕事のメリットは"好きなことに関わる楽しさ"。自分が好きなことを続けられる、そしてお客さまに喜んでもらえることは何よりのメリットなのでしょう。そして、大変なこととしては、接客業では常に上位にあがる人間関係。お客さまとの距離が近いからこそ、ストレスを感じることも多いみたい。そこに、ノルマを課せられることもあり「もっと技術を磨くことに打ち込みたいのに、店からは営業活動に重きをおけと言われて大変…」と2つの思いで板ばさみになることも。「繁忙期には1日中立ちっぱなしで足腰がキツイ」「肩こりがスゴイ」と体力的なツラさと、どう向き合うかを課題にしている人も多くいました。

文/中屋麻依子 デザイン/Studio PAWOZ

【職種別 転職トレンドレポート】美容師・ヘアサロン系の仕事

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