転職トレンドレポート2012:ファッション・アパレル・コスメ・販売系
答えてくれた女子97名のプロフィール
○平均年齢:29.8歳 ○転職回数:平均2.4回 ○正社員:63.9% ○契約社員:25.8% ○派遣スタッフ:10.3%
○未婚:82.5% 既婚:17.5% ○子どもなし:96.9% 子どもあり:3.1%
※2012年3月マクロミル調べ。ファッション・コスメ系職種(販売スタッフ、デザイナー、パタンナー、MD、バイヤー、生産管理)に就く関東・東海・関西在住の正社員・契約社員・派遣スタッフの女性97名。
平均年収は271.7万円、残業は10時間未満が大半
販売の醍醐味は「お客さまの喜ぶ顔が見られる」こと
- 朝、きれいにディスプレイした商品を手に取り購入していただけたときはうれしくなります。そして、接客して「あなたに聞いてよかったわ」とおっしゃっていただけたとき、やっていてよかったと思いますね。(29歳/アパレル販売)
- お店全体の売り上げをクリアすること。当社では一人一人の販売力がチェックされ、販売力次第で時給や勤務時間が変わる制度があるので、日々お店の中で売り上げ1位をとることがやりがいになっています。(25歳/コスメ販売)
- パッケージのリニューアルに伴い、 それまで年間100個程度しか売れなかったものが、10万個の出荷になったこと。(34歳/アパレルデザイナー)
- 店長として、ひとつのお店を任されていること。(30歳/アパレル販売 店長)
- お客さまのありがとうの言葉。 お買い上げ頂いたコーディネートで後日来店されて、とても満足いただいた。(29歳/アパレル販売)
正社員・契約社員が9割、派遣スタッフが1割という雇用形態で、年収は200万〜300万円未満がボリュームゾーン。セール時期などの繁忙期になると残業が増えることもあるけど、それ以外は残業が少ないため、プライベートが充実できるという声も。やりがいについては、「お客さまが喜んでくれるのを見るとうれしい」「お買い上げいただいたコーディネートで後日、来店してくれた」など、目に見える結果がやりがいにつながると答えた人がとても多かったです。また「売り上げ目標を達成して給料がUPした」と、自分の頑張り次第で、給料が上がることも大きなメリット!
面接会社を絞り込み、短期集中の活動が合格のポイント
経験者が半数以上占めるも、1/4は事務職など未経験からの転職
やっぱり"好き"な仕事に携わりたい!
半数以上がやりたい仕事を第一条件に
- 職務経歴書を作成する際に、人事の方に見やすいように項目立てて箇条書きにし、面接では企画提案など可能か質問して仕事への意欲をアピールした。(30歳/アパレルショップ店長)
- 別の職種への転職だったので、書類には今までしてきたことを、次の仕事でどう生かしていくかを具体的に書いた。(28歳/アパレル販売)
- 面接の前に、あらかじめその会社のショップにお客として何度も来店してリサーチ。面接時には、入社したらしてみたいことや自分についてくれている顧客のことを、積極的にアピールした。(23歳/アパレル販売)
- 転職したい希望のブランドの店舗をいくつか回って、履歴書を送る際に一緒にレポートを提出した。(29歳/アパレル販売)
応募・面接ともにほぼ1〜2社程度で内定をもらう人が多数。勝因は自分が好きなブランド、働きたいお店に絞り込んで転職活動を行っているから! 未経験者でも、面接前にお店に足を運んで情報収集をしたり、職場の雰囲気をチェックしたり、事前リサーチができることもポイント。そして、今の職場を選んだ理由は「希望の職種だったから」という声が半数以上で"好きなことを仕事にしたい"と思う人が多いことがわかります。そして、みんなが意外と重要視していたのは書類を丁寧な字でわかりやすく書くこと。基本的なことこそが、合格の第一歩!
"好き"だからこそ続けられるし楽しい!
仕事の基本はやっぱり"コミュニケーション"
- お店が朝10時から22時までなので、勤務時間がバラバラで不規則なため、体調を整えるのに気をつかう。(35歳/アパレル販売)
- 短いサイクルで常に新しいデザインを考え、それが売れるように数字で結果を出さなければならないこと。そして、残業が多いこと。(33歳/デザイナー)
- いくら成績を上げても、爆発的に給与が増えることはほぼない。また、結婚したら続けられない仕事だし、だからといって今の職種以外に活かせるスキルもないので、そういうことを考え始めると、大変な仕事だと思う。(28歳/アパレル販売)
- お客さまによって響く言葉・嫌な言葉があるので、選びながら会話することが難しい。(25歳/アパレル販売)
転職後の声を聞くと、やっぱり「好きなことに関われる」ことに最大のメリットを感じている人が半数以上。シフト制のため、仕事とプライベートがきちんと分けられる、接客業で身に付いたコミュニケーション能力が今後に活かせるなんて声も。ただ、その半面、話が合わないお客さんに出会ってしまったり、セール時などの繁忙期には残業になってしまったりと大変なこともあるようです。「1日中、立ちっぱなしなので腰や脚が痛い」と訴える人もちらほら。コミュニケーション能力だけでなく、忍耐力も必要な要素みたい。
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