「ミラクル接客術」で売れ続ける販売員になる!
販売やサービス業でなかなか結果が出ない、なんて悩んでいる方、必見。アパレル販売員として年間1億円の売り上げを達成した接客販売講師、たかみず保江さんが考案した「ミラクル接客術」の基本の「き」を教えてもらいました。
売り上げに直結するのは笑顔
販売員をはじめ、人とコミュニケーションをとる仕事で結果を出すために一番大切なのは「笑顔」です。そんなの当たり前、と思ったかもしれませんが、アナタはきちんとした笑顔が作れていますか? マニュアルにあるような“広角を上げて歯を見せる”だけの笑顔ではお客さまの心をつかむことはできません。それではどのような笑顔がいいのでしょうか。
① 安心できるほほえみ
② 「キレイ」より「親しみやすさ」
お客さまの前に立つならばキレイで完璧な笑顔を作ろうと思いがちですが、これが大きな間違い。場合によってはこのキレイすぎる笑顔がお客さまの心をひかせてしまう可能性があります。例えば、赤ちゃんが笑顔になった時、見ているこちらまでも自然に笑顔がこぼれますよね。ミラクル接客術ではこの笑顔が基本だと考えています。思わずこちらまで笑顔になってしまうような親しみがこもった笑顔でお客さまをお迎えすると、相手が安心感を抱き、心を開いてくれるようになります。ポイントは愛おしい人を思うような笑顔。大好きな家族や友人、ペットなどを思い浮かべてみてください。
結果が欲しいほど「急がば回れ」
売り上げ達成のため頑張れば頑張るほどうまくいかない…、お客さまに少しでも興味を持ってもらうおうと話しかけ続けているけれど、いまいち会話が盛り上がらない…。これはアナタの焦りがお客さまに見えているからかもしれません。販売員の中には沈黙を恐れるあまり「今日はお休みですか?」「どのようなものをお探しですか?」など、矢継ぎ早に質問をする人を多く見かけます。お客さまの返答には耳を貸さずに一方的に話すのは販売員失格ですよ。
① 焦っているときほど商品以外の話から
② 「売る」のではなく「心に寄り添う」
数字を上げたいなど結果を出したいときほど、結果の事は置いてお客さまに接することが大切。焦る心が前面に出るとお客さまも「売りつけられる」とガードをしてしまいます。「売る」よりもお客さまの気持ちに共感し心に寄り添って「サポートする」という気持ちで接客をしてください。
忙しさに気を取られてつい忘れがちになる当たり前のことを、当たり前に行うことがミラクルにつながる秘訣だとたかみずさんは言います。基本であるお客さま目線の言動と親しみを込めた笑顔で売れる販売員を目指しましょう!
■プロフィール
たかみず保江
接客販売講師、ブライトスターUniversity代表。販売員としてスタートし大きな売り上げを挙げカリスマ販売員として活躍。その経験を活かし、現在は販売員の接客向上に向けた研修や講座を開催。著書『売れ続ける販売員になるための「あきらめないこころ」のつくり方』がある。
http://mirakurujyuku.com/