その応対、間違っていませんか? ビジネス電話応対チェック

2014年10月21日

その応対、間違っていませんか? ビジネス電話応対チェック

毎日の仕事に欠かせない電話応対。日々のことだから慣れたものと、当たり前のように応対している言葉遣い、本当に正しいですか? 改めてチェックしてみましょう。

担当者が休みの場合の応対

× → 「●●は本日お休みを頂いております」
 → 「●●は本日休みを取っております」

「頂く」だと電話をかけてきた相手のおかげで休みをとれたという表現になるため、そこまでへりくだらなくてもいいでしょう。「休みをとっております」「あいにく休んでおります」程度でOK。その後に「明日は出社しますので、代わりにご要件を承ります」などのフォローを入れることを忘れずに。

相手の名前を聞きたい場合の応対

× → 「お名前を頂戴できますでしょうか?」
 → 「お名前をうかがえますでしょうか?」

この「頂戴」は「もらう」や「受け取る」の謙譲語のため、名前や電場番号を聞く際に「頂戴」を使うのは文法的に間違っています。

電話をかけた際の最初の応対

× → 「もしもし、お世話になっております、○○会社の△△ですが」
 → 「お世話になっております、○○会社の△△ですが」

電話をかけた際、冒頭で口癖のように「もしもし」を使っていませんか? 「もしもし」は「申す、申す」の略語であり、ビジネスシーンではふさわしくない言葉。代わりとしては、「いつもお世話になっております」「お忙しいところ恐れ入ります」などがよいでしょう。

電話をかけて相手が不在だった場合の対応

× → 「こちらから折り返しお電話いたします」
 → 「こちらからお電話いたします」

意外と使い方を間違えがちな「折り返し」。「折り返す」とは電話を受けた方が、かけ直すときに使う言葉で、かけた側が使うのは間違いです。何時ぐらいに戻るかなどを聞いたうえで「のちほどお電話させていただきます」と、こちらから再度かけるようにしましょう。

いかがでしたか? うっかり使っている言葉があった人は要注意。毎日の業務だからと、ちょっとおざなり になってしまうことも多い電話応対だからこそ、きちんとした話し方を心がけるだけで、周りから一目置かれるはずですよ。