あのときめきをもう一度！昔ハマった少女マンガガイド
女子なら一度はときめいた少女マンガ雑誌「りぼん」や「なかよし」が今年で創刊から60周年を迎え、今再び少女マンガが注目を集めています。
今回はU29女子が、当時キュンキュンしながらページをめくった懐かしの少女マンガを、小学校時代、中学校時代、高校時代にわけて振り返ります！
今、少女マンガがアツい！
U29女子がティーンの頃、クラスで人気を2分する勢いだった王道少女マンガ雑誌「りぼん」と「なかよし」。
今年60周年を迎え、懐かしのキャラクターグッズの販売やファッション誌とのコラボ企画など、イベントもたくさん用意されています。人気が再燃している今、かつて胸をときめかせたマンガを振り返ってみましょう。
ちょっとありえない設定も醍醐味！小学校時代にハマったマンガ
【『美少女戦士セーラームーン』竹内直子先生（なかよし）】
U29女子が小学生時代、夢中になった少女マンガの代表格といえばセーラームーン。20年以上経った今でも人気が衰えない超人気作品です。現在でも、新アニメの放送やコスメメーカーやアパレルメーカーとのコラボ商品発売など、連載終了から約20年経っても私たちにときめきを与え続け、変わらない魅力を放っています。
【『ママレードボーイ』吉住渉先生（りぼん）】
日曜日の朝放映されていたアニメを見ていた方も多いはず。遊と銀太どっちを選ぶかでクラスの女子で盛り上がったりしましたよね！？ それぞれの親が離婚して全員一緒に暮らすという現実ではありえない斬新なストーリー展開と、「もしかして、兄妹同士で好きになってしまった！？」という少女マンガならではの試練にもドキドキしました。
【『ご近所物語』矢沢あい先生（りぼん）】
服飾の専門学校が舞台というおしゃれなシチュエーションに憧れました。このマンガがきっかけでファッションデザイナーを夢見た人もいるのではないでしょうか。主人公の実果子とツトムの「気になるのに素直になれない…」という、幼なじみの微妙な距離感は、今思い出しても甘酸っぱい気持ちになれます。
個性豊かな登場人物に夢中に！中学校時代にハマったマンガ
【『ピーチガール』上田美和先生（別冊フレンド）】
根はマジメだけど、ギャルっぽい外見がコンプレックスの主人公ももが、イケメンのカイリと幼馴染のとーじの間で揺れるラブコメ。見た目は清純そうなのに小悪魔キャラのさえや、頼れる操などサブキャラも丁寧に描かれ、女子を魅了しました。
【『恋愛カタログ』永田正美先生（別冊マーガレット ）】
主人公の実果は恋に憧れる普通の女の子。のちに恋人になる高田くんとの出会いは合コンというリアルな設定。自分の姿を重ね合わせながら読んだ女子も多いのでは？自由奔放な妹の種ちゃんや、外見を気にしている郷右近さんなど女子のコンプレックスあるあるネタは今読んでも共感できます。
【『NANA』矢沢あい先生（Cookie）】
クラスの女子の大半が持っていた少女マンガといえば『NANA』。同じ名前だけどタイプの違う小松奈々と大崎ナナが上京し、ひょんなことからルームメイトになるところから物語がスタート。ナナの所属する「BLACK STONES」とナナの恋人の本城蓮が所属する「TRAPNEST」のメンバーとの恋愛模様や、個性的なファッションが中学生の心を鷲掴みにしました。
作者の病気療養のため現在は休載中ですが、ファンとしては早く続きが読みたいところ。連載再開も楽しみですね。
等身大の恋に共感！高校時代にハマったマンガ
【『ラブ★コン』中原アヤ先生（別冊マーガレット）】
小泉リサ（身長172cm）と大谷敦士（身長156.2cm）の身長差のある二人が主人公。関西弁のノリの良い2人が友人から恋人に変わる瞬間にときめいたものです！屋上での不意打ちのキスシーンは何度読み返してもキュンとしてしまいます。
【『君に届け』椎名軽穂先生（別冊マーガレット）】
現在も連載が続く人気作品。アニメや実写映画にもなりましたね。付き合うまでのドキドキや、付き合ってからの心の動きなど、繊細な表現が魅力。恋愛だけでなく、友情や進路など高校生時代に誰もが悩む出来事も丁寧に描き、多くの女子の共感を呼びました。
【『潔く柔く（きよくやわく）』いくえみ綾先生（Cookie）】
数話完結のオムニバス形式で描かれた作品。それぞれの登場人物のエピソードが切なくて心に刺さります。恋愛はもちろん、女性同士の嫉妬や友情にも思わず共感。1人ひとりの感情が丁寧に描かれていて、切なさで胸が締め付けられたものです。2013年には長澤まさみ主演で映画化もされました。
かつて胸をときめかせたマンガは、今読み返しても甘酸っぱいキュンとした気持ちが蘇ってきます。また、大人になった今なら、少し違った視点で楽しめるかもしれません。夏休みの帰省時に、実家にある懐かしのマンガのページをめくってみませんか？
（川島聡子）