働き女子のキレイに効く☆スムージーレシピ

2014年08月11日

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毎日暑くて食欲がダウン、という人も多いのでは? でも夏の不摂生は、秋にしっかり返ってきます。そうなる前に! 忙しい働き女子におススメなのが、最近話題のスムージー。ベジフルボディデザイナーmoccoさんに、夏にピッタリのレシピを教えていただきました。

スムージーとは野菜・果物を凍らせ、水を加えてミキサーにかけたもので、冷たいシャーベット状のドリンクが一般的。でも、「女性の身体に冷えは大敵。今回ご紹介するのは、余分な水は加えず常温でいただくレシピです。スープもスムージーととらえると、幅が広がりますよ」とmoccoさん。

食事にもなり、ビタミンやミネラルを手軽に取れる一品。暑さに参っている身体を、中から癒やしてあげましょう!

忙しい朝に☆リコピンガスパチョ

「忙しい朝は、前夜に仕込める冷スープ、ガスパチョがおススメです」とmoccoさん。野菜・果物の色が持つ働きに注目して、テーマカラーは「赤」。赤い色素・リコピンのパワーで、一日の元気をチャージできるレシピです。
01
【材料/2人分】
aトマト 中1個
aタマネギ 1/8個
aパプリカ(赤または黄) 1/4個
aスイカ 1切(120g程度)
bキュウリ 3㎝
bセロリ 3㎝
bパセリ 1枝
レモン汁 1/4個分
塩 小さじ1/4
オリーブオイル 適量
アボカド 1/4個(飾り用)
ミニトマト 2個(飾り用)

【作り方】
1.aは適宜、皮をむいてヘタや種を取り、一口大にカット。bも同様に切る。パセリは飾り用に少し取り分けておく(パプリカは栄養豊富なワタ、種も使います)。
2. 水分の多い食材(スイカ、トマト)から材料をミキサーに入れ、食感が残る程度にミキシング。
3.スープカップによそい、アボカド(一口大)、ミニトマト(縦に4つ割り)、パセリ(みじん切り)を飾る。

★キレイに効くメモ
トマトに含まれる「リコピン」は、強い抗酸化作用を持つ色素。毎日の生活で体内に発生する活性化酸素による身体の老化を防ぎ、女子にはうれしい美肌・美白効果も期待されます。油分と一緒に食べると吸収率が高まる性質を活かしてオリーブオイルとアボカドを使う、理にかなったレシピです。

休日ブランチに☆ムチンスムージー

休日ブランチに☆ムチンスムージー
休日の昼は、簡単にそうめん…だけでは栄養不足。いつものメニューを、炭水化物、タンパク質、ビタミン、ミネラルがそろうバランス食に変身させましょう!

【材料/2人分】
山芋 5㎝(150g)
冬瓜 1/8個(200g)
白桃 3/4個(180g)
ハス芋 (あれば) 5㎝
木綿豆腐 40g
ショウガ 1カケ
塩 小さじ1/2
めんつゆ 適量

【作り方】
1.冬瓜は皮をむき、ワタと種ごと一口大にカット。山芋と白桃は皮ごとカットする(山芋はヒゲをガスコンロであぶり焼く。白桃の種は取り除く)。
2.めんつゆ以外の材料をすべてミキサーに投入し、食感が残る程度にミキシング。
3.小鉢によそい、めんつゆで好みの味に調整する。冬瓜の皮やスライスした白桃、ハス芋などをトッピングにしても。
※塩、めんつゆを加えなければ、飲み物としても楽しめます。

★キレイに効くメモ
山芋のねばねば成分「ムチン」には、胃の粘膜を保護してくれる働きがあります。冬瓜は、薬膳では身体の余分な熱を取るとされる野菜。冬まで保存できることから「冬瓜」と呼ばれますが、実は今の時期にとれる夏野菜です。ハス芋は芋ではなく茎を食べる珍しい野菜で食物繊維が豊富。一般にはあまり流通していませんが、見かけたら挑戦してみてください。

ディナーに☆クロロフィルプレート

ディナーに☆クロロフィルプレート
夕食は一皿で済ませたい!という日もスムージーが大活躍。主食(麵)と主菜(魚)、野菜がワンプレートでとれる、スグレモノのレシピです。

【材料/2人分】
aキュウリ 5㎝
aゴーヤ  3㎝
a小松菜 1株(30g)
aオクラ 2本
aモロヘイヤ 3本(20g)
aアボカド 1/2個
aパセリ  1枝
aキウイ  1個
オイルサーディン(缶詰)2切れ
パスタ(乾麺) 100g
塩   小さじ1/2

【作り方】
1.aはキウイのみ皮をむき、ほかはすべて皮、種ごと一口大にカット。食感が残る程度にミキシングする。
2.パスタを茹で、オイルサーディンの漬け油を使ってフライパンでサッと炒める。
3.深めのお皿に1のスムージーをよそい、パスタ、オイルサーディンの順に盛り付ける。

★キレイに効くメモ
緑色の野菜・果物に含まれる「クロロフィル」には、抗酸化作用や免疫力アップ、貧血予防などのほか、さまざまな健康効果が期待される色素。緑の野菜で一日の疲れを癒やしましょう。

最後に、moccoさんからとらばーゆ読者にアドバイスをいただきました。

● レシピは一例。自由にアレンジを
材料は何を何グラム…などと難しく考えず、そのときあるものを使って自分だけのレシピを見つけるのがスムージーの楽しさです。今回の3品もあくまでも一例。ぜひ自由にアレンジしてください。

● 食感を残し、「噛んで食べる」スムージーを
食事で大切なのは、噛むこと。よく噛むことで満腹中枢が働いて食べ過ぎを防ぎ、脳細胞も活性化、食材の本来の味わいも楽しめるなど、噛むことには多くの効用があります。ミキシングは食感を残す程度にとどめ、「噛んで食べる」スムージーを楽しみましょう。

● 食事だけに頼らない
キレイをつくる5つのポイントは、「食・運動・睡眠・呼吸・姿勢」です。「食」と適度な「運動」のバランスが、質のいい「睡眠」につながります。腹式で「呼吸」し、背筋を伸ばして「姿勢」を正せば、五感が研ぎ澄まされて自分に必要なものが見えるように。といっても難しく考えず、できることから始める意識と続ける習慣が大切。それが内面を充実させて外見のキレイにつながり、やがて“自分デザイン”の生き方になっていくのです。

ベジフルボディデザイナーmocco
■プロフィール

ベジフルボディデザイナーmocco

シニア野菜ソムリエ、アスリートフードマイスター。
なりたい自分に近づくための生き方として、「食・運動・睡眠・呼吸・姿勢」の5要素を見直すことを提唱。心と体のバラスを整え、本来の感性を研ぎ澄ますための考え方や手法を広める活動を展開している。