職場で使っていませんか?「メール敬語」間違いチェック
職場で毎日メールを利用している人も多いでしょうが、間違った敬語を使っていませんか? 自分では正しいと思っていても、実は誤った敬語を使っているかも。間違いがちなメール敬語を紹介します。
×「了解しました」
→○「承知しました」
使っている人、多いのではないでしょうか。「了解」は上司が部下に使うならOKですが、目上の人に対して使う言葉ではありません。「承知しました」「かしこまりました」などが丁寧で良いでしょう。
×「ご連絡させていただきます」
→○「ご連絡いたします」
「させていただく」は相手の許可やへりくだった気持ちを伝える表現。ですから、了解を得る必要がない場合に使っては間違い。同じく「拝見させていただきました」「お引き受けさせていただきます」などもNGです。
×「ご覧になられましたか?」
→○「ご覧になりましたか?」
これは二重敬語。「見る」の尊敬語の「ご覧になる」と「~られる」が重ねて使われているため間違いです。
×「うかがわせていただきます」
→○「うかがいます」
アポイントの約束などで使いがちな言葉ですが、これも二重敬語。「うかがう」と「いただく」が重なっているため間違った日本語です。
×「いかがいたしますか?」
→○「いかがなさいますか?」
相手の都合を聞くこの言葉も間違い。「いたします」は「する」の謙譲語のため主語が相手になる場合は尊敬語を使うのがベターです。
×「とんでもございません」
→○「とんでもないことです」
「とんでもない」までが一つの形容詞ですから、「ない」を「ございません」に置き換えることはできず、日本語として間違いとなります。
うっかり使っている言葉はありませんでしたか? 敬語の使い方ひとつで、相手からの印象は変わるものです。明日から、正しいメール敬語でお仕事をサクサク進めてください。