新入社員にコレは禁句!NGワード集
新人指導は、優しすぎても厳しすぎてもダメ。接し方に悩む人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、これだけは言ってはいけないNGワードをご紹介。プロコーチの平田香苗先生に、望ましい接し方も教えていただきました。この春、新人を迎えた人は必見です!
「言われた通りにして」「早くしてよ」
こうしよう! → 何か困っていないかまずは観察する
【頭ごなしに命令するNGパターン】
会話のトーンは第一声で決まります。乱暴に切り出すのは最も避けるべきことの一つ。新人の動きが悪いときは、何かに困っていないか、まずは観察してください。「何かやりにくいことがある?」と聞くのも手。抱えている問題を取り除いてあげることが先決なのです。
「どうして~なの?」「話を聞いてたの?」
こうしよう! → 「私メッセージ」で話す
【問い詰めてしまうNGパターン】
「私メッセージ」とは、自分を主語にする言い方。対して、相手を主語にする言い方を「あなたメッセージ」と呼びます。言われた側が受け入れやすいのは前者。「まだできないの?」は、「私の説明がわかりにくかったかなと思うんだけど、どうかな?」と言い換えてみましょう。相手のせいだけにしないことがポイントです。
「もういいよ、私が自分でやるから」「あなたは何をしてもダメね」
こうしよう! → 「行動」に限定して話す
【拒否する・人格を攻撃するNGパターン】
「注意するときの鉄則として、相手の存在や人格は否定しないこと。事柄と人を分け、物事や行動に焦点を当てて話すようにしてください。例えば、「あなたの話はいつも要領を得ない」ではなく、「今の話の○○について、もう少し説明してくれる?」と言えば相手は傷つきません。相手が心を開く信頼関係を築くことが大切です。
■ プラスポイント:新人の上手な叱り方
・ 相手の可能性を信じる。
・ 最初は「教える」。成長してきたら「考えさせる」。
・ 叱ることは1つに絞る。
・ 叱った後のフォローまでが1セット。
・ 小さな進歩でもほめる。
いかがでしたか? 人を育てることは、自分の成長にもなること。先輩としても一皮むけて、新人に慕われるステキ女子を目指しましょう!
■プロフィール
平田香苗さん
Karika Coaching代表。生命保険会社、コンサルティング会社を経て、2008年にコーチとして独立。パーソナル・コーチングおよびシステム(チーム)・コーチングのほか、企業研修や女性向けワークショップの講師・ファシリテーターを行う。
オフィシャルサイト : http://www.karikacoaching.com/