迷っていないで今すぐ実行!お金が貯まる体質になるはじめの一歩
貯金を目指す女子必見!今すぐ挑戦できる4つの方法とは?
<1>「財形貯蓄」なら、いつの間にかお金が貯まる!
もっとも基本的で、もっとも効果がある貯蓄法が、いわゆる「先取り貯蓄」。生活費で残ったお金を貯蓄に回すのではなく、月々のお給料をもとに生活費の予算立てをして、貯蓄に回すお金を先に決めてしまう方法です。
この時のポイントは、生活費と貯蓄分を別の口座にすること。同じ口座で管理してしまうと、お金が足りなくなった時に引き出す際の抵抗感が薄れてしまうので、使い込んでしまう可能性があります。
そこでおすすめなのが、勤労者財産形成貯蓄、略して「財形貯蓄」です。お給料から一定額を天引きし、会社と提携した金融機関に貯蓄される制度です。給与振込口座には、財形貯蓄分を差し引いた金額だけ入金されるので、そのお金の範囲で生活していれば、自然と着実にお金を貯めることができます。
財形貯蓄制度がない職場の場合は、「社内預金」などの制度があるかもしれないので確認してみましょう。
<2>こちらも王道!「自動積立定期預金」
財形貯蓄などのような制度がない場合は、給与天引きと似たような感覚で貯められる、銀行の「自動積立定期預金」を利用してみましょう。毎月決まった日に決まった金額を自動的に定期預金してくれるので、財形貯蓄と同じような感覚で貯めていくことができます。
出費が増えそうな月は定期預金にする金額を減らすことや、ボーナス月や臨時収入があった時には、積立額を高めに設定することもOK。「節約して1万円浮いた!」なんて時には、ATMやネットバンキングなどで追加の入金ができるのも嬉しいところ。少しずつお金が貯まっていく様子を通帳で確認すると励みにもなります。
<3>お金を貯める定番商品「定期預金」
「ボーナスなどまとまったお金をうまく運用したい!」そんな時には「定期預金」です。これは、預けてから一定期間は引き出せない預金で、原則として満期日まで引き出せませんが、普通預金と比べると金利は少し高くなっています。
最近は、日銀のマイナス金利政策などで「定期預金に預けても意味がない」と考える方も多いようですが、生活用の口座と貯蓄用の口座をしっかり分けておくだけでも、「お金が貯まる体質」をつくる上では効果的といえます。そもそも元本保証で安心ですし、とりあえず普通預金口座に預けておくよりも利息はあります。
また、ボーナス期になると様々な銀行で金利が優遇される“ボーナスキャンペーン”があります。このチャンスを利用するのもおすすめです。
<4>必要な買い物のためのお金なら「デパート積立」
お金は貯めたいけど、デキる女子はメイク用品や洋服、靴などの買い物は必要不可欠ですね。そんな方に注目してほしいのが「デパート積立」です。
毎月一定額を積み立てると、積立累計にボーナスがプラスされた金額のお買い物券が受け取れるというもの。1年間積み立てると約1ヵ月分が加算されるケースが多く、1ヵ月1万円を積み立てれば、1年で12万円。さらにボーナスがプラスされて、13万円分のお買い物券がもらえるといった感じです。この低金利時代になかなかない利率といえます。
他にも、ホテルやレストラン、催しなどの優待サービスなど、いろいろな特典がついている商品もあります。
ただし注意が必要なのは、そのデパート(百貨店)だけで使えるお買い物券だということ。このことをしっかり理解していれば、上手にお得なお買い物を楽しめます。
例えば、化粧品やブランドの洋服などのためにお金を貯めるなら、好きなブランドが入っているデパートの積み立てをする方が銀行で貯めるよりもずっとお得になるというわけです。
記事監修:長尾義弘(ながお・よしひろ)
NEO企画代表。ファイナンシャルプランナー、AFP。
徳島県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。1997年にNEO企画を設立。出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生み出す。新聞・雑誌・Webなどで「お金」をテーマに幅広く執筆。著書に『お金に困らなくなる黄金の法則』『保険はこの5つから選びなさい』(河出書房新社)など多数。