立ち仕事の方、注目!「姿勢美人」になって足の疲れをすっきり解消しよう!
疲れの原因は重心にあった!?
普段立っているとき、気づいたら猫背になっている。足の外側に体重をかけている。内またになっている…。なんてことはありませんか?実はこうした不自然な立ち方のほとんどが、重心の乱れによるもの。こうした立ち方は見た目もよくないうえに、疲れも溜まりやすいんです。この姿勢を美しく変えるには、重心を整えるのが一番の近道!重心が整えば自然ときれいな立ち方になり、足への負担も少なくなりますよ。
■正しく美しい立ち方とは
重心を整えるカギは、ズバリお尻にあります!無理に背筋を伸ばそうとしても長くは続かないもの。まずは上半身の土台である骨盤をしっかりと立て、重心を中心に持ってくることが大切です。お尻にえくぼを作るようなイメージで立つと、上半身も自然に整います。
お尻の割れ目を引き締めるように、分かりづらい人はお尻の穴を締めるようにしてみてください。膝が開いてしまう方は、踵とつま先をピタッとそろえた状態で行ってください。慣れてくると少し足を開いても行えるようになりますよ。
■嬉しい足ヤセ効果も期待できます。
足が太く見える原因の一つは、足についた余分な筋肉によるもの。重心がずれているとふくらはぎの横や太ももの前面と外側に筋肉がついて、ぼてっとした印象の足になってしまいます。ですが常に重心を中心に置くことを意識して生活すると、足全体の筋肉がバランスよく使われるので自然とほっそりした印象の足に!疲れにくいうえにキレイに見える、いいことづくめの立ち方ですよ。
ハイヒール女子は太ももの前をのばすストレッチを!
足をスラリと美しく見せてくれるハイヒールですが、バランスを取るのが難しく足も疲れやすいですよね。特にハイヒールは常に爪先立ちの状態なので、重心が前に移動します。そうすると体を支えるために太ももの前にある筋肉が使われます。その結果、太ももの前に疲労がたまってしまうんです。上で紹介した正しい立ち方と一緒に、太ももの前を労わる自宅ストレッチにもチャレンジしてみてください!朝・夜にきちんとストレッチをすれば疲れ方も全く変わってきますよ。
■太ももの前を伸ばす疲労回復ストレッチ
・立ったまま机や壁に手をついて、片足を折り曲げて手で持つ
・そのまま10秒間キープし、もう片足も同じようにストレッチ
このストレッチによって、太ももの前の筋肉が伸び血流とリンパが活性化!溜まった老廃物を流してくれます。
※ポイントは膝をしっかりと閉じ、踵とお尻を近づけるように行うこと。(真っ直ぐ伸ばす事)
リンパを流して腰痛も改善!
立ち仕事中、腰に手を当てて痛みを我慢している。そんな方には大腰筋を伸ばすストレッチがオススメ。体の奥にある筋肉をしっかり伸ばしてあげることで、股関節のねじれやつまりが解消し、全身の血液やリンパの流れが活性化します!血流が良くなると筋肉が刺激され、ダイエット効果も期待できるので積極的にストレッチしてみてくださいね。
■リンパが流れる腰痛改善ストレッチ
段差に片足をかけて、腰の筋肉を伸ばす。腰の内側の筋肉を意識して10秒キープ。もう片足も同じようにストレッチ。
※ポイントは上半身はしっかりと起こして真っ直ぐにすること。
ふくらはぎを伸ばしてリンパを活性化!
体の下部にあるので、どうしても血流が滞ってしまうふくらはぎ。足がむくんで、朝はいてきた靴が入らないなんて事も!仕事中は難しいかもしれませんが、家に帰ったらイラストのようにふくらはぎを伸ばしてしっかりケアしてください。老廃物が流れて、翌日も疲れにくくなりますよ。
■ふくらはぎを伸ばすストレッチ
この時、頭と腰とかかとが1本の線で繋がるようにする。
※このポーズ、小学校の頃アキレス腱のポーズと習いませんでしたか?実はこれ、アキレス腱は伸びていないんです。実際に伸びているのはふくらはぎの筋肉。急に筋肉が伸びるとアキレス腱がびっくりするので、ゆっくりやさしくストレッチしてくださいね。
何気なく立っているとき、歩いているとき。ちょっと重心を意識して自分の姿勢を気にしてみてください。徐々に今まで使っていなかった筋肉が鍛えられて楽にすごせるようになりますよ。ストレッチも短時間でOKなので、毎日試してみてください!足を大切にしながら気軽にキレイを目指してみませんか?
コンディショニングサロン Actism 代表 藤川篤史さん
海外を渡り歩きながら身体のケアやピラティスについて学んだのち、整体サロンにて約7年間勤務。3万件を超える施術経験を積み、店長、院長を経てスポーツトレーナーを兼任。現在は、完全個室のサロンで一般のお客様から、芸能人、トップアスリートにまで数多くの方に施術を行っている。