転職トレンドレポート最新レポート2011(活動編)
「転職したいけど、今は転職しどきなの?」「会社を辞めてから転職活動するべき?」「正社員で働きたいけど、やっぱり厳しいかな?」などなど、転職にまつわる疑問はいろいろあるよね。そこで、今年転職をした先輩たちの活動データを大公開。「転職活動がうまくいかない」「これから転職するのは不安…」と思っている人はぜひ参考にして。
※調査会社によるインターネット調査を、関東・東海・関西在住の20〜39歳の働く女性を対象に2010年11月に実施。2010年中に転職後の職場に就業した310名のデータを基に集計。
「今は転職時期じゃないのでは?」。そう思っている人も多いけれど、とらばーゆにおける求人件数は、リーマン・ショック直後はガクンと落ち込んだものの、底だったころと比べると約1.6倍と回復傾向。求人倍率もなだらかではあるが上昇中だ。今は自分が本当に転職したいのか、その場合何がやりたいのかなどを整理し、自分に合った仕事の求人があったときに行動にうつせるよう準備しておく時期といえるかも。そして、求人が出たらすぐに行動を起こし、ハッピーな転職を実現させよう。
* 有効求人倍率:厚生労働省「職業安定業務統計」、「一般職業紹介状況」より2008年4月以降の有効求人倍率の3カ月ごとの平均値
* 求人件数推移:2008年4月以降「とらばーゆ」に掲載された求人原稿の3カ月ごとの合計値の推移(リーマン・ショック直後の2008.10〜2008.12を1として指数で表示)
転職を成功させるには、経験があったほうが有利なのでは?と思う人も多いよね。だけど結果を見ると、経験者、未経験者の間にそれほど差はなく、業務未経験者にも大いにチャンスがある。ただし、業務未経験の場合、給与や待遇などの条件には柔軟に向き合うこと。それさえ押さえれば、未経験だから…という躊躇は不要。積極的にチャレンジしよう!
全体では、「インターネットの転職サイトを見た」「インターネットの企業ホームページを見た」が1位と2位を占めた。転職活動をする際、インターネットは欠かせないものとなっているようだね。30代では、家族や友人も重要な情報源となっているみたい。また、上記以外ではハローワークや転職エージェント、派遣会社へ登録して情報を得たなど。自宅でできるパソコンでの情報収集のほか、実際に求人のある場所へ出向くことも、より多くの情報を得るには大切なこと。行動あるところにチャンスは転がっていると心得て!
- いくつかの転職サイトをお気に入りに登録。それぞれの更新曜日に未経験可の仕事に絞ってチェックをした。(33歳・事務系)
- 人材派遣会社に登録し、仕事の紹介をしてもらうと同時に、業界の動向などの情報を得ていた。(26歳・その他職種)
- 在職者や面接経験者等の口コミサイトで、応募企業の評判をチェックした。(23歳・事務系)
- 同業種の友人から情報を得て、社内でポストが空いているかを探った。(29歳・事務系)
年代別に見ると、20代は「新たな仕事内容にチャレンジしたい」「好きな仕事をしたい」、30代は「年収(月収)アップしたい」「将来に向けてのキャリアアップ」が上位に。20代は新たな可能性を求め、30代は今までの経験を活かし、目線を高く持って活動を行う人が多いみたい。5位以下には「若くても責任ある仕事を任せてくれる職場で働きたい」、「育児・介護休暇など福利厚生がしっかりした会社で働きたい」、その他には「独立したい」、「会社が倒産したので仕方なく」なども。理由はそれぞれだけど、転職するからには自分に合った仕事を見つけたいもの。それには会社(職場)選びも重要。事前研究もしっかりとね。
3カ月以上6カ月未満が全体、20代、30代ともにトップ。2位以下は1カ月以上2カ月未満、2カ月以上3カ月未満と続き、全体の50%強が1カ月以上の活動期間を要している。つまり、じっくり腰をすえて活動をしている人が多いということ。また、20代と30代を比較すると上位は変わらないが、20代では6カ月以上の割合が8.9%だったのに比べ、30代は5.2%。3日間以内の割合は20代が3.9%、30代が7.7%。年齢が上がるとなかなか決まらず活動が長引くと思われがちだが、30代のほうが短期間で結論を出しているようだね。