覆面! 家計簿リサーチ U29女子は共働きと片働きのどちらを選択すれば良いのか、家計から調査!
U29世代もいずれ結婚をしたときに迫られる、共働きと片働きの選択。
将来のことを考えてしっかり貯蓄をしていきたいという観点で考えたとき、どちらの選択肢のほうがよいのでしょうか。30代既婚の専業主婦562人、共働き世帯の妻409人それぞれの女性に貯蓄額・支出についてアンケートしました。
貯蓄額は共働き世帯のほうが年間で18万円程の差がある!?
支出の合計は、片働き世帯が267,982円、共働き世帯が311,596円と、共働き世帯のほうが約4万円多く、月の貯蓄額は片働き世帯が44,215円、共働き世帯が59,925円と、片働き世帯のほうが約1万5千円多いという結果がでました。
やはり、収入源が2つある共働き世帯のほうが世帯収入が多く余裕がある分、年間で換算すると約18万円(1万5千円×12カ月=18万円)と片働き世帯よりも多く貯蓄ができているようです。
また、共働き世帯は、片働き世帯に比べ、お小遣い(娯楽費・交際費・被服費)の月平均が9千円程度高いとの結果が。年間で換算すると10万円程の差が出ました。
他の項目(食費や教育費など)に比べお小遣いの差が出る要因は、世帯収入の差と、仕事などで外に出ることが多いことによる交際費が多く掛かっているのかもしれません。
結婚をしてお金の使い方で変わったことは?
それでは、結婚してからのお金の使い方は、片働き世帯と共働き世帯とではどのような違いがあるのでしょうか?
■片働き世帯の場合
- 「夫婦のお金なので自分だけの判断では使えなくなった」(32歳/専業主婦)
- 「夫が管理した上で、食費だけもらう。自由に使えるお金がないので、欲しいものを我慢するようになった」(34歳/専業主婦)
- 「夫がすべてのお金の権限をにぎっている」(30歳/専業主婦)
片働き世帯主婦の家庭では、お金に関する決定権がなくなったという意見が多く見られました。
- 「服、美容代が減った」(31歳/専業主婦)
- 「洋服などおしゃれにお金をかけなくなった」(30歳/専業主婦)
- 「ブランド品が買えない」(30歳/専業主婦)
また、自分への投資やご褒美にお金を使えなくなったという意見も。
- 「自分より子供にかけるお金が第一になった」(33歳/専業主婦)
- 「家族のために使うようになった」(36歳/専業主婦)
そしてもっとも多かったのが、子ども、家族のための支出が増えたという意見。
■共働き世帯の場合
- 「自分の自由に使える分が減った」(39歳/会社員)
- 「美容、服飾代を減らした」(37歳/会社員)
- 「自分より子供に使う」(38歳/会社員)
共働き世帯も、片働き世帯と同じように家族のための支出が増えたという悩みはあるよう。
- 「夫と一緒の時にたくさんお金を使って、一人の時は我慢するようにしている」(39歳/パート・アルバイト)
- 「2人での旅行が多く金使いが荒い」(37歳/会社員)
- 「インテリアにお金をかけるようになった」(33歳/会社員)
しかし、共働き世帯では、夫婦2人で楽しめるような、独身時代とはまた違ったお金の使い方を楽しんでいる声が多く見られました。
結婚しても使えるお金の自由度がほしいなら共働き?
片働き世帯と共働き世帯で違うのはお金に対する自由度のようです。使える金額の多い少ない以上に、使い道に関して自由が効かないのは少しストレスになる可能性も。今、自分へのご褒美にお金を使っているU29女子は、支出の自由度が高い共働きのほうがいいかもしれません。
調査期間:2015年12月08日(火)~2015年12月10日(木)
調査方法:インターネットリサーチ(調査機関 株式会社マクロミル)
調査対象:30歳~39歳 既婚 女性 1,030名