事務職女性の給料、いくらもらえる?
転職面接の際、答えに困る質問のひとつが「希望給与」。最低でも前職の水準は確保したいけど、業界や志望企業の相場からかけ離れているとマイナスの印象を与えてしまいます。そこで、女性事務職の給与相場はいくらくらいが「妥当」なのか? とらばーゆに掲載されている求人データ(2013年4~6月時点)をもとに、職種別の平均値を算出してみました。
まず、関東エリアの平均月給は21万8990円。トップは「英文・国際事務」で23万1667円となっています。以下、「通訳・翻訳」(22万円)、「秘書」(21万6701円)と続き、より特殊なスキルや資格を必要とする職種がやはり上位に。女性に人気の「企画・マーケティング」(21万4967円)、「受付」(21万850円)といった職種も、報酬の水準は比較的高いようです。
一方、平均月給のワースト3は、「法務」(17万円)、「在庫管理・商品管理」(18万2800円)、「販売促進」(18万4333円)。高度な専門知識を要する法務がワースト1位というのは少し意外ですが、いわゆる士業の実務は独立前の研修的な意味合いが強いためか、賃金が抑えられる傾向にあるようです。
なお、調査した全24職種のうち、ベスト10は以下の通り。
【1位】「英文・国際事務」(23万1667円)
【2位】「通訳・翻訳」(22万円)
【3位】「秘書」(21万6701円)
【4位】「企画・マーケティング」(21万4967円)
【5位】「コールセンタースタッフ」(21万3898円)
【6位】「受付」(21万850円)
【7位】「特許事務・法律事務」(20万9350円)
【8位】「人事」(20万8021円)
【9位】「広報・宣伝」(20万7556円)
【10位】「経理・財務・会計事務」(20万6666円)
ちなみに地域別に見ると、関西エリアは20万4044円と関東より約1万5000円、東海エリアは平均月給が19万8841円と関東より約2万円も平均月収に差があることがわかりました。
転職面接に臨む際は、こうした相場+自らのスキルや経験を考慮しながら、希望給与額を算出してみてはいかがでしょうか?
●データ概要
・とらばーゆ掲載原稿より集計(期間:2013年4~6月)
・月給は額面での金額になります。ボーナスは含みません