デキる女は手帳が違う! 仕事がぐんぐんはかどる手帳術

2014年12月19日

2015年の手帳は決まりましたか? 手帳の使い方ひとつで仕事の効率はグンと変わるんです。働く女性のための手帳術講座を開催している浅倉ユキさんにお話をおうかがいしました。

まずはじめに、スケジュールを書くことと手帳術は異なります。スケジュールの中に「TO DO」と「情報」を盛り込むことが手帳術。ひとつの手帳で仕事内容をすべて把握できる手帳術をマスターしましょう。

用意するもの

■ A5サイズの手帳
■ 細めのふせん

① 仕事の作業ごとにふせんに書き出す

仕事でやるべきこと、依頼されたものはすべてふせんに書きましょう。注意するのは仕事全体で書くのではなく作業ごとに分けること。例えば見積書作成であれば「計算」「入力」「プリントアウト」など細かく分けて1作業1ふせんとして記入します

手帳術マトリックス図

② マトリックス図を作り仕事の緊急度と重要度を把握

手帳の中に上の写真のようなマトリックス図を作り、重要度と緊急度を軸に「今週」「今月」「できれば」「保留」に分けます。このマトリックスの中に、やるべきことを書いたふせんを貼り付けます。その際使用する手帳は、A5サイズがベスト。また、ふせんはかさばらないよう細めのものがおススメです。

手帳術1

手帳内に作業予定を書きこんだふせんを入れるスペースを設けましょう。

③ できなかった作業はふせんを移動して取りこぼしをなくす

もしも、「今週」にやるべき予定だったものが、別件が入り後回しになったときは「今月」にふせんを移動。予定のスケジュールでできなかったら、どのタイミングでやれるのかを考えて貼り付けます。ふせんは手帳のスケジュール欄に貼ってもOKです。

手帳術2

ふせんはスケジュール欄に貼っていきます。


この手帳術は作業を細分化してふせんに書くことで、自分が抱えている仕事の分量を知り、マトリックスに落とすことで仕事の重要度を把握し、どれから進めれば効率良く作業を進められるかがすぐにわかります。職場でいろいろな人から仕事を頼まれることが多いと思いますが、どの仕事をどのタイミングで片づけるべきかを手帳を開くだけで確認できれば気持ちに余裕も生まれるはずですよ。

浅倉ユキさん■識者プロフィール
浅倉ユキ/ゆるベジ料理&手帳術研究家

料理家と手帳術の二足の草鞋を履くワーキングウーマン。多忙な日々を手帳で解消した自らの経験から独自の手帳術を考案し、現在は講演や講座も開催。自身が監修した『あな吉手帳』も販売。『仕事もプライベートも輝きだす 働く女性のための手帳術』など著書も多数出版。
http://anakichi-techo.com/