働く女性が知っておきたい「産休前にすべき4つのこと」
出産後も自分らしく働いていたい…そう願う女性は多いはず。今は予定がなくても、いずれはと思っている人から、現在、パートナーと具体的に話を進めている人までに役立つ、産休前にやるべきことを紹介します。
■ 安定期を過ぎてから会社へ報告
妊娠がわかったら、体調にもよりますが安定期を過ぎたあたりで会社へ報告しましょう。まずは直属の上司に話すことがベター。その際に、出産後も継続就業する意思を伝えてください。
■ 産休・育休の申請手続きを行う
産休制度は労働基準法により定められている事項で、働く妊婦であれば誰でも適応される制度。正社員だけでなく契約・派遣スタッフ、パートすべての雇用形態で取得できますので、会社に申請を行いましょう。一般的には会社が手続きを代行してくれるので、必要な書類を集めること。会社で用意された産休申請書に記入したり、用意されていない場合は自分で産休開始予定日と仕事復帰予定日を記入した書類を作成。また、分娩予定日がわかる医師の診断書も必要とされます。会社の就業規則にのっとって書類を提出しましょう。
■ 出産手当金の手続き
産休中は会社の給与支払いは義務づけられていないため、就業規則で支給の有無を確認しておく必要があります。ただ、無給と規定されている場合がほとんど。そこで、活用したいのが健康保険制度から支給される出産手当金。勤務先が加入している健康保険から、産休1日につき平均報酬日額(1日あたりの平均給与)の約2/3がもらえます(上限あり)。手続きは勤務先の総務部など担当部署に相談して申請用紙をもらっておき、出産後に提出しましょう。
■ 帰後の環境づくり
現職場に復帰を希望しているなら、自分が戻ってきた後に働きやすい環境を作っておくことが大切。後任者への引き継ぎをはじめ、育休期間を知らせる仕事関係者へのあいさつなど“戻ってきてほしい”と思われる人材になることを産休前から心がけてください。
出産は女性にとって大きなライフイベントの一つ。上手に向き合えば仕事も育児も両立できるはずです。そのために、出産前に何をすべきかを把握して、計画的に自分の人生を進めていきましょう。