“新しさ”“面白さ”を求める中にも、家庭と両立できる働き方を

2015年03月27日

悩みが尽きないU29女子。「いつまでこの状況は続くのだろう?」と不安になることもありますよね。そんなU29世代を経て30代になった先輩に、当時のリアルを聞いてきました!今回は、外資系企業へ転職し、その後ご結婚もされた村岡さんをご紹介します。

初めての就職は、人にも恵まれ、順風満帆でスタート!

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WEB関連会社の営業職から外資系企業への転職を果たし、活躍する村岡さん。転職のきっかけや、ご結婚後の働き方に対する気持ちの変化について伺いました。
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―大学生の頃の就職活動は何を重視されていましたか?

就活は「面白そう」「裁量を持って仕事ができる」ということを重視していました。大企業の歯車になるよりは、小さい企業でも自分で自由に仕事ができる方がいいなって。
前職の会社に決めたのは人事の方の印象がとてもよく、ご縁を感じたのがひとつ。あとはその会社の事業内容の領域が広いことに魅力を感じていました。

―新卒入社の頃はとてもモチベーションが高いようですが、実際に働いてみてどうでしたか?(グラフ:a)

上司にも恵まれ、モチベーションは高かったですね。仕事も楽しく、走っていたという感じです。そのあとガクンと落ちるんですけどね(苦笑)

 

売上が達成せず、モチベーション低下。ルームメイトに励まされ…

―1年くらいでモチベーションがガクっと急降下していますが、何が原因だったんですか?(グラフ:b)

営業部だったんですけど売上が達成できず…。ちょうどリーマンショックがあって、景気的にもどうしようもなかったんですけど、やっぱり落ち込みました。当時会社の同期とルームシェアをして一緒に住んでいたので、だいぶ相談にのってもらいました。他にも上司や部署の人に相談できる環境があったのでありがたかったですね。

―その後のモチベーションV字回復はしていますが?(グラフ:c)

2年目に入り、売上目標を達成することができました。会社で賞もいただいて。きちんと認められたことは、やっぱりうれしかったです。それでモチベーションは回復しました。

 

3年目で転職を考え始める。働く時間の調整と“新しさ”を求めて

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―仕事も軌道に乗っていた中での、転職ということですが?

何か新しいことをやりたいなと思い始めたんです。このまま今の仕事を続けていて、成長できるのだろうか?と不安もありました。
あと、転職前はかなりの激務で深夜まで仕事をしていたので、働く時間を自分で調整したくて。仕事の評価を時間ではなく、結果で評価して欲しいという思いも芽生えてきました。

―転職活動は、どのくらいの期間されていたんですか?

働きながら、仕事の合間を縫って半年間くらいしていましたね。今までいたWEB業界に限らず、新しい分野に挑戦したくて。留学経験を活かして英語を使ったり、外国の方と一緒に仕事がしたいと思って外資系を中心に受けていました。

―転職してどうでした?

やることをやれば早く帰っても問題ない社風で、時間の調整が自分でできるようになったのはよかったです。英語を使っての会議もあり、やりがいを感じています。よくも悪くも前職とは会社規模も職場での立場も全然違うんですが、思い切って転職して良かったなと思いました。

 

転職、同棲、結婚。家庭の時間が取れるように

―転職後、ご結婚もされたとのことですが、仕事に変化はありましたか?

結婚する前に3年くらい付き合っていたので、結婚したといってもあまり変化はなかったです。でも、転職したタイミングで一緒に住み始めたので、早く帰るようにはなりました。お互いご飯を一緒に食べたいという思いがあって。それも今の仕事が、自分で時間のコントロールができるからこそですね。

―お互い働いている中で、家事の分担などはどのようにしているんですか?

旦那の方が私よりも早く帰るので、家事は結構やってくれます。ご飯を作るのは私で、それ以外は旦那(笑)。お互いの得意不得意で分けた感じです。話しながら仲良くやっています。

 

時間の融通が利いて、ストレスの少ない働き方をしていきたい

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―将来、子どもを持つことも考えていたりしますか?

そうですね、欲しいですね。子どもができても、仕事に復帰したいです。子育ても楽しそうですが、常に“新しいこと”や“面白いこと”を仕事でもやっていきたいと思っています。

―他に今後について考えていることはありますか?

今はまだ予定があるわけではないですが、もしまた転職する機会があったら子どものことも考えて、今のように時間の融通が利く仕事に就きたいなと思います。時間にしろ、仕事内容にしろ、なるべくストレスが少ないような働き方をして、家庭とのバランスも大事にしていきたいですね。

“新しさ”を求めて外資系へ転職を果たした村岡さん。ご結婚を経て“新しさ”だけではなく、家庭とのバランスを取るような働き方へと、徐々に求めるものが変わっていく気持ちの変化が印象的でした。

 

<U29女子へのアドバイス>
仕事にもやもやと悩んで、転職が頭をかすめたら、思い切って転職してしまうのもひとつの手だと思います。何か停滞してしまっていると感じたら、大きく環境を変えるのも大切。「いざ動け!」といった感じでしょうか(笑)。