収入?やりがい?自分の時間?先輩たちが仕事を決めた決定打はココだった!

2016年03月31日

「終身雇用」という言葉は、いまや滅多に見られなくなりました。20代のうちに数回の転職を経験する人も少なくありません。そして、現在の仕事を決めた決定打や、転職を決意した理由はひとそれぞれです。「U29女子」先輩たちの赤裸々な声を集めた「先輩リアルトーク」から、転職にまつわるリアルな経験をみていきましょう。

仕事_01

 

激務から脱却!ワークライフバランスを第一に転職した先輩たち

仕事_02

転職を経験した先輩たちが上げていたのは「とにかく忙しすぎる!」という声。プライベートのみならず、毎日の睡眠すら削って働く日々から脱却すべく仕事を変えた方が多く見られました。

“(転職のきっかけは)不規則な出勤で寝不足が続いていたこともあり、もっと心と体に余裕を持って働きたいと思っていたからです。また、仕事関連の人との結婚ということもあり、心機一転新しい環境にしたいとも思いました。(永濱理恵さん 30歳 事務職 )”

“転職した時の年齢は26歳。当時の彼(現在の夫)が激務で私も激務という状況を改善しようと思い、プライベートを大切にできそうな企業を探しました。(澤田知子さん 31歳 広告プランナー )”

“もともとは美容学校卒業後、美容師として7年間勤務していました。その後、27歳の時現在の仕事に転職。美容師としてゴールを感じてしまい、いわゆる「燃え尽き症候群」だったのかもしれません。またプライベートな時間や睡眠時間がなかった事、結婚を考えると続けていけるお仕事ではないのでは…と感じてしまい転職しました。(原田香さん 31歳 人事総務、イベントMC )”

「忙しいけど充実してる!」と感じるならまだしも、体力や健康に限界を感じたら一度現在の仕事を見直すという道も考えてみましょう。年齢や経験を重ねるにつれ結婚や出産といった、将来のライフプランとの兼ね合いも重要になってきます。

なかには、このように潔い価値観をもっている方もいらっしゃいました。

“フリーランスで音楽関係の仕事と、平日は不動産関係の事務をしています。結婚前もいまも、フルタイムのときもフリーランスのときも「プライベートを充実させるための仕事」という考え方を大切にしています。(林司紗さん 33歳 不動産事務フリーランス)”

 

たとえ忙しい日々でも、「やりがい」と「やりたいこと」が心の支えに

仕事_03

一方で、就業時間が不規則であったり多忙を極めたりしても「仕事にやりがいを感じるので苦にならない」という方も少なくありません。

“酒類の小売業での事務のお仕事をしています。エステティシャン、派遣社員などを経験して、28歳から現在の仕事に就いています。深夜の時間帯に働いているので大変なことも多いのですが、数字ではっきり結果が出るいまの仕事にもやりがいを感じています。(長谷川瞳さん 31歳 酒類小売業事務 )”

“繁忙期は深夜まで業務が終わらないこともありますが、自分がデザインしたものや描いたものに対して、クライアント様や検索をしてサイトを見つけてくれたユーザー様からよい反応があると頑張って良かった、と実感します。制作物が、本来とは別の媒体や用途にも使われているのを見ると、気に入っていただけたのだと思い、とても嬉しくなります。(よしみさん 31歳 デザイナー )”

“証券会社なのでキツいことも多いですが、男性も女性も同じだけチャンスがあり、いくらでも努力次第で可能性があるため。女性を積極的に活用してくれる会社なので、頑張ろうと思えます。(阿部壬琴さん 39歳 証券会社コンサルタント )”

仕事の内容が評価され周囲に認められると「もっと頑張ろう」「さらに成長したい」と思えるもの。いまの職場で自分の頑張りが正当に評価されているかどうかを見極めるのもポイントです。
しかし、仕事にやりがいを感じていても自分のライフスタイルに合わず、転職を決意したパターンも思い切って異業種に転職し給料が上がったケースもあります。

“新卒で一般事務としてゼネコンに入社し、その後サービス業に転職。やりがいはあったのですが、結婚・出産を考えると永く続けていくことが難しい働き方だったので退職しました。(柳沢さん 34歳 メーカー人事総務 )”

“以前は接客業で、目の前のお客様に満足頂くのはすごくやりがいがあってとてもおもしろかったのですが、どうしても不規則なスケジュールが避けられず、スタッフのほとんどが女性という独特な雰囲気にも疲れてしまい、転職しました。詳しい金額は言えませんが、前職に比べて給料は3倍になりました。(Naokoさん 34歳 営業職 )”

 

人生、何が起こるか分からない! 運命の巡り合わせで出会った仕事

就職・転職活動は“縁もの”といいますが、思いがけない出会いやきっかけで転職を果たした方もいらっしゃいます。毎日のふとした瞬間に、新たな仕事への転機が訪れるかもしれません。

“ライターになったきっかけはスカウト。それまで何度か登場していた雑誌の方から、ライターに向いているとお誘いを受けたんです。まだまだ手探り状態のところもありますが、一からページを作る作業に参加でき、それが誌面になり、読者の方から良い反響をいただくとやりがいを感じます。(晴美さん 38歳 ライター )”

 

いつか私も…!憧れの“天職”で活躍する先輩

仕事_04

長年の夢や努力が実を結び、自分にぴったり合った職業「天職」に出会えたという羨ましい先輩もいます。もしも目指すべき目標があるならば、それをひたむき追いかければ、いつか夢をつかむチャンスがやってくるかもしれません。

“現在の仕事は昔からの夢なので。結婚する時も、仕事を続けるかを迷うことはありませんでした。毎日がとても楽しいですし、これからもがんばっていきたいです。(黒木早紀さん 34歳 化粧品プロデューサー )”

<まとめ>
数回の転職を経て、いまは家庭に入った方も、引き続きバリバリ働く方も、そこへ至った経緯は千差万別。しかし、先輩たちに共通しているのは「自分が何を重視したいか」を決めていることです。プライベートか、収入か、やりがいか、それとも…?
ご紹介した先輩たちの意見を参考に、自分の働き方や仕事に求めるものを一度見直してみてはいかがでしょうか。

「先輩リアルトーク」では、今回ご紹介した以外に結婚や仕事に関する先輩たちのリアルな意見を多数掲載中。迷ったときには先輩たちの経験談がきっと参考になるはずです。
先輩リアルトーク //toranet.jp/contents/u29/realtalk/
先輩リアルトーク2 //toranet.jp/contents/u29/realtalk2/