30代の働く女性 転職理由ランキング:2013年上半期
それなりにキャリアを積み、会社では主戦力としての働きが期待される30代。そんな彼女たちが転職に踏み切る理由とは何なのか? 転職活動中の30代女性261人に行ったアンケート(複数回答)によると、最も多かったのは「スキルアップしたい」(35.6%)という声。30代を迎え、年齢的な面で焦りを感じている人も少なくないようです。
- 34歳と言う年齢に見合うキャリアがある仕事につきたかったから(東京都/34歳)
- もっとやりがいを感じる仕事につきたい。年齢的にもぎりぎりのタイミングだから(大阪府/32歳)
- 現在の仕事では専門性が低いため、スキルアップをし、1人で生きていく力を身につけたい(東京都/34歳)
2位は「給与・昇給など待遇に不満がある」(34.5%)。リーダーや管理職を任されることも多い30代だけに、経験や職責に見合った報酬を得られていないと感じてしまうことも多いのかもしれません。
一方、プライベートな環境の変化で20代の頃と同じような働き方が難しくなる人も。
- 改善点を伝えても聞く耳をもたない、上司に問題だらけの人がいる、上司が病んでいる。雇用形態にとらわれて、その枠を超えた以上の仕事に挑戦させてもらえない(千葉県/29歳)
- 何年経っても仕事のフィールドは変わらず評価もなし。このような環境にい続けている先輩にも魅力を感じなくなってしまい、他に自分が活躍できる環境を求めたくなったから(東京都/25歳)
さらに切実なのは、運悪くパワハラ上司に遭遇してしまったこんなケース。
- 父が脳出血で去年倒れたのをきっかけに、退職の道を決めました。前職はとてもやり甲斐もありとても 悩みましたが、退職を選び、家族のためにヘルパーの資格を取得して知識を身につけようと決意しました(和歌山県/35歳)
- 社内規定には育児休暇が記載されているが、その前に退職を促され、今まで誰一人取得していない。結婚の予定があるが、現在の会社だと子供が生まれたら勤められない。正社員ではなくてもいいから手に職をつけて一生働きたいので(大阪府/34歳)
- 現在、夫と別居しており、現職で異動の希望を出しているがなかなか通らない。また、妊娠を望んでいるが、時間外労働が非常に多く健康に不安を感じる(奈良県/30歳)
また、社会の酸いも甘いも噛み分けた30代だけに、前職に対して手厳しい意見を持つ人も少なくありませんでした。最後に、特に強烈だったこのご意見を紹介しておきましょう。
- 社長夫婦を含めて4人の会社です。わたし以外は全員営業ですが、専務(社長の旦那)が売上を上げるための努力をせず、ボランティアのような仕事に時間をさき、一向に会社の業績が上がらない。ボランティアができるほどの余裕は一切ありません。赤字続きです。昇級も賞与もなし。今後も一切期待できない。その上、社則はなく、いつも社長夫婦の気分で判断が変わる。尊敬できない人の下で働くのがバカバカしい(東京都/32歳)
【30代女性の転職理由ランキング(とらばーゆ調べ)】
1位 スキルアップしたい(35.6%)
2位 給与・昇給など待遇に不満がある(34.5%)
3位 経験の幅を広げたい(33.3%)
4位 休日数、残業、勤務時間に不満がある(24.1%)
5位 仕事にやりがいを感じない(18.0%)
6位 会社や業界の将来に不安がある(15.7%)
7位 他にやりたい職種がある(14.6%)
8位 職場の人間関係に不満がある(11.9%)
9位 仕事内容が自分に合わないと感じた(10.3%)
10位 自分の能力を発揮できない(10.0%)
●データ概要
2013/5/9~2013/9/12間、『とらばーゆ』サイト内にてアンケート調査を実施。有効回答数844名より、20代女性のみを抽出し集計