女の転職理由ポジティブ転換マニュアル[面接対策17例]

女の転職理由 ポジティブ転換マニュアル 面接対策17例

心機一転で転職活動をしたいあなた。ところが、面接で「転職や退職理由をそのまま伝えるとマイナスな印象になるかも…」と心配する人も多いのでは?

そこで、今回は、「転職/退職理由」をポジティブに言い換えるヒントをお伝えします。

基本の伝え方

面接での転職理由は、志望動機と一貫性があり、前向きな転職をアピールして伝えたいところです。
転職理由を聞かれる時、同時に退職理由を聞かれる場合も多いが、理由が、直接的には「○○が嫌だった」「○○したくなかった」という場合はどうしたら良いでしょうか。

基本は、マイナスな言い方はせず、前向きな姿勢に変換することをオススメします。そうでないと前職のグチや責任転嫁をしているようにうつるから。
始めの一歩は、「何のために、何をしたくて辞めたのか」を整理してみること。マイナスな退職理由の多くは、「○○したい」という意欲的な理由の裏返しであることが多いからです。
そうすれば、ポジティブな退職理由→転職理由となります。
伝え方も、気を付けたいところ。受け身や批判的な言い回しはせず、退職までにした努力や転職することで希望を持つようになった背景を具体的に伝えるようにすると、成功しやすいでしょう。

○:〜したい

×:〜してくれない

×:〜がきつかった

1、ルーティン業務でつまらない

ルーチン業務が多かったとはいえ…

■退職理由NG例
前職ではルーティン業務しか任せてもらえず、やりがいのある仕事をしたくて退職しました。
■志望動機NG例
貴社の将来性に魅力を感じ、応募いたしました。
○『NGなワケ』
退職理由に書かれた「〜してもらえない」という受け身な表現は「努力もせず、単なる不満で辞めた」と思われがち。志望動機も具体性に欠け、意欲を疑われかねない。
■ポジティブ転換例:退職理由編
総務と人事を兼任し、採用事務や勤怠管理を担当するうち、面接や社員教育にも携わって1.人事としての専門性を高めることが目標になりました。2.上司に相談したものの、現在の会社では組織的に難しいとわかり、退職を決意しました。
<言い換えポイント>
1.与えられた業務を漠然と行うのではなく、目標を持って仕事をしてきたことをアピール。それによって、仕事に不満を持っていた印象を与えず、前向きな意欲を伝えられている。
2.退職理由で人事が気にするのは、「ちょっとした不満ですぐ辞めてしまわないかどうか」。努力をしても、退職をする会社では希望が実現できないことを理由を添えて説明しておきたい。
■ポジティブ転換例:志望理由編
3.求人広告の「人事のプロを目指してほしい」という言葉と具体的な仕事内容を拝見し、これまで培った総務事務や採用事務などの知識をベースに、より専門性の高い経験を積み、会社とともに成長したいと思い、応募しました。
<言い換えポイント>
志望動機には求人広告やホームページの言葉を引用し、なぜ自分の希望を実現できるのかを具体的に書こう。その内容が転職理由とリンクしていると説得力が出る。

2、雑務ばかりでうんざり…

雑務と感じるものが多かったとはいえ…

■退職理由NG例
経理として入社したものの、ルーチン業務中心で、専門性を深められないので退職しました。
■志望動機NG例
一人一人の専門性が高められそうなチャンスがあると感じて応募しました。
○人事に聞いた『NGなワケ』
「雑務といえど、責任を持って取り組んでいれば、学べることがあるはず。『雑務しか任されない』と感じてしまったのは、本人にも問題があるのでは?」(電機部品メーカー)
※また、志望理由も、意気込みだけで具体性に欠けているのがネック。
■ポジティブ転換例
経理→経理へ転職する場合
以前の勤務先では経理の外部委託が進み、経理としての担当業務が入金処理や仕分け・入力のみでした。一方で庶務や受付など幅広い業務にも取り組む機会を得ましたが、やはり経理の専門職として経験を積みたいと考え退職を決めました。
○言い換えポイント)任された業務への誠実な姿勢を前提に、自らの希望を伝える

⇒ルーチンが増えた環境を「外部委託」と組織課題であることを説明

⇒専門外の業務を「幅広い業務に取り組んだ経験」

自分の専門分野以外の業務であっても、会社にとっては必要な仕事。「雑務」と一蹴するのではなく、幅広い業務に取り組んだ経験をポジティブに捉えて表現し たほうが印象も良いし、誠実な仕事姿勢のアピールにもなる。その上で、なぜ前の会社で専門性を深められなかったのかを説明しつつ仕事への希望を伝えよう。

3、新しい仕事やスキルを身に付けるチャンスがない…

■退職理由NG例
現在の会社が扱う医療機器には興味が持てず、新たな業界へのチャレンジを考えました。
○人事に聞いた『NGなワケ』
「扱う商品への個人的な感情だけが退職理由というのは、幼稚な印象。『つまらなくなると簡単に仕事を辞める人なのでは?』と感じます」(アパレル)
■ポジティブ転換例
販売→販売へ転職する場合
これまで扱ってきた医療機器は私自身が生活の中で使う機会はなく、お客様に自信を持ってお勧めできませんでした身近で深い興味を感じられる商品を扱う会社で、より積極的に知識を深めながら働きたいと考え、退職しました。
○言い換えポイント)より意欲的に働くために業種を変えたいことを前面に
⇒なぜ新たな業界に挑戦したいのか具体的に説明
扱う商品への単なる興味だけでなく、そのことが仕事にどんな好影響を与えるかを説明しないと自己中心的なイメージになる。より意欲的に働くための転職であることを前面に出そう。さらに、事前に応募する業界の知識を調べ、応募先のその業界における特徴などを志望動機に盛り込むと転職理由の説得力も増す。
■退職理由NG例
これまで携わった一般事務では専門的な技術や知識が身に付かず、転職を考えました。
○人事に聞いた『NGなワケ』
「どんな職種であっても取り組み方次第で専門性は身に付くはず。それができなかったのは、本人の姿勢にも原因があったのでは?」(Web制作会社)
■ポジティブ転換例
営業事務→SEへ転職する場合
前職の営業事務で、パソコンによる顧客データのシステム化にやりがいを感じ、独学でVBAを勉強しましたが、業務で生かす機会は限られていました。今後はパソコンを使った仕事で専門性を高めたいと退職を決意しました。
○言い換えポイント)前職でもプロ意識を持って働いてきたことを示そう
専門職で働くからには、未経験者であっても、能動的に技術や知識を学び、少しでも早く会社に貢献することが求められる。専門性が身に付かなかったことを職種のせいにするのは、受け身な姿勢に受けとられてマイナス。前職でも技術や知識を深めるための努力をし、プロ意識を持って仕事をしてきたことを示そう。

4、憧れてた仕事につきたくなった

■退職理由NG例
学生時代からずっと憧れていた商品企画の仕事に挑戦しようと退職を決意しました。
○人事に聞いた『NGなワケ』
「志望動機などでフォローされていれば別ですが、仕事に興味を持った理由が『憧れ』だけでは『真剣に考えて辞めたの?』と心配になります」(出版)
■ポジティブ転換例
営業事務→商品企画へ転職する場合
前職では営業事務として顧客からの電話対応や、売上データ管理などを任されていました。これらの業務で得た商品の動きに関する知識を活かし、企画の仕事をしたいと思うようになりましたが、異動の前例がなく、転職を決意しました
○言い換えポイント)未経験職種に興味を持った背景を具体的に説明する
未経験職種への転職の場合、人事に「イメージの先行の応募」と判断されないよう細心の注意を。動機づけが弱いと、せっかくの前向きな退職理由も軽率な印象に。前職の経験と関連づけたり、スクールで知識を学んだなど、その仕事に興味を持った背景を具体的に説明し、仕事内容を把握した真剣な転職であることを伝えよう。

5、語学や資格を活かしたくなった

■退職理由NG例
学生時代に学んだ英語を活かし、もっと国際的な仕事をしたいと退職いたしました。
○人事に聞いた『NGなワケ』
「前職で英語を活かしきれなかった理由が不明なので、面接で尋ねます。納得できる答えがないと、ほかにも理由があるのではないかと疑いますね」(金融)
■ポジティブ転換例
営業事務→貿易事務へ転職する場合
大学で英文学を専攻後、家電メーカーの営業事務として5年間働きながらスクールでビジネス英会話を学びました。営業事務の経験と英語力の両方を活かしたいと海外営業部への異動を願い出ましたが、機会がなく、退職いたしました。
○言い換えポイント)語学や資格を以前の会社で活かせない理由の説明を
以前の会社で英語を活かせなかった理由をクリアに。もともと海外との取引のない会社に入社し、働くうちに志向が変化したのなら、その背景も説明したい。また、語学や資格はあくまで付加価値として認識する企業が大半。未経験の仕事に挑戦したい人は、志望動機には語学や資格にプラスして、これまでの経験を使ってどう働きたいのかも書き、退職理由を裏付けたい。

6、給料が安すぎる

■退職理由NG例
前職では入社時の約束よりもお給料が安く、昇給の見込みもないため退職を決めました。
○人事に聞いた『NGなワケ』
「個人的に気持ちはわかります(笑)。でも、お給料だけが退職理由というのはドライすぎますし、『アナタのスキルは伴ってるの?』と厳しい目で見ちゃいますね」(商社)
■ポジティブ転換例
営業事務→営業アシスタントへ転職する場合
前職では、顧客対応のマニュアルの作成や出入庫データのシステム化など業務改善で成果を挙げても、評価の仕組みがありませんでした頑張りが評価され、給与にも反映される会社で手ごたえを感じながら働きたいと退職を考えました。
○言い換えポイント)実績が評価される実感があれば、より頑張れることを強調して
お給料も十分な転職理由とはいえ、ストレートすぎてはマイナス。お給料は自分の仕事への評価を実感できる基準の一つ。単に給与額だけではなく、実績が評価される会社ならより頑張れることを強調すべき。また、退職理由では給与には触れず、「本人の希望」欄のある履歴書を選んで記入するのもスマートな手。

7、残業続きで疲れ切ってしまった

■退職理由NG例
サービス残業が続いてプライベートの時間が取れないため、退職を考えました。
○人事に聞いた『NGなワケ』
「当社でも多少の残業はあるので、具体的な残業時間や改善のための努力の有無など前職の状況によっては『うちも辞めるかも』とドキリとしてしまいますね」(IT関連)
■ポジティブ転換例
雑誌の編集→書籍の編集へ転職する場合
同僚の退職により、5人で担当していた仕事を2人で行うことになり、深夜までの残業と休日出勤を続けても追いつかない状況でした。業務の効率化を図る一方で人員の補充を会社に働きかけましたが、実現せず、退職を考えました。
○言い換えポイント)過度の残業の原因を書き、改善のための努力も伝える
残業時間の多さがどうしても改善されなかった場合、その状況を正直に話すのはOK。ただ、職種によっては裁量労働制が取られ、残業時間の多さが説得力のある退職理由になりにくい場合も多い。過度の残業の原因を明らかにして、改善のための努力をしたことも伝え、退職はやむを得なかったことを強調しよう。

8、人間関係をリセットしたくて

■退職理由NG例
前職の部署は人間関係がギスギスしており。アットホームな会社で働きたいと考えました。
○人事に聞いた『NGなワケ』
「人間関係は個人の主観によりますよね。それだけが退職理由では、『うちの会社がアットホームだとなぜわかるの?』と意地悪な質問をしてしまうかも」(アパレル)
■ポジティブ転換例
一般事務→一般事務の編集へ転職する場合
事務のプロになりたいとスクールでエクセルやアクセスを学びました。併せて、今の会社に新システムの導入も提案しましたが、実現が難しく、学んだスキルを活かしてステップアップできる環境で働きたいと転職を考えました。
○言い換えポイント)人間関係などの不満は誤解を生みがち。やはり避けて
人間関係などの不満はいくら自分の正当性を説明しても、同じことが起きる可能性を心配されて逆効果になりがち。また、人間関係を基準に会社を探しても、入社後でなければ実態はわからない。やりがい、制度などさまざまな側面から自分が仕事に求めるものを整理し、人事が客観的に納得しやすい理由を書こう。

9、今の会社じゃ出世できない

■退職理由NG例
今の会社は体質が古く、女性には責任のある仕事を任されないため、転職を決意しました。
○人事に聞いた『NGなワケ』
「確かにそういう会社はあると思います。ただ、責任のある仕事がしたい理由や、そのためにしてきた努力が不明瞭だと、グチっぽいです」(商社)
■ポジティブ転換例
秘書→経理へ転職する場合
伝票の仕分けや現金出納を担当するうち、経理に面白さを感じ、簿記2級を取得しました。経理経験を積み、いずれは責任者として決算など財務も担当して会社経営に貢献したいと考えましたが、組織構成上難しく、退職を決めました。
○言い換えポイント)責任あるポストに就きたい理由を明確に伝える
「責任のある仕事がしたい」と書くだけでは、責任者として周囲に状況を説明し、物事を遂行できるのかさえ疑われてしまう。将来どんな業務に関わって何を実 現したいのか、それによって会社にどう貢献したいのか、そのポストでなければ実現できないことを挙げ、責任あるポストに就きたい理由を明確にしよう。

10、ノルマがきつかった

■退職理由NG例
前職はノルマがきつく、精神的にもつらかったので退職を決意しました。
○人事に聞いた『NGなワケ』
「過度なノルマが適切でないのは理解できますが、具体的な状況が分からないと、本人の頑張りに対する不安も感じます」(アパレル)
■ポジティブ転換例
販売→一販売へ転職する場合
前職は厳しい販売ノルマがあり、社員間の競争が激しい環境でした。個人の努力はもちろん大切ですが、私はチームワークで進める仕事が好きなので、チームで一丸となって目標に取り組める環境で働きたいと退職を考えました。
○言い換えポイント)どうしても説明したい場合は、仕事に与える影響を具体的に
初対面の相手に断片的に前社のノルマを説明されても、人事は好感を持たない。書類に嘘は禁物だが、あえてマイナスになることを書くのは避けよう。どうしてもほかに理由がない場合、その社風が自分の仕事の進め方にどんな影響を与えているのか、どんな環境ならより意欲的に働けるのかを具体的に説明して。

11、非正規でなく、正社員になりたい

■退職理由NG例
ずっとアルバイトで働いてきましたが、そろそろ正社員として長く働きたいと退職しました。
○人事に聞いた『NGなワケ』
「志望動機が納得いくものなら、この退職理由でも気持ちはわかります。ただ、正社員に安定だけを求めているとしたら、印象は良くないですよね」(コールセンター)
■ポジティブ転換例
販売→一店長候補へ転職する場合
アルバイトで洋服の販売に携わるうちに、正社員として店舗の売り上げ管理や販促計画など、より責任のある仕事がしたいと感じるようになりました。この機会に一番好きなブランドである貴社で働きたいと、退職を決意しました。
○言い換えポイント)正社員に「安定」だけを求めていると思われないように
派遣スタッフやアルバイトから正社員の仕事を目指す場合、正社員に「安定」だけを求めていると思われないようにしたい。現在の雇用形態の限界を超えて責任や任されることの範囲を広げたいという前向きな気持ちを前面に出そう。また、雇用形態にかかわらず仕事には全力で取り組んできたことを示すのも大切だ。

12、会社の業績が低迷。今のうちに抜け出したい…

■退職理由NG例
会社の業績が低迷してリストラが進み、社内の雰囲気も悪化したため、退職を決意しました。
○人事に聞いた『NGなワケ』
「会社の業績が低迷していることが、自分の仕事にどういう影響をもたらしたのか説明がないと、業績不振は本当の理由ではないのかもと勘ぐってしまいます」(玩具メーカー)
■ポジティブ転換例
営業→一営業へ転職する場合
人員の大幅な削減で担当顧客が2倍に増え、休日返上で努力したものの、丁寧なカウンセリングとアフターケアが難しくなりました。私にとっての営業のやりがいはお客さまとの信頼関係。納得できるサービスがしたいと退職しました。
○言い換えポイント)業績低迷により、仕事で何が実現できなくなったのかを説明
「少し会社の経営状況が低迷すると、努力もせずに辞める人なのかな」と誤解されないよう、業績低迷で自分の仕事がどんな状況になり、何が実現不可能になったのかをきちんと伝える。厳しい状況下でも前向きに頑張ってきたことや、何を大切に働いてきたのかも書けば、仕事への熱意ある姿勢も伝わって印象アップ。

13、ちょっと休養したくて、短期留学…

■退職理由NG例
学生時代からの夢だったアメリカへの留学を実現するため、前職を退職しました。
○人事に聞いた『NGなワケ』
「当社では海外との取引もないので、『留学までしてなぜうちに?』と思います。特に短期留学だと、遊びに行くために簡単に仕事を辞めたようにも受け取れます」(流通)
■ポジティブ転換例
ショップスタッフ→ショップスタッフへ転職する場合
輸入服の販売に携わるうちに、ライフスタイルとファッションの関連に興味をもち、外国の生活に触れる糸口として2カ月留学しました。数年来の夢を実現し、現在は販売のプロを目指して仕事に専念したいと張り切っています。
○言い換えポイント)留学を何らかの形で活かし、入社後は仕事に専念する姿勢を
留学で得た経験が仕事にどう活きるのかを話し、安易に前職を辞めたと思われないようにしよう。だが、留学を通し、よほど高いレベルの語学や経験を身に付けていない限り、アピールしすぎは嘘っぽい。遊学の可能性が高いことは人事もわかっている。リフレッシュし、今後は仕事に専念できることの方を強調しよう。

14、即戦力として期待されすぎ、ついていけない

■退職理由NG例
今の会社は教育制度が整っていないため、経験の浅い私でもできる仕事を探すことにしました。
○人事に聞いた『NGなワケ』
「当社は未経験者も歓迎していますが、あくまで自分から学ぶ姿勢のある方が対象。それに、『経験が浅くてもできる仕事』と言われると、ちょっと困ります…」(広告代理店)
■ポジティブ転換例
Web制作→Web制作アシスタントへ転職する場合
前職は社員が2人と少なく、未経験から段階的に経験を積める環境ではありませんでした。私の意識にも甘さがあったと反省しています。貴社のアシスタント職から経験を積み、一刻も早く一人前になるよう力を注ぎたいと考えています。
○言い換えポイント)足りないスキルを積極的に身に付けるための意欲を前面に
転職先では段階を追って経験を積みたいのに、スキルを過度にアピールすると、同じことの繰り返しに。とはいえ、スキルの乏しさを教育制度などの前の会社のせいにするのは、受け身な印象。前職でした努力と反省点を率直に伝え、「足りないスキルはこれから積極的に身に付けたい」という意欲を前面に出そう。

15、出産・育児のために退職

■退職理由NG例
出産にあたり、しばらくの間は育児に専念したいと考え、退職いたしました。
○人事に聞いた『NGなワケ』
「もっともな理由ですが、前の会社で育児休業の取得はできなかったのかな? あっさり辞めたのなら、仕事への意欲が少し気になります」(住宅)
■ポジティブ転換例
住宅営業→住宅会社の営業事務へ転職する場合
出産を機に退職しました。前職の住宅営業は土日出勤で育児との両立が難しく、復帰後の内勤への異動もできない状況でしたので、一度退職し、育児が一段落した後に、前職の経験を活かした仕事に就きたいと考えました。
○言い換えポイント)出産後に働く意欲は十分にあったことを伝える
最近は育児休暇を取得しやすい会社も増えてきたので、「出産・育児が理由なら辞めて当然」という姿勢は避けて。前職で両立ができなかった背景を説明し、働く意欲は十分にあったことを強調しよう。ブランク2年以上の場合、「育児中にもスキルを磨いて再就職に備えようと考えた」などの努力も伝えられるとベター。

16、夫の転勤で退職

■退職理由NG例
秘書として働いていましたが、夫の転勤で引っ越しをすることになり、退職しました。
○人事に聞いた『NGなワケ』
「NGというより、履歴書はアピールの場でもあるので、もったいないですね。前職の内容や退職の経緯が書かれていたほうが、仕事を大切にする姿勢が感じられます」(不動産)
■ポジティブ転換例
秘書→秘書の営業事務へ転職する場合
秘書の仕事に5年間携わり、社長のスケジュール管理から経理まで幅広い業務を担当しました。大きなやりがいを感じていましたが、夫の転勤が決まり、上司と相談した上で、残念ながら2カ月の引き継ぎ期間を経て退職しました。
○言い換えポイント)退職時の職場への配慮と仕事への真摯な姿勢を伝える
人事が退職理由を聞くのは、採用後に意欲的に仕事に取り組める人かどうかを判断するため。配偶者の転勤というやむを得ない事情であっても、当然のように辞めたと誤解されてはソン。業務の状況を配慮して退職したことや、前職のやりがいなどを書き、仕事への心身な姿勢を伝えて印象アップを心がけたい。

17、体調を崩して退職

■退職理由NG例
前職には厳しい営業ノルマがあり、体調を崩してやむを得ず退職しました。
○人事に聞いた『NGなワケ』
「どのくらい体に負担を与える営業ノルマだったか客観的に判断できないので、『仕事が少し忙しいと、また体調を崩してしまうのでは?』と少し心配になります」(出版)
■ポジティブ転換例
営業→営業の営業事務へ転職する場合
会社の急成長に伴い、担当小売店が20店から50店に増え、毎日終電まで仕事をし、休日も出勤する状態が1年間続きました。そのため、体調を崩して退職に至りましたが、現在では十分な休養を取って回復し、体調管理にも努めています。
○言い換えポイント)体調を崩した原因と、現在は健康であることをハッキリと
「うちの会社も続かないかも?」と思われないよう、「過度の残業」など体調を崩した原因を具体的に説明し、現在は健康であることを書き添える。ただし、体調不良による退職は、本人の体調管理の甘さなども疑われがちでリスクも大きい。完全に体調が回復しており、ほかにも退職理由がある場合はそちらを優先しよう。