夏の女子力アップアイテム「グリーンビズ」のすすめ
暑さで仕事の効率も下がりがちな夏。オフィスのデスクにミニ観葉植物を置いて、爽やかさを演出してみませんか? 名づけて「グリーンビズ」。花と緑の専門家、日比谷花壇のシニアデザイナー石井千花さんに、観葉植物の効用や選び方を教えていただきました。Check it up!
効用:目と心の癒しに
観葉植物の効用としては、空気の浄化などがよく言われますが、「卓上のミニサイズでは、そうした効果を期待するのは難しいかもしれませんが、視界にグリーンがあることで目の疲れが和らぐのは確か。また、水をあげたり葉のホコリを拭いたり、お世話をする時間を楽しむことが、心のゆとりを生んでくれます」。
さらに「乾燥対策に加湿器を置いてあげれば、自分のお肌も潤って一石二鳥ですよ」とのこと。お肌もココロもカサカサ…な、そこのアナタ! ぜひチャレンジを!
選び方:日陰に強く、葉が落ちにくいもの
次に、オフィス用のミニ観葉植物の選び方を教えていただきました。ポイントは5つ!
1.耐陰性(日陰に強いこと)。
2.葉が落ちにくいもの。
3.乾燥に強いこと。
4.虫がつきにくいこと。
5.大きくなりすぎない。
特に4については、「ハイドロカルチャー」と呼ばれる水耕栽培がおすすめです。土を使わないため虫がわきにくいことがメリット。透明な鉢を使えば水位が見え、水やりのタイミングがわかりやすいので便利です。
おすすめの品種
■ パキラ
熱帯アメリカ原産で太陽が好きな樹木ですが、日陰でもよく育つ、丈夫な観葉植物の代表格。葉が傘のように広がり、オフィスのデスクに南国のムードを演出してくれます。
■ ガジュマル
東南アジア原産で、パキラと同様に日光を好みますが、やはり丈夫で日陰でもよく育ちます。樹木の形が独特なのは、幹の途中から気根と呼ばれる根が伸びることによるもの。一つひとつの樹の形に個性があり、“自分だけのガジュマル”が楽しめることが魅力。
■ アレカヤシ
これもアフリカなどの熱帯雨林地域が原産ですが、日陰に強く、葉が落ちにくいのでデスク上にぴったり。丈夫で育てやすく、観葉植物の中でも人気の品種です。「ヤシ」の名前の通りにゆったりと広がる葉が、オフィスにトロピカルな雰囲気を演出してくれます。
■ 日当たりのよい席や窓辺には多肉植物
日陰に強い観葉植物3種をご紹介しましたが、日当たりのよい場所で楽しむなら多肉植物もGOOD。サボテンに代表される多肉植物は、肉厚な茎・葉に水を貯めることができてオフィスの乾燥にも強いのですが、実は日陰が苦手。職場の窓辺にグリーンを置きたいという人にもおすすめです。
育て方:水や肥料の与えすぎに注意
観葉植物を枯らせてしまう原因として多いのが、実は水の与えすぎ。肥料過多も樹木が大きく育ちすぎるため、適量に抑えることが大切です。
「水は土の表面が乾いたら与えましょう。そのときには、樹木全体に霧吹きで水をかける、濡らしたティッシュで葉のホコリを拭くなど『葉水』もあげるようにしてください。ハイドロカルチャーは、鉢底に1~3センチ程度の水を目安にするといいでしょう」
肥料の与えすぎは、大きく育ちすぎる原因に。「葉につやがない、葉の色が薄くなってきたなどの変化があったときに、観葉植物用の液体肥料を少しあげる程度でOKです」
このコラムの担当ライターは、あらゆる植物を枯らす達人ですが、石井さんのお話を聞くとうまく育てられる気がしてきました! この夏、デスクを素敵に演出して女子力アップ&仕事の効率アップを目指しませんか?
取材協力/日比谷花壇
http://www.hibiyakadan.com/home/foliageplant/
※紹介商品はすべてオンラインショップ限定品です。