ラララとらばーゆ総研100人調査 美容~アシスタント時代について

100人調査[美容版]
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お題
美容師100人*「アシスタント時代」について
「アシスタント時代で一番練習をしていた時期は、毎日就業後に何時間ぐらい練習をしていましたか?」
グラフ01
「何年、シャンプーの担当をしましたか?」
グラフ02
※調査会社によるインターネット調査を2007年7月に実施。対象は関東・東海・関西エリアに在住する、美容師・理容師の男女100人。
とらねこのつぶやき
技術職だけに、技術を身に付けてなんぼのもんだけど、美容師さんになるのってこんなに大変なんだね。でも、「トップスタイリストになった今では笑い話」「だからこそ、全国大会で優勝できた」なんてコメントを見ると、苦労は必ず実になるんだってことがわかる。みんな、「一日でも早くスタイリストに!」と思っているから頑張れるんだね。これって言い換えれば、目標があれば何事にも耐えられるってことじゃない? 今は特に目標がないっていう人も、できるだけ目標を作って、毎日を有意義に過ごしたいね。
睡眠不足に手荒れ、腰痛、貧乏暮らし…。
アシスタント時代は過酷だけど、
だからこそ花開くときが来るんだね

 シュッとした身のこなしで、ファッショナブルで、笑顔の絶えない美容師さんたち。シャキシャキシャキとキレのいい音を立ててカットしてくれるその姿は、男性であっても女性であってもカッコいいもの。ところが、一人前になるには過酷なアシスタント時代があった!

 今回のアンケートでは、アシスタント時代の練習時間、シャンプー担当年数、苦労話について聞きました。練習時間を見ても、コメントを見ても、その大変さが伝わってくるよ! 特に練習時間では、一日6時間以上という人が6人もいたのには驚き! そこまでいかなくても、就業時間以外に1時間〜4時間、練習をしていた人が多く、みんな、いったいいつ寝ているのかと思いきや、やはり睡眠不足でフラフラだったよう。

 アシスタント時代の苦労話では、睡眠不足に加え、手荒れ、腰痛、貧乏…などがあり、美容師として独り立ちするまでの苦労を垣間見る結果に。

アシスタント時代の苦労話を教えてください

朝も夜も休日も練習。給料が安いのに、道具代や講習費に消えてったりする。時間もお金も全然ない生活が続きました。ハッキリ言って、好きじゃないとやってらんない仕事です。(愛知県、31歳、女性、美容師歴8年2カ月、スタイリスト、アシスタント時代の平均練習時間1時間〜2時間未満、シャンプー担当2.5〜3年未満)

手荒れが冬だけでなく夏でもひどく、手だけ肌の色はいつも日焼けしているような褐色で、指紋に沿ってひび割れ。そこには、短い毛が刺さったりして、常に出血していました。(奈良県、38歳、女性、美容師歴18年6カ月、店長、アシスタント時代の平均練習時間3時間〜4時間未満、シャンプー担当1年未満)
シャンプーをするのに中腰姿勢が多いため、腰が悪くなり、ある日動けなくなって病院へ搬送。それ以来、腰痛持ちで、いまだに病院に通院することが…。(大阪府、36歳、女性、美容師歴17年2カ月、スタイリスト、アシスタント時代の平均練習時間1時間〜2時間未満、シャンプー担当1〜1.5年未満)
勤務が終わっても長時間の練習があり、常に寝不足状態。食事の時間も取れずいつも空腹。ついには栄養失調で倒れ、点滴の投与。トップスタイリストの今となっては笑える思い出です。(滋賀県、27歳、男性、美容師歴6年3カ月、トップスタイリスト、アシスタント時代の平均練習時間5時間〜6時間未満、シャンプー担当1年未満)
仕事が終わったら15分の休憩を取って、即レッスン。終了するのは夜中の12時〜1時というのが当たり前。それ以外にも、早朝1時間、休日2時間以上は練習。でも、その甲斐あって全国大会で優勝。努力が実るということを教わりました。(大阪府、30歳、女性、美容師歴11年5カ月、トップスタイリスト、アシスタント時代の平均練習時間4時間〜5時間未満、シャンプー担当1〜1.5年未満)
一言で言えば地獄。今と違ってバブルのころだったので、人手不足でいつも忙しいし、初任給は9万円。「今にみちょれ」と練習しました。(千葉県、38歳、男性、美容師歴19年7カ月、店長、アシスタント時代の平均練習時間2時間〜3時間未満、シャンプー担当1〜1.5年未満)
講習代金を稼ぐのに、夜中にバイトをして睡眠時間は3〜4時間。とにかく貧乏。住んでいたのは四畳半風呂なしトイレは共同のアパート。夜中に店のシャンプー台をシャワー代わりにしていました。(東京都、39歳、男性、美容師歴22年5カ月、店長、アシスタント時代の平均練習時間6時間以上、シャンプー担当3〜4年未満)