スリール×とらばーゆ共催「振り返り講座」レポート

2015年10年05日
8月から3回に渡って開催された「U29プロジェクト」スリール×とらばーゆ共催イベント。最終回となる今回は、スリール株式会社が主催しているインターシップを体験した7名の参加者が集まり、振り返りを行いました。

3回のワークショップを振り返ってみる

仕事と子育てを両立している家庭へ赴き、育児のお手伝いをする「ワーク&ライフ・インターン」。このプログラムを「U29女子」たちが体験し、両立への不安やモヤモヤをなくそうという試みが行われました。

インターン体験をした7名の参加者が集まり、それぞれ感想をシェアして価値観の変化などをプレゼンテーションします。

3回目となると参加者同士も打ちとけ、会場は和やかな雰囲気。その姿を見てスリール株式会社の堀江敦子さんは「みなさん、顔がすっきりした印象ですね」と笑顔。1回目では30歳を目前に仕事や結婚、出産などのライフイベントにどう向き合えばいいか分からずモヤモヤしていた参加者たちも、少しずつ自分のなりたい姿が見えてきたよう。

今回の振り返り講座では“なりたい姿”になるため、より具体的なワークショップを行っていきます。まずは、インターンの体験を振り返り『キャリア』『子育て』『両立』『こども』の4つの観点で“Before”“After”を書き出すことからスタート。そして、最も意識が変化したことを参加者同士でシェアします。

インターンを経験して価値観が変わった女子多数!

やはり、多くの参加者からあがったのは『キャリア』に対する変化。「子どもを産むとキャリアに制限がかかると不安だったけど、インターン先の母親から、子どもを産んだ後のほうが視野が広がったというリアルな声を聞いて素晴らしいと思った」「出産をきっかけにキャリアが見直せたというアドバイスに納得できた」など、出産によるキャリアへのネガティブな意識がポジティブに変わったという声が次々にあがりました。

「体験する前に両立って大変そうだと思った人は?」という堀江さんの質問に全員が挙手。そして「体験後に両立ができそうだと感じた人は」との質問には9割が挙手するという大きな変化が訪れていました。

なりたい姿ワークで自分を深堀りしていく

参加者それぞれが一通り感想を述べたところで「なりたい姿を改めて更新しましょう」と堀江さん。今回は漠然となりたい姿を描くのではなく、なりたい姿になれていない理由を掘り下げます。

ある参加者からは仕事でもっと力を発揮したいのに、上司からの辛辣な言葉でやる気をそがれてしまうとの意見が。それを受けて堀江さんは「なぜ、上司がアナタに辛辣な言葉を言うのか、相手の行動の原因や背景を考えてください。そのうえで対応方法を考えましょう」とアドバイス。

これは。なりたい姿の壁になっている相手を理解し、相手を巻き込んでよい方向へ向かおうというワーク。参加者同士が今、壁になっていることの原因と対応について話し合います。

参加者のひとりからは、自分の時間を充実させるために夫に料理を作ってほしいと頼んだところ“俺はできない”と堂々と言われてケンカになったといいます。その背景には“料理が面倒”“女性が作るものだ”という考えがあり、これの対応として“一緒に作る”“作ったら褒める”“作って達成感を与える”と声があがりました。すると「いままで料理を任せることしか考えていなかったけれど、一緒にやればいいんだ!」と新たな気付きがあったよう。

彼女の気付きに堀江さんは「自分がなりたい姿を実現するためには、自分だけでなく周りにも行動してもらうことが大切。相手目線になることを忘れないで」と教えてくれます。

その言葉を裏付けるように、イクメンで知られるとらばーゆ編集長が口を開きます。「私自身も共働きの子育て家庭ですが、ある日、妻からはっきりと“私が仕事をするときは家事をしてほしい”と言われました。妻からしてほしいことを明確に伝えられたことで、積極的に家事に向きあうようになりましたね」。この言葉には参加者からも拍手が!

そして堀江さんはこう続けます。「頭の中で考えるのはやめて、まずは行動! 周りをどんどん巻き込んでいきましょう」

誰を巻き込んで目標を達成するか参加者全員でプレゼン!

3回に渡るワークショップの最後は参加者ひとりひとりによるプレゼンテーション。自分のなりたい姿や目標を達成するために、誰を巻き込んでどう実現していくかを発表します。

「自分が本当にやりたい仕事に転職するため、夫を巻き込んで協力してもらい自分の好きな仕事に就くことを実現したい」

「インターン体験を通して子育てと仕事の両立を実現したいと思っている。そのために会社の上司を巻き込み、育休の社内制度をもっと充実させたい」

「ずっと憧れていた海外をフィールドにした教育の仕事に携わるため、家族や友人、パートナーに協力してもらいながら、大学に通い直したい」

先月、モヤモヤしていたとは思えないほど、自分のなりたい姿が明確になり、実現するために歩み始めようとしている参加者のプレゼンに会場中から大きな拍手が沸き起こりました。

「今後の自分にワクワクできましたか? あとは行動するのみです。やるしかない! それは自分の人生だから」堀江さんの前向きなメッセージで3回に渡るワークショップは幕を閉じました。

3回のワークショップを通じ、参加者それぞれがポジティブに!

最後に参加者の方たちに率直な感想をうかがうと…。

「いままで人生なんとかなるだろう、の精神できましたがワークショップに参加したことで何がやりたいかが明確になりました。今は保健師になる新たな夢のために、一歩を踏み出したところです」

「子育てとキャリアの両立に不安を感じ参加しましたが、ワークショップを通じて自分の考えがクリアになった。これから3年はキャリアを積んで、その後に出産というプランが固まりました」

「仕事や出産に対する不安は友達に話すのは気恥ずかくして、相談できずモヤモヤしていたんです。でも、ワークショップに参加したことで同じ思いを抱えている方たちと出会い、一緒に考えられ、とても有意義な時間が過ごせました」

「U29女子は仕事、結婚、出産に対して“何歳まで”とリミットを迫られることが多くてとても辛かった。けれど、話を聞くうちに周りの情報に流されないで、自分が何をしたいかを一番に考えることが大切だと実感。価値観が変わりましたね」

そして、こんな感想も!

「リクルートは転職情報を提供する企業だと思っていたので、このようなイベントを開催するのは少し意外でした。でも、仕事情報の提供だけでなく、その周りのことも考えて寄り添ってくれるのは、ユーザーとしてとても心強いですね」

とらばーゆは創刊されてから35年間、女性の仕事に向き合ってきました。時代が移り変わっても、仕事やライフイベントなど女性の悩みは尽きないもの。どんな時代でも私たちとらばーゆは悩みながらも未来に向かって前向きに踏み出す女性に寄り添い、応援し続けていきます!