みるみる貯金ができる「月収22万円」使い道シミュレーション
毎月もらうお給料、皆さんどのように使っていますか? 残ったお金を貯金にまわす のでは決してお金は貯まりません! そこで、手取り月収22万円、一人暮らしの女性をモデルに貯金ができる理想的な使い方を働く独身女性の貯蓄術に詳しいフィナンシャルプランナー(FP)の江原さとみさんにシミュレートしてもらいました。
住居費 ⇒ 70000円
家賃・光熱費・水道代などの住居費は時期にもよりますが、毎月これぐらいの金額がかかるもの。22万円の給料であれば、1/3程度が妥当でしょう。細かく節約するよりも家賃を見直すことが大きな節約になります。会社から住居手当が出る場合は、その分、貯蓄にまわしましょう。
通信費 ⇒ 12000円
通信費はとても見直しやすい項目です。「携帯電話だけ使用していて家の電話は使っていない」「携帯電話の料金プランの見直しを何年もしていない」なんて人は無駄なお金を使っている可能性大。解約やプラン変更は面倒かもしれませんが、一度行うと大きな節約になります。また、自宅のインターネット契約もポイント。家にWi-Fi環境が整っているなら、スマホもWi-Fiを使用したり、なければテザリング(※)を使用するなどネット環境を効率良く使えるよう見直して。
※テザリング … スマートフォンなどを経由して、タブレット端末やPC等をインターネットに接続させる機能。
食費 ⇒ 20000円
この食費は「家ごはん」の額面。外食を食費の中に入れている人も多いと思いますが、分けて考えましょう。外食はあくまで交際費の中に。
交際費 ⇒ 25000円
外食ではクーポンを上手に使ったり、ディナーよりもお得なランチで美味しいものを食べるなど、できるだけ費用をセーブできるよう心がけましょう。
美容・洋服費 ⇒ 20000円
女性として、この項目をセーブするのはなかなか難しいですよね。コツは1カ月の予算を決めて、その中でやりくりすること。今月は美容、来月は洋服など、使いどころを見極めてメリハリをつけた出費を!
スキルアップ・趣味・お稽古費 10000円
働く女性にとって趣味やスキルアップのお金は欠かせないもの。趣味に使うお金をしっかりと取っておくと日々のストレスが少なくなり、余計な買い物や外食が減ることもありますよ。
レジャー費 ⇒ 19000円
年間で旅行に使う予算を入れておきましょう。旅行の時にあらかじめ予算を決めておけば「せっかくの旅行だから」という無駄遣いが防げます。
貯金 ⇒ 44000円
一人暮らしの貯金はなかなか難しいけれど、頑張って収入の20%は確保したいところ。そこでオススメなのは「先取り貯金」。財形や自動積立定期貯金などを活用して、給料口座から自動的に貯蓄へ回せる仕組みを取り入れてみては。月44000円を貯金できれば2年で100万円! 貯めるクセがついたら、もう少し増やせるようチャレンジしてみてください。
貯金の基本は「収入-貯金=生活費」の習慣をつけることです。そして、貯金は無理のない金額にして「今月ピンチだからおろしちゃった!」なんてことがないように。そして、目標貯金額を決めて、達成できたら自分にご褒美をあげるなどしてストレスを減らしてみてください。貯金で大切なのは何よりも「続けること」です。
■プロフィール
ファイナンシャルプランナー
江原さとみ
異業種から一念発起しFPへ転身。独立開業し、現在、FPオフィスなでしこ代表として活躍。自らの経験を活かしシングル女性の資産相談や働く女性の貯蓄術セミナーなどを開催。
オフィシャルサイト http://www.fp-nadesiko.com/