スタッフがほぼ全員主婦の美容室!効率のよい店舗運営で短時間でも働きやすい環境 /株式会社スタイルデザイナー カット&カラー 美容室ChokiPeta 成増店

2017年02月13日

美容師の仕事にゴールはありません
自分の気持ち次第でいつまでも成長できます

植木はるかさん

プロフィール:植木はるかさん
勤務歴2年8ヶ月。もともとメイクに興味があり美容業界に入ったが、国家資格が取れることに惹かれ美容師に。

板橋区成増駅の商店街に店を構えるChokiPeta成増店は、オープン30分前にもかかわらずお客さまが並びはじめる人気店です。同店舗に勤務するスタイリストの植木さんは、とても楽しそうにお客さまと会話し、爽やかな笑顔で働いています。現在、彼女は2歳の子どもを持つ母親で、1年ほど前に産休・育休から復帰。今はパートスタッフとして、週4日〜5日出勤し、9時30分〜16時の間に勤務しています。そんな植木さんが同店に転職したのは、2年8ヶ月前。結婚が視野に入りだした頃でした。

「以前は、正社員として別の美容室に勤めていました。ただ、その店舗はとても忙しかったので、結婚した後の将来を見据えて、出産後も働けるような環境の職場を探したいと考えるようになり、そのときにChokiPetaのことを知りました。時間に融通が利くパートスタッフを積極的に採用していると聞いたので応募しました」

植木さんが勤める成増店では、現在11名のスタッフのうち10名が主婦のパートです。そのため、子育てと家庭との両立や、シフトの調整に大変理解があると植木さんは話します。

「主人の仕事が忙しく休みも一定ではないので、子育てについてはわたしが中心的な役割を担いたいと思っています。普段は16時までに退勤する必要がありますし、子どもが急に体調を崩してしまい、たまに休まなければならないときがあるのですが、皆さん快く代わってくださるんです。その代わりに、他のスタッフの方が急な欠勤になるときには、可能な限りフォローするようにしています。また、先輩ママの方もたくさんいらっしゃるので、朝の準備の時間などで子育てのちょっとしたアドバイスをしてもらえるのでとても助かっています」

植木はるかさん2

同店では、最初に産休・育休を利用した植木さん。「後に続くスタッフの手本となれるよう、今まで以上にがんばりたい」と話す。

周りのスタッフの存在のおかげで、楽しく働けているという植木さん。そうはいっても、産休・育休を経て復職するときは、1年4ヶ月のブランクに加え、初めての育児で不安を感じていました。

「復帰するときはとても緊張したのを覚えています。特にChokiPetaは、券売機や機械式のシャンプー台があるなど、他の美容室にはない特殊な設備があるため、うまく使いこなせるか不安でした。でも、皆さんが優しく教えてくださって。それで少ししたら以前と同じように働けるようになりました」

また、産休・育休の手続きや保育所への申し込み等も本部の専門スタッフが窓口になってくれたおかげで、滞りなく子どもを保育所に入園させることができたと植木さんは話します。

美容師として、そして母親として忙しい毎日を過ごしている植木さん。やりがいを感じるのは、お客さまに満足いただけるサービスを迅速に提供できたときだと言います。

「この店舗では、カットやカラーなど、それぞれの工程で担当を分けています。日々たくさんのお客さまがいらっしゃるので、いかに効率よく、速く対応することができるかが大きなポイントです。忙しい時でも他のスタッフと協力して、お客さまをお待たせすることなく対応できたときはほっとします」

植木さんは、どうやったらお客さまに喜んでもらえるかを常に考えています。
「この仕事の魅力は、ゴールがないところだと思っています。カットが大好きなので、先々までスキルアップしていきたいと思っています。また、日々進化する技術にもしっかりついていかなければなりません。会社では、毎月2回あるカット講習やウィッグやカラーなどの研修をしっかりと行ってくれます。今は時間が限られているためなかなか参加できていませんが、子育てが落ち着いたら勉強会にも積極的に参加して、美容師としての腕を磨きたいです」

ミーティング風景

開店前のミーティング。今日1日の業務や目標などを確認。同店舗では、朝から混雑するのでスピーディに情報を共有する。

スーパーの中という立地を活かして午前中の来店を促進
効率よい店舗運営を実現

船津初代さん

プロフィール:船津初代さん
勤務歴約2年8ヶ月。ChokiPeta成増店の開店とともに同社に入社。入社後、半年で店長に。

主婦でありながら、美容師としてイキイキと働いている植木さん。では、実際にパートスタッフを受け入れている店舗はどのように現状を捉えているのでしょうか。同店の店長を務めている船津さんにお話を伺いました。

「当店は11名のスタッフのうち10名が主婦のパートですが、お子さまの年齢は園児から高校生までとさまざまです。それぞれの家庭の状況に応じて、14時まで、16時まで、17時までと就業時間を調整しています。夕方や土日のシフトは社員やフルタイムのスタッフで極力カバーするようにしていますが、主婦・主夫のスタッフも土日どちらかはパートナーに子どもをみてもらって出勤するなど、家庭に支障をきたさない、無理のない範囲で協力してくれています」

稼働時間やシフトの制約はあるものの、主婦・主夫のスタッフによるサービス提供に船津さんは大きなメリットを感じています。
「この店舗は、地元の主婦・主夫のお客さまが多く来店されます。そのためコミュニケーション面でも共通の話題があるなど、主婦・主夫のスタッフによる親しみのある丁寧な対応をお客さまにもとても喜んでいただいています。当店のファンになってくださっているお客さまも多く、それがリピートにもつながっています」

また、店舗運営の観点で、パートスタッフが働ける時間帯に合わせてお客さまの来店数のボリュームを調整するように心がけていると船津さんは話します。
「スタッフが一番シフトに入れるのは午前中の時間帯です。当店はスーパーの中に入っているので、主婦・主夫のお客さまにとっても、朝の時間を美容院の時間に充てれば、その後の時間に買い物をするなどして1日を有効に使うことができます。そこで、スタッフが多くいる朝の時間に来店をしていただけるよう、お客さまにご案内してスムーズに店舗が回せるように心がけています。そのため、お客さまも開店直後の朝の時間に多くいらっしゃっています」

その甲斐もあり、成増店は土日・平日ともに大盛況。その結果、店舗の広さや席の数から算出される店舗の売り上げ目標をはるかに越えているそうです。

「ここまで店舗が成長できたのは、すべてのスタッフが協力し合えていることの結果だと思います。スピーディな対応を行うことがお客さまのニーズであり、店舗の生産性にも直結するので、スタッフ全体のサービスの標準化やマニュアルの徹底、スキルのさらなる向上に取り組みたいと思っています。今後もさらにお店のファンを増やして、地域の人たちから安心され信頼される店舗にしていきたいです」

船津初代さん2

「できればもう1店舗、このエリアで出店したいですね」と話す船津さん。それもパートスタッフの協力があってこそ。