カットモデルの獲得は大変と答えた人は80人!
一人をハントするのに
30〜60分はかかるのがザラのよう
街を歩いていると、ちょっとこじゃれた感じのお兄さんやお姉さんが愛想笑いをして近づいてくる。そんな経験がある人も多いのでは? 何を隠そう彼らはヘアカットの練習台探しのハンターたち! 狙った獲物を捕まえる。それが彼ら・彼女らの仕事なのである。でも、普通であれば、知らない人から声をかけられたら不審がるもの。そう簡単に「あぁ、そうですか。お願いします」とはいかないよね。そこで今月は美容師さんにヘアモデルの獲得事情について聞いてみました。
まず、カットモデルの獲得が大変かどうか聞いたところ、「すごく大変」「まあ大変」という人が80人。ハンティングとはそうは簡単にいかないものなのだね。で、カットモデル一人を獲得するのに要する時間で多かったのは、平均30〜60分。街頭で知らない人に声をかけ、60分も断られ続けるというのは、つ、つらい…。これはカットの練習だけでなく、忍耐を学ぶ場にもなってるのでは? と思わず考えてしまいました。
ちなみに声をかけるテクニックとしては、「『タダ』という言葉につられそうな人」や「しばらく美容院に行ってなさそうな人」を選ぶというのが大多数。人の弱みにつけこんだうまい方法ですな(笑)。あとは上級者になれば、「あなたは特別」的な自意識をくすぐる言葉を使うこと。みんないろいろ考えているのだね。