経験から半年で急成長!クライアントも唸らせた、Web制作課題発表

2018年04月20日
定期的にレポートしている『ママ向けWebグロースハッカー(※)養成講座』第3期も、すでに開講から半年が経過。この間、ママたちは家事や子育ての隙間を縫いながら猛勉強し、Web制作の理解を深めてきました。そんなママたちが現時点でのベストを尽くす制作課題発表が、3月15日にデジタルハリウッドSTUDIO福岡にて行われました。

※1グロースハッカー……Webサイトの改善を通じて、ビジネスの成長を加速させる人のこと。

手を動かす前に、まずは考え抜くこと

今回の課題は、前回に引き続きLogista株式会社が提供するサービス「産後夫婦ナビ」のWebサイトリニューアル。同社が提唱する「夫婦会議」への理解を深め、夫婦会議ツール「世帯経営ノート」(前回記事参照)の活用をはじめとして、産後の夫婦間で上手にパートナーシップを築いていくことを目的としたサイトです。ママたちは、まず現状の課題から仮説を立て、それを改善するための案を考えることから始めました。

ママの企画書から。このように、単なるデザイン上の改善提案ではなく、リニューアル自体の目的をきちんと整理していく

「情報を伝わりやすくするために、文字数をより少なく、シンプルにしたい」「明るい画像を選んで、ポジティブなイメージを与えたい」など、アクションの一つひとつは具体的なもの。しかしその背景に、「リニューアルによって何を達成したいか」がよく考えられています。

クライアント自身も気づいていない課題を発見

この日を迎える前に、講師に課題のチェックを受け、本番までわずか一週間ほどの間にも案をブラッシュアップしてきているママがほとんど。おかげで、構成が破綻しているような例はほとんどありません。課題を自分なりに考え、構成からキャッチコピー、デザイン、可能な限りの実装までを一人でこなすママたちは、すでに半年前とは見違えるよう。

デザイン案の一例。目立つギミックはなくとも、要素が整理され、見やすいサイトに仕上がっています

全員のプレゼンが終わった後、今回のクライアントであるLogista株式会社の担当からは感謝の言葉が。「要素を整理したり、オリジナルの見出しをつけたりと、創意工夫にあふれたアイデアをたくさんいただき、感動しています。私たち自身が、自分たちの展開したいことをより深く理解できた気がしています」(Logista株式会社の長廣遥さん)

また、デジタルハリウッドSTUDIO福岡の高橋政俊校長からも、総評がありました。「アウトプットのレベル感は非常に高いと感じています。4月からのグロースハックの授業で、どんな成長を見せてくれるのか、楽しみです」(高橋政俊校長)

そして今回も、課題発表を終えたママにインタビューさせてもらいました。

WiFiを繋ぐのも苦手だったのに…自分の成長に驚いています

2人の娘を育てる草場さん。結婚後は家庭と両立できる仕事を探し、レストランなどに勤務しましたが、「自分にしかできない仕事をしたい」と考えて、見つけたのが「ママ向けグロースハッカー養成講座」でした。

「一生ワクワクするための技術を身に付けたい。それが受講の動機です」とはいえ、WiFiを繋ぐことさえ苦手だった草場さん。はじめのうちは、課題が思うように進まず、泣いてしまうこともあったとか。そんな時にサポートしてくれたのが、夫や家族だったと言いいます。「私はもともと、何をやっても人より上手くできないっていうコンプレックスがあるんです。でも主人は、新しく挑戦すること自体を応援してくれて。お金はいつかなくなっても、勉強して身につけたことはなくならないからって、励まし続けてくれました」

そうして約半年に渡って学んできた草場さん、今回の提案はどのように考えていったんでしょうか?「まずは、一冊のノートがなくなるくらい、案をいっぱい書き出すところから始めました。自分の中で作りたいもののイメージを固めてから、制作に入ります。形を作ってみてから、一歩引いて客観的に見たり、アドバイスをもらったり。精一杯頑張りましたけど、点数をつけるとすれば65点ぐらいかな」まだまだ道は半ばですが、大きなやりがいを感じている様子。

最後に、この講座の受講を検討しているママに向けて、アドバイスをいただきました。「やりたいことや目標がはっきりしているなら、とてもいい講座だと思います。やる気さえあれば、いろんなバックアップをしていただけますから。全くの素人だった私が、Webサイトを作っているなんて、今でも信じられないくらいです」そう、目を輝かせて語ってくれました。


さて次回は、この4月から履修するグロースハックの授業で、3期生のママたちがさらにどんな進化を遂げるのかをお伝えする予定です。