ママの「働く」選択肢を広げる『ママ向けWebグロースハッカー養成講座』、第3期スタート!

2017年10月06日
子育て中ママの場所や時間に縛られない働き方をサポートするため、リクルートジョブズ、Kaizen Platform、デジタルハリウッドSTUDIO福岡(以下、デジハリSTUDIO福岡)が2015年5月に立ち上げた「Growth Hack for Women プロジェクト」。これまでも、『ママ向けWebグロースハッカー養成講座』を通じて多くのママがITスキルを身に着けて羽ばたいていきました。いよいよ3期目を迎えた2017年9月、まずは初日の様子をお伝えします。

講座初日の様子

午前10時半。デジハリSTUDIO福岡に集まった12名だけではなく、スクリーンに映る3名のママからも少しだけ緊張が伝わってきます。福岡近郊のママを対象にしてきた本講座ですが、今期はWeb会議サービスを活用することで、岩手県大槌町のママ3名にも受講いただけることになりました。東日本大震災の復興支援を目的とした取り組みですが、Web会議サービスを活用することで、場所を選ばずに学ぶチャンスが増えますね。

Web会議サービスを通じて参加する岩手会場のママたち

プロジェクトに賛同した株式会社ブイキューブが提供するWeb会議サービス。福岡と岩手で、同じときに同じ授業を受けることができます。

まずは、デジハリSTUDIO福岡の高橋政俊校長から開講の挨拶。受講にあたっての3つの心得が伝えられました。

「やればできると信じること。先生の話をよく聞くこと。そして、諦めずやり続けること。この3つを常に意識して、11か月間、学ばれてください。受講を応援してくれているご家族のためにも、一緒に頑張っていきましょう」

また、リクルートジョブズの杉原理恵、Kaizen Platformの今里慎作氏からも3期生へのメッセージが。

「調理の専門学校で技術を身につけたからといって、すぐにレストランを経営できるわけではないように、この講座は初めの一歩。私たちは、講座や案件の提供を通じて、皆さんがプロに近づく歩みをサポートしていきますので、何かあれば気軽に相談してくださいね」(杉原)

ママたちに激励の言葉を贈るリクルートジョブズの杉原

リクルートジョブズの杉原。自由な働き方を求めて、現在も会社員と個人事業主の二足のわらじを履いています。

「1期生も2期生も、悩みながらも成長して、今では立派に活躍しています。今年3月のグロースハッカーアワード2017にも卒業生が登壇され、その姿はきらきらと輝いていました。皆さんにもいつかあの場所に立っていただきたいと思っています」(今里氏)

さっそくの課題は他己紹介! 初対面の相手の良さをどう伝える?

まずは自己紹介……と思いきや、「3人1組でお互いをインタビューして、相手のキャッチコピーを考えて他己紹介をしてください。紹介された人は、自分の目標の発表をお願いします」という指示が。グロースハッカーは、商品の良さをわかりやすく表現することが求められるので、初回の課題としてもぴったりのお題です。

今期の受講生も経歴は多様! 現役の会社員の人もいれば、結婚や出産後、アルバイトやパートで働いている人もいますし、専業主婦として子育てに専念していた人もいます。中には、「働きながら独学で身に着けたWeb関連スキルのレベルアップと仲間作りのために来ました」という作業療法士や、「一度ECサイトの立ち上げに失敗して、Webマーケティングの大切さを痛感したんです」というネイルサロンオーナーも。

自己紹介ワークショップの様子

その結果、「グローバルなプリティ美魔女」「天使の野心家」「企業も育てるプロのママ。いいとこ見つけて伸ばします!」など、ユニークなキャッチコピーが続々生まれて、教室は大盛り上がり。おかげで、皆さん、自分の目標を発表するときも、「一生ワクワクするための技術を身につける」「子どもに尊敬されるお母さんになる」と強い意気込みを感じさせつつも、リラックスして進めることができました。

発表の様子

和やかな雰囲気の中、少し緊張しつつも、笑顔で発表!

2度目のチャレンジでついに合格! 目指すは月収20万円

2度目のチャレンジで合格したママにインタビュー

「学歴にも職歴にも自信がないし、子どもがいるから時間も限られる。そんな自分でも、やりたいことを仕事にして頑張ることができると証明したいんです」。しっかりとした言葉で目標を語った古藤さんは、6歳の息子と3歳の娘を育てるママ。

長崎県出身。高校卒業後に上京し、アパレル販売の仕事に真剣に取り組んでいたものの、体調を崩して退職し、帰郷。落ち込んだこともありましたが、彼女を支えたのはなんとパソコンでした。

「父が大のパソコン好きで、私も小学生の頃からインターネットで調べつつ、お下がりのパソコンを分解したり修理したりして遊んでいました。中学時代にはWebサイトも作りましたが、それは、ただの趣味。仕事に結びつくなんて、思ってもいませんでした」

実は古藤さんの本講座への応募は2度目。次こそは自分が熱中できるITを仕事にしようと決めたものの、地元にある求人は大半が接客と介護。そこで、昨年1月に福岡に移住して職業訓練校に通いました。その後、さらなるスキルアップを求めて、昨年もこの『ママ向けWebグロースハッカー養成講座』に応募。前回は残念ながら落選しましたが、2度目の挑戦で見事合格を勝ち取りました。そんな古藤さんが、グロースハッカーに感じる魅力とは何なのでしょうか?

「結果が数値として見えることですね。不採用ならば全く報酬にならない厳しい環境で結果を出せたら、ものすごい喜びを感じられるはず。安定してはいるけど稼ぎも一定という仕事より、私はもっと自分の可能性を試してみたい。これから始まることに、とてもわくわくしています」

まずは月収20万円を目指すという古藤さん。彼女が「好き」を仕事にする、その日が楽しみですね!

集合写真

福岡と岩手で一緒に記念撮影!