16人のママたちが「グロースハッカー」に挑戦!

2016年10年05日

集合写真

これからの抱負を一人ひとり書いたママたち。グロースハッカーとしての活躍を宣言するなど、力強いコメントが寄せられた。


 昨今、話題となりつつある「グロースハッカー」。特に、時間や場所に縛られない「新しい働き方」として、ママたちからも大きな注目を集めている。
そんな「ママグロースハッカー」を福岡エリアで育成するため、2015年に「Growth Hack for Womenプロジェクト」が発足した。昨年初めて開講されたWebグロースハッカー養成講座からは、12人のママたちが “ママグロースハッカー”として巣立ち、現在様々なフィールドで活躍している。

 その第2期講座が始動、9月7日(水)にデジタルハリウッド福岡校で入学オリエンテーションが開催された。第2期の募集にあたっては、前回を超える多数の受講希望者が殺到、筆記試験を合格した方の中でも面接を合格できたのは3人に1人という、非常に狭き門となった。そんな難関を見事に突破した16人のママが、この日初めて集結した。

 おそるおそる会場に入ってきた受講者たちは、一様に期待と不安が入り交じる緊張感のある表情をしていた。そんな中、同校の高橋校長が激励の言葉をかけた。
「これからの講座は本当に大変だが、8ヶ月間がんばれば必ず成果がでるから、がんばってほしい。講座も2期目を迎え、受講生への期待度はさらに高まっている。期待しています。」
どこか不安そうだった受講者たちの顔がキリッと引き締まり、これから始まるプロジェクトに臨む真剣な表情へと変わった。

インタビュー風景

ワークではお互いにインタビューを行った。初対面であったがさすがはママたち。すぐに打ち解け、終始和やかな雰囲気だった

 まずは、受講者が二人一組になってお互いのインタビューを実施、その上で相手の人となりがわかるキャッチコピーを付け、他己紹介を行った。
これは、グロースハッカーとして必要な「ヒアリングを通してお客様の要望や特徴をつかむ」ということを、肌で感じてもらうためのプログラムだ。
初対面にもかかわらず、これまでのキャリア、子育てや家庭のこと、さらには趣味の話まで、様々な角度からの質問が積極的に飛び交い、グロースハッカーとしての素質が垣間見えた。他己紹介も、時折笑い声が起こるなど、終始和やかな空気だった。

 そんな受講者に対し、今回のプロジェクトを支援する「とらばーゆ編集部」も、以下のようなエールを送る。
「まだまだ世の中では、グロースハッカーとして活躍する女性は多くない。みなさんが講座を修了してグロースハッカーになると、マーケットとしては先駆者の一人となる。みなさんが時間や場所の制約にとらわれずに活躍する姿が、きっと多くの女性の背中を押すことになると思います。」

 入学オリエンテーションを終えた受講者たちも、
「グロースハッカーとして自立し、ママグロースハッカーズで一緒に大きな仕事をする!」
「女性がもっと働きやすい世の中にしたい!」
「家族が自慢できるカッコイイ!ママになる!!」
など、力強い抱負を語った。

母親として女性として可能性を広げてくれる「グロースハッカー」

中原さん

中原さん。子どものそばにいることと、仕事を通じて活躍することの両方を実現できるのがグロースハッカーの働き方だと感じたと話してくれた

 受講者の一人である中原さんは、小学5年生と2年生の子どもを持つママ。夫の転勤で1年前に佐賀から福岡に転居してきた。

 「引っ越してきたばかりの頃は、子どもが学校や地域に慣れることばかりが心配で、働くことは後回しに考えていました。最近少し落ち着いたので、仕事をしようと思っていろいろと求人情報を見たのですが、自分のやりたい仕事は条件が合わなくて」

 結婚前は銀行で正社員として勤務していた中原さん。自身の経験を活かすために、銀行でのパート職の仕事を探していたが、「このままでいいのか」「どこでも通用するスキルや資格があった方がいいのでは」と悩んでいた。そんな時、たまたまこのプロジェクトのことを知っていた夫に薦められて、応募することに。

 「応募する時は、自分にも果たしてできるのか……不安しかありませんでした。自分なりにグロースハッカーの仕事についていろいろと調べた結果、理解が深まり、決断しました。今は、『挑戦するからには楽しみたい』と思うようになっています。特に、プロの講師の講座が聞けるというのが何よりも楽しみですね」

 修了後は、子どもたちが学校に行っている間の時間で仕事をこなしたいと中原さん。
「自分が子どもの頃は母親が家にいたので、学校から帰ると常に『おかえり』と声をかけてもらえていました。今振り返ると、そうしてくれた母親に感謝の気持ちがあります。家に帰った時に家族がいると、子どもたちも安心なので、わたしも在宅で仕事をしたいと思っています。そして、ゆくゆくは夫よりも稼げたらと思っています(笑)」
と、同プロジェクトへの意気込みを話してくれました。

在宅で仕事ができる「グロースハッカー」は母親の強い味方

篠崎さん

篠崎さん。働きたいのに仕事ができない状況にある多くのママの背中を押すような働き方や発信をしたいと話してくれた

 同じく今回の受講者である篠崎さんは、1歳の子どもを持つ母親。以前は、空港の地上勤務をしていたが、勤務時間が朝4時からのときもあれば、夜22時までのときもあるなど、不規則だったこともあり、結婚を機に退職した。しかし、もともと働くことが好きだったという篠崎さん。1年前に育児雑誌で「Webグロースハッカー養成講座」の広告を見て、興味を覚えたとのこと。

「昨年は妊娠中だったんですが、資料請求をしてみたんです。今年も開催されるならと思っていたところ、募集を知ったので挑戦することにしました」

 篠崎さんがグロースハッカーに1番ひかれたのは、在宅で仕事ができるところ。
「子どもが小さいので子育てをしながら家で仕事ができるのは魅力でしたね。もちろん、不安もありましたが、楽しみな気持ちの方が強かったので、迷わずに応募しました。」

 「子どもが小さいがゆえに、働きたいけど働けていない他のママたちにも、多様な働き方をもっと知ってほしい」と篠崎さん。「かつてのわたしと同じようなことで悩みを抱えているママは多いと思います。ここでスキルを身に付けて、グロースハッカーの働き方を発信したり、周りの人に影響を与えられるようになりたいです」
そう、目を輝かせて話してくれました。

質&量ともにパワーアップ! 大変な分、大きな成長につながるはず

 入学オリエンテーションを終え、高橋校長が今年の受講者たちについて話をしてくれた。
「1期生に負けないくらい、ポテンシャルの高いママたちが集まったと思います。特に今回は、テストや面談でも個性の光る方がとても多かったですね。これまでの職歴も、写真関係、グラフィック、デザイン、CAD、営業職など、多種多様なので、クライアントを選ばずに活躍できるチームになるポテンシャルを秘めています。」

「ご主人に転勤が多い方も参加されていますが、ぜひここで学んで力をつけてもらい、福岡にとどまらず、各地で活躍して欲しいと思っています。そうすることで、全国にママグロースハッカーの種をまいて輪を広げていってほしいですね」

 そんな高橋校長が、今回の講座を通して受講者たちに身に付けて欲しい能力とは。
「制作、分析、マーケティング、提案など、プロジェクトを進めるにあたって必要なスキルはもちろんのこと、ママ同士の連携でお互いの強みを活かし、相乗効果を発揮してほしいです。みんなで力を合わせれば、15~20年の経験者にも勝てるスキルになるはずだと私は信じています。そのためには、知識を合わせ、みんなでよくコミュニケーションをとることで、関係を強固にしてもらいたいです」

 もちろん、そのために講座の内容についてもブラッシュアップを図った。昨年ともっとも変わったのが「課題の量」。大変になるが、それは期待の裏返しと高橋校長は話す。また、講座の後半2ヶ月は実習に当てているが、より実践的な「仕事」を意識し、実務に近い経験を積めるよう工夫していく。

 「講師陣も、20年に渡ってフリーランスとして活動しクライアントから絶大な信頼を得ている方、大企業のサイト改善に関わっている方など、さまざまな方をお呼びしています。多くの方が悩むであろうアウトプットの出し方や、プロジェクトとのかかわり方など、より実務の即戦力となるスキルを吸収してほしいです。バリエーション豊かな講師の方にレクチャーをしていただくことによって、グロースハッカーとして働く人の現場視点と、グロースハッカーに仕事をお願いするクライアント視点の双方を伝えていきたいです。また、講師の方のほか、トレーナーもグロースハッカーとして実績を積んでいる人がそろっているので、いつでも気軽にアドバイスを得ることができる環境が整っています。受講者の皆さん同様、未経験から学んだ人たちなので理解のステップを心得ており、その人の状況に応じた適切なアドバイスを行うことができると思います」

 講座がさらにパワーアップした中、2期生のママたちへの期待を最後にこう語ってくれた。
「2期生のママたちは、グロースハッカーという仕事・働き方への理解が進んでいる分、なりたいイメージが明確になっている人が多いと感じています。そんな皆さんには、『自分が世の中を変えていきたい』『ほかのママたちにポジティブなメッセージを発信したい』など使命感をもっている人が多いことも大変心強く思います。ぜひ、このプロジェクトを通じて、日本中の働くママたちに勇気を与えてほしいです」