あなたはどう思う? みんなが結婚後も仕事を続ける理由ってなんだろう?
寿退社に憧れる女性もいる一方で、さまざまな理由から「結婚後も働く」ことを選ぶ女性は年々増え続けています。しかし、結婚前と同じように仕事を続けるとなると大変なことが多いのも事実。では、そもそも結婚後も仕事を続ける理由は一体どこにあるのでしょうか?
先輩に聞いてみた! どうして結婚後も仕事を続けるの?
結婚したあとも仕事を続けている方に、「結婚後も仕事を続けている理由(メリット)」を聞きました。
- 「子どもがいないので、働いて自分のためにお金を使ったり貯蓄したりするほうがいいと思ったから。相手になにかあったときのリスクを減らす意味もある」(38歳/ライター)
- 「以前、結婚して専業主婦になると、そのまま働き続けたときと比べて2億円以上収入が少なくなると聞いた。それまでは辞めてもいいと思っていたけど、そんなに損するなら働かなきゃと思った」(30歳/歯科助手)
- 「『養ってもらっている』という関係になるのが嫌だった。それに、今まで築き上げてきた人間関係や立場を失くすのも、もったいないと思った」(32歳/ウェブデザイナー)
- 「子どもの預け先を考えると、フルタイムで共働きのほうが保育園に入りやすいから」(33歳/旅行代理店・事務)
- 「自分の親が共働きだった。そのおかげで小さいころから料理をすること、家の片付けなどをやる習慣がついた。一人暮らしをはじめたときも困ることがなく、自立心が育ったと思っているので、自分の子どもも同じように育てたい」(32歳/アパレルデザイナー)
結婚後も働き続ける理由は、「世帯収入が増えるから」という意見が多くありました。
子どもができるまでは今まで通りのペースで仕事を続けられますし、生活水準を落とす必要もありません。ある程度自由に好きなものを買ったり、将来への貯蓄に回したりできるので、金銭的ストレスや不安を感じることが少ないようです。
また、保育園に入りやすい、子どもの自立心を育てたいなど、「子どものことを考えて共働きを選択する」という人も。特に自立心については、子どもが主体となって身の回りのことを行うため育みやすいといえます。時間があるとつい世話を焼いてしまいがちですが、仕事を続けることで子どもが自己管理を覚える良い機会を与えられるようです。
「家庭と仕事の両立に不安がある」人は仕事を続けない傾向に?
続いて、結婚後に仕事を続けるつもりがない方の意見も聞いてみましょう。
- 「仕事が忙しいと家事をおろそかにしてしまう」(28歳/金融)
- 「お互い家事に時間を割けないから、外食が多くなるし部屋も散らかってしまうので」(38歳/広告)
- 「いまの仕事を続けていたら子どもを作るタイミングを逃しそう」(27歳/歯科助手)
結婚後も仕事を続けるデメリットについては、「家事に充分な時間を割けない」という声が多くありました。また、出産のタイミングが掴めないといった意見も。これは共働き夫婦にとって避けては通れない課題といえるでしょう。
しかし、家事の分担に関しては旦那さんとうまく分担したり、代行サービス・家電をうまく活用したりすればカバーできそうです。
家事分担のコツについては、「共働き夫婦が負担にならない家事分担方法と、協力体制がうまくいくコツ」で詳しくご紹介していますので、ぜひチェックしてください。
大切なのは「自分はどうしたいのか」ということ
結婚後も仕事を続ける理由としては、大きく分けて「金銭的なメリット」と、「子育てへの影響」の二つがあげられました。家庭の時間が少なくなるというデメリットよりも、好きな仕事を続けることで得られる経済的な安定や精神的なゆとりを大きなメリットと捉えている方が多いようです。
メリットデメリットそれぞれありますが、大切なのは「自分はどうしたいのか」ということ。
金銭的な余裕がほしい、精神的な余裕がほしい、家庭の時間を優先したい…人それぞれ優先したいものはバラバラです。結婚後の自分はどうなりたいのか、自分のやりたいことはなんなのか、今一度考え直すきっかけになればと思います。
(モニカ+プレスラボ)