2007年お仕事女子200人のボーナス＆マネー事情 vol.1


そろそろボーナスが出た人もいるのでは？　そこで、今年のボーナスの使い道を読者200人に聞きました。今年の傾向は「貯金」と答えた人が多いこと。みんながっちり貯めて、住宅など大物買いに向けて、着々と準備をしているようですよ。

約4割の人のボーナスの使い道が貯金！　かなりの堅実ぶりがはっきり結果に表れた。貯金の理由の多くは、住宅購入のための資金。着実に将来の計画を立てているもよう。3位の「お洋服の購入」と答えた人は冬のバーゲンのカードの支払いにあてる人が多かった。

全体ではボーナス「あり」が53.5％で、「なし」が46.5％。正社員が41.5％を占めているのに、ボーナス「なし」の人が半数近くいるのは、年俸制が増えてきているから。また10万円以内と答えた人が33．3％に対して、30万円以上が28.9％と、多い人と少ない人が二極化している。



ボーナスの使い道高額ランキングの上位は、これまたほとんど貯金！　しかも50万円という人が7.5％もいるから驚き。高額ボーナスをもらっている人ほど、浪費しない傾向が強いことがわかった。う〜ん、景気はかなり良くなってきているけど、ちょっと前の厳しい状況が記憶に新しいせいか、みんな財布のひもはしっかりしめているようだ。ほかには、同じく50万円でスキーツアー代（30歳／正社員／教育／講師／年収500万円）、ハワイへの新婚旅行代（30歳／正社員／精密機器／一般事務／年収425万円）という人も。			まさに「大人買い！」という答えがコレ。その他、ブランド名は不明だが「前から欲しかったバッグ」に30万円の予算を組んでいる人もいた（37歳／正社員／建設／法務・総務／年収350万円）。全般的に見て「自分へのご褒美」にボーナスを使う傾向は、30代の未婚の人に多く見られた。これも働き続けていくメリットの一つかも。「うん、わかる、わかる…」と思ったのが、「友達の結婚式のためのご祝儀、洋服、バッグ代で7万円」（24歳／正職員／公務員／医療福祉関連職／年収350万円）という人。友達の結婚は喜ばしいことだけど、重なると痛い出費になったりする…。

	45万円を車のローン返済に。（25歳／正社員／機械／一般事務／年収375万円）
	どんな良い車に乗っているのでしょう…。
	ボーナス35万円のうち、7割はカードの返済、残りは貯金にまわします。（29歳／正社員／ＩＴ関連／エンジニア／年収350万円）
	ボーナスをあてにして買い物しちゃう気持ち、わかります…。
	20万円をハウステンボスへの旅行費用に。（27歳／正社員／食品／一般事務／年収250万円）
	海外旅行より国内旅行にあてる人多し。
	30万円を家族旅行の費用に。（29歳／正職員／公務員／医療福祉関連職／年収325万円）
	これが親孝行というものですね。
	30万円を実家への帰省の費用と、温泉旅行にあてます。
	（31歳／正職員／団体／一般事務／年収425万円）海外旅行より国内旅行をする人が目立ちました。日本回帰ブームなのかも？

	5万円でＦＸ（外国為替証拠金取引）の追加投資。（29歳／正社員／サービス／IT系技術／年収225万円）
	その他、株式や投信を購入する人も結構いました。
	25万円はカードの支払いに消えます。（29歳／正社員／教育／IT系技術／年収375万円）
	思いっきり使っちゃったんですね…。
	ボーナスのほとんどの30万円は、近々、結婚するので、その支払いのためにとっておきます。（31歳／正職員／医療福祉関連／看護師／年収525万円）
	結婚資金のため…という人、けっこう多かったです。
	35万円を今後の結婚資金に。（35歳／正社員／メーカー／オペレータ／年収400万円）
	結婚の予定はまだ未定らしいです…。

ボーナスのうち30万円以上を使うと回答した人を見てみると、建設業界と医療福祉業界の人がトップ。また、職種別だと、一般事務と経理・財務・会計や総務、人事など、オフィスワーク系の人がダントツ。一方、「ボーナスのうち使うのは5万円未満」という人の30.4％がメーカー系の企業に勤める人で、こんなところにも業界のカラーが表れているのかも。

取材・文/SCRIVA（東海左由留、川崎美津子）、イラストレーション/風間重美、デザイン/河村俊子