【働くママ調査Vol.3】育児と仕事の両立「復帰前の心配」
働く女性なら一度は悩む“将来の仕事と人生”。未来を探るヒントを求めて、人生の先輩である“働くママ”400人にアンケートを実施しました。
シリーズVol.3の質問は、「復帰前に心配だったことは何ですか?」。ママたちが不安に思っていたことは…?
“自分の努力だけではどうにもならないこと”が不安の対象に
あてはまるものすべて選んでいただいた回答では、1位 は「家庭(育児)との両立ができるか」(79%)、2位は「保育園や預け先が見つかるか」(73%)、3位は「子どもが病気になったときのフォロー体制」(66%)という結果に。
4位の「子どもが保育園に馴染めるか」(54%)も含めて、“自分の努力だけではどうにもならないこと”に、ママたちは不安を抱いていたようです。
また、5位以下の選択肢も概ね高いパーセンテージに。未知の世界の「育児と仕事の両立」に対して、あれもこれも心配になっていた、心細い思いが伝わってきます。
一方、ママたちが最も心配していたのは「保育園や預け先が見つかるか」(39%)。政府は昨年、「5年後に待機児童ゼロ」の目標を掲げましたが、まだ保育園激戦区は多いのが現状。巷では、保育園探しを意味する『保活』という言葉もあるくらいで、預け先問題はママたち共通の最大の悩みのようです。
では、保育園(認可・無認可)に預けているママたちは、保育園探しにどの程度の時間をかけたのでしょうか?
保育園探しの期間、最多は「1カ月」
最も多かった回答は「1カ月」(21%)。過半数のママが、探し始めてから3カ月以内に入園先を決めています。一方、半年以上かけたママも約3割。保育園探しは、短期決戦派と長期派に分かれるようです。
ただしこの期間は、「すぐ決めたい」「じっくり探したい」などの自分の意思だけでなく、入園時期(4月か年度途中か)や入園年齢によって難易度が違うといった事情によっても左右されます。
そうした保育園事情を知らなければ、不安は募るばかり。結婚・出産はこれからの人も、いちど調べて情報取集しておくといいかもしれません。
【アンケート概要】
実施期間 : 2014年9月24日(水)~9月29日(月)
実施方法 : インターネット調査
アンケート対象 : 第1子が未就学の子どもを持つ有職女性(正社員・契約社員・派遣スタッフ・フリーランス)
有効回答数 : 400名 (全国)
アンケート協力 : クロス・マーケティング