【職種図鑑】営業事務
受発注や管理業務などの専門業務をこなす、営業のサポート役
仕事内容は?
営業事務の仕事は、主に営業部における営業担当者のサポートです。具体的には、商品の受発注・管理、在庫や納期管理、請求書や資料作成など。社内会議の資料や顧客へのプレゼンテーション資料の作成の手伝い、顧客からの電話応対なども行います。受発注や管理業務など、一般事務より専門的な仕事が多く、営業担当者や顧客など人と関わる機会が多いので、ヒューマンスキルが重視されます。最近では海外との取引をする企業も多く、営業事務でも英語など語学力を問われる場合もあります。営業担当者のサポート役とはいえ、仕事内容は多岐にわたります。企業の業績を支える縁の下の力持ち的存在であり、会社にとって欠かせない職種といえるでしょう。日々やることが異なるため、単調な作業が嫌な人にはおすすめ。人の役に立ちたい、誰かをサポートするのが好きという人にもぴったりです。雇用形態は正社員、契約社員のほか、派遣スタッフやアルバイト・パートなど。事務業務が未経験でもOKの求人もあるので積極的にチャレンジして。
必要なスキルは?
請求書や資料などの作成を行うため、Word・Excelは必須スキルといえます。また、社内の会議資料や、顧客向けのプレゼンテーション資料などの作成を行う場合はPowerPointが必要となります。顧客情報などをデータベースで管理している場合は、Accessスキルが求められる場合も。パソコンスキルに自信がないという人は、自分でテキストを見て勉強をしたり、パソコン教室に通うなど、最低限のスキルを身に付けておきましょう。ほか、営業担当者や顧客のことを理解し、突発的な出来事にも臨機応変に対応できるヒューマンスキルも大切。社内外の人との関わりも多いので、協調性やコミュニケーション能力があり、ビジネスマナーを身に付けていると仕事をする上でスムーズでしょう。
活かせる経験やスキル
・営業経験
・顧客に対して丁寧に対応できるビジネスマナー
・事務処理能力やその正確性
・Excel・Word・PowerPointなどのパソコンスキル
・協調性やコミュニケーション能力
転職お役立ちデータ
●転職難易度 … ★★☆☆☆
●平均給与 … 18.7万円
●求人募集の未経験OK比率 … 72.2%
●活躍の場
・1位 … 広告 12.6%
・2位 … 不動産 8.1%
・3位 … その他サービス 4.9%
※2012/4/1-2013/3/31間のとらばーゆ掲載原稿より集計
身に付くこと、キャリアステップ
パソコンスキルが向上し、事務処理能力やビジネススキルが身に付きます。営業事務としての知識を得た上で語学力があれば、英文事務にステップアップすることもできます。また、売り上げ管理や伝票の作成などを行うため、経理事務にキャリアチェンジすることも可能です。このように、営業事務のスキルは多くの事務系業務につながっています。ある程度のスキルを必要とし、経験者を優遇する専門事務を希望する場合には、未経験でも多くの求人がある営業事務からスタートするという道もあるということです。また、営業事務はニーズが高い職種のため、スキルを磨いて即戦力としてキャリアアップしていくこともできるでしょう。
この仕事に就く人のナマ声!
・安定して長く働けそうです。(37歳/愛知県)
・転職して、新しい趣味を始める余裕ができました。(26歳/大阪府)
・IT関連なので専門用語が難しい。(30歳/大阪府)
・時期によって仕事量に差があるので、仕事の進め方が難しいです。(26歳/静岡県)
・残業がそんなにないので嬉しい。(30歳/千葉県)
・前職より給料がよくなりました!(25歳/福岡県)
※2012年3月マクロミル調べ。全国の20-39歳の有職者女性890人を対象に調査