【職種図鑑】特許事務・法律事務

2013年10月31日

経験を積めば仕事内容も広がる!専門知識を活かせる仕事

【職種図鑑】特許事務・法律事務

仕事内容は?

特許事務とは、特許制度に基づいた各種手続きを行います。具体的には、特許出願から知的財産契約、ライセンス契約など特許に関わるさまざまな事務作業、出願発送書類の手配や出願期限管理、明細書作成、特許申請書類の作成や各種手続きなどです。語学力があれば、アメリカなどの外国特許出願の仕事や外国特許の調査、外国企業とのライセンス交渉などで活躍できるでしょう。法律事務は、法律事務所などで秘書業務、一般事務、法律事務専門業務を行います。秘書業務は来客の応接や弁護士のスケジュール管理など。一般事務は、書類作成などの事務のほかに裁判所や弁護士会などに書類を提出するために外出することも。法律事務専門業務は、法律知識を活かして弁護士のもとで訴状や答弁書、準備書面といった法律文書の土台を作成したりします。事務所・企業によって仕事範囲は異なるため、就業前に確認しておくといいでしょう。未経験の場合、一般事務からスタートして、専門業務にステップアップしていくことも可能です。

必要なスキルは?

どちらも特に必要な資格はありません。ただし、特許事務は特許法の知識を持っている人や特許事務所やメーカーでの特許関連業務の経験があると転職の際に有利です。また、外国への特許出願を行うことが増えていることもあり、英語を中心とした語学力を求める企業や事務所も多くあります。法律事務は未経験OKの求人も多く、チャレンジしやすい職種です。依頼者はさまざまな不安を抱えてやってきます。そういった人に対して思いやりや相手の立場に立った対応ができるかも重要です。守秘義務がありますから、口が堅いことも大切なこと。事務作業が多いので、基本的なパソコンスキルは身に付けておきましょう。こつこつと作業ができる人、デスクワークが得意な人に向いている仕事です。

活かせる経験やスキル

・特許法の知識
・特許事務所やメーカーでの特許関連業務の経験
・英語などの語学力
・事務処理能力
・エクセル・ワードなどのパソコンスキル
・ビジネスマナー・スキル
・コミュニケーション能力
・パラリーガルスキル

転職お役立ちデータ

●転職難易度 … ★★☆☆☆
●平均給与 … 19.4万円
●求人募集の未経験OK比率 … 76.6%
●活躍の場
・1位 … 各種コンサル 88.3%
・2位 … サービス 2.9%
・2位 … 事務所 2.9%
※2012/4/1-2013/3/31間のとらばーゆ掲載原稿より集計

身に付くこと、キャリアステップ

特許事務は、特許法など特許出願に関する専門知識が身に付きます。海外とのやりとりがある場合は、語学力がさらにアップするかもしれません。法律事務は専門知識のほか、弁護士をサポートすることで、先を読む力が付くでしょう。弁護士が執り行う法律事務を補助する実務経験を積めば、一般事務から専門事務にステップアップすることも可能です。どちらの仕事も女性が多く活躍しており、結婚して子どもができても復帰する人も多く、長く働き続けることができます。専門知識をスキルアップして活躍できる仕事といえるでしょう。

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