退職日、入社日はどう調整すべき?

2014年07月03日

退職日、入社日はどう調整すべき?
内定をもらって浮かれていられるのもつかの間。在職中の場合、意外と手こずるのが退職日と入社日の調整です。円満退職のための手順を時系列で整理してみました。

現職場の就業規則を確認する

就業規則にある「退職までに必要な告知時期」を確認しましょう。民法上は「退職希望日の2週間前」となっていますが、「1カ月前以上の告知」としている企業も多いようです。就業規則にある期限のほうが優先されるので、必ず把握しておきましょう。
実際は、担当業務によっては引き継ぎに時間がかかる場合もあるので、1カ月以上前に告げるつもりで動くのがベスト。予め、引き継ぎにかかる期間を見立てておくことをオススメします。

面接で入社希望時期を伝える

面接で聞かれなかったとしても、おおよその入社希望日を伝えておきましょう。一般的には内定から1カ月後が目安となります。中途採用の場合はすぐ来てほしいケースが多いので、むやみに2カ月も3カ月も先延ばしにするのは避けましょう。引き継ぎや社内調整に時間がかかる場合は、「特殊な業務を担当しているので引き継ぎに2カ月程度必要になるかもしれませんが、できるだけ早く入社できるよう努力します」と誠意を見せておきましょう。

内定をもらったら、入社希望日を確認

内定の連絡を受けたら、入社希望日を確認します。ここでは1〜2カ月先のおおよその時期を話し合っておきましょう。万が一「すぐ来てほしい」と言われた場合は、期待に沿うよう「引き継ぎに○週間はかかってしまうと思うのですが、なるべく早く退職できるよう調整してみます」と伝えましょう。

退職の意思表示と退職日の調整

入社希望日を確認したら、直ちに職場へ退職の意思表示を行います。まずは直属の上司に話しましょう。「ご相談が」と切り出し、「以前からやりたいことがあり、思い切ってチャレンジすることにしました。退職日を調整していただけませんでしょうか」などと伝えましょう。ここで口ごもったり、迷いのあるそぶりを見せてしまうと、引き止めに合うなど思うように退職日が決まらないことにもなりかねないので気を付けて。
おおよその引き継ぐ業務内容とスケジュールを予めイメージして上司に伝えると日付の調整がスムーズでしょう。

退職日を転職先に伝える

退職日を確定したら、転職先に日付を伝えます。

退職の意思を現職場内に伝える

上司と相談の上、現職場内でいつ退職のことを伝えるか、引き継ぎを誰にいつまでにするかを決めましょう。同時に人事的な手続きも人事部と進めましょう。
退職するまでは、現職場の業務が最優先。会社や同僚への負担を最小限にとどめ、期日までに引き継ぎを完了して円満な退職&転職をしましょう。