U29(ユニーク) 女子プロジェクト

翻訳者編:「好きを仕事に」はホントに幸せ?

28歳からの適職探し「好きを仕事に」はホントに幸せ?

「好きを仕事にする」って、ぶっちゃけどうなの?
実際に、好きな仕事に転職した4人に匿名インタビューを実施。
現実の厳しさとやりがいを赤裸々に語ってもらいました。
編集ライター ひとみさん 29歳 パブリシスト のぶりんさん 35歳 Webデザイナー あっこさん 32歳 翻訳者 ヨンナさん 33歳

字幕作りは楽しいけど、韓国ドラマのドロドロと安いギャラに負けそう。でも、実績を作るまで頑張る!

最年秋より、字幕の校正から、念願だった韓国ドラマの映像翻訳を行っています。楽しいですが、正直お金の問題がシビア。毎週1本、60分の韓国ドラマの字幕を作っていくらだと思います? ギャラが振り込まれてびっくり。8000円ですよ(笑)。ドラマは日本語の台本もあり、イチから訳すわけじゃないですが、時給に換算すると気が遠くなります。
営も、私は実績が欲しいので、修業だと思ってます。学生時代に韓国に留学し、韓国系メーカーに勤務し、翻訳会社のコーディネーターなどを経て、トライアルへの応募でようやくつかんだチャンスですから。また、担当しているドラマが、いかにも韓国らしいドロドロで、一日見ているとドップリはまり、こっちの気持ちもドヨ〜ンとなります。知らず知らずのうちに、自分の言葉に刃が含まれていて、夫との仲も険悪になったりして…。まずいですよ(笑)。
泣れでも続けたいのは、自分が訳したドラマのオンエアを見るとすごくうれしいし、字幕作りに自分のセンスを活かせるから。字幕には1秒4文字までという決まりがあり、どんなに素敵なセリフでも短くしなくちゃいけないのが難しい。でも、そこが翻訳者の腕の見せどころ。それに、何よりOL時代と違い「自分は翻訳者です」と堂々と言えるのがうれしいです。
イラスト
ヨンナさん age33
翻訳者
韓国企業などを経て31歳で独立。昨年より映像翻訳者となる。週半分は字幕校正で企業に出向く。年収は秘密。韓国人の夫と息子が一人。
ある1日のスケジュール
6:45 起床。夫と子どもを起こして朝食。夫を見送る
8:20 子どもを保育園へ。帰りに、コンビニで新製品のカップ麺を買う
8:45 帰宅して洗濯と掃除。夕食の下ごしらえ
10:00 仕事。カップ麺で昼食
17:45 子どもを迎えに行った後、夕食
20:00 入浴後、子どもを寝かせる
21:30 夫が帰宅
22:00 仕事
1:00 就寝
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