初はメーカーの営業をしていたんです。人と会うのが好きだから成績も良くて、楽しかったけど、商品が重くて腰に来たのと、顧客が年配の方ばかりで日々に刺激が欲しくなって。28歳のとき、大手PR会社に転職しパブリシストになりました。

業あがりだからメディアの人にアポをとって会うのはまったく苦にならず、マスコミの世界はすごく刺激的で楽しかった。ただね、編集者って超忙しいからアポのドタキャンなんて日常茶飯時だし、忙しいときに電話すると怒鳴られることもある。それに、プライドが高い人が多いから、こっちが一生懸命説明しても、ものすごく不愉快な対応をされたり、腹の立つことがいっぱい。でもいちいち気にしてたら、やってられません。

きたかったのは、クライアントのプレス向けセミナー当日、出席する予定だった人の1割しか来なくて、ガラ〜ンとしたとき。クライアントには怒られるし、つらかったですね。それでもPRの仕事が好きなのは、常に新しい情報に触れられること。また、自分のPRする商品などが掲載されると、雑誌作りの一部に関わった実感を持ててワクワクするから。そんな気持ちを味わうと、またやる気が出ちゃうんですよね〜！