ラララとらばーゆ総研~主夫について、どう思う?

とらばーゆ100人調査
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お題
OL100人*「主夫について、どう思う?」
「主夫」について、どう思いますか?
グラフ01
あなたの夫(または将来の夫)が「主夫になりたい」と言ったら、賛成? 反対?
グラフ02

※調査会社によるインターネット調査を2008年3月に実施。対象は関東・東海・関西エリア在住の有職の女性100人。

とらねこのつぶやき

今後、女性はどのように生きていくのか。男性と変わらずバリバリと働いていきたいという人から、専業主婦に憧れ、「亭主元気で留守がいい」という人まで、本当にいろいろな人がいるものだね。「男性も女性の苦労がわかったほうがいい。可能なら男性が子どもを生めるようになってほしい。男女平等って全然平等じゃない」(30歳、商社、営業事務)という意見もあったけど、まさにその通り。

どれだけ男女平等を声高に叫ぼうと、男女には機能的に生まれつき違いがある。それでも「女だから」と十把一絡げに括られてしまうことに不快感を持つ人は多いはず。もう一度、言います。「今後、女性はどのように生きていくのか」。男だから、女だから、こうしなきゃいけない、ああしなきゃいけない、なんてことは決してない。大切なことは一人ひとりが偏見から解き放たれ、男性・女性という性も含めて、個性、自分らしさを活かして働けること。そんなところにあるんじゃないかな。

「適性があるほうが外で働けばいい」
という人が70人。
でも、自分の夫なら69人が反対!

『とらばーゆ』ブランドが生まれた当時、女性の社会的地位はまだまだ低いものでした。その後、男女雇用機会均等法が施行されて以降も、表面的に平等とはいえ、実際には「女とはこうあるべき」という固定観念、先入観は完全にはなくなっていないのが事実。

今回の調査は「主夫」について聞いてみたのだけど、主夫をどう思うかについては、「性別にかかわらず、適性があるほうが外で働けばいいので問題はない」と答えた人が70人。その半面、「自分の夫(将来の夫)が主夫になると言ったら反対!」という人が69人もいました。これって女性自身の矛盾する心が垣間見られる回答結果。その理由としては、「自分の経済力に自信がない」という意見や「世間体が悪い」と考える人までいろいろいました。

ほかにも賛成、反対それぞれの意見を全体的に見てみると、今どきの考えの人から古風な考えの人まで、現代を生きる女性の多様な考え方が浮き彫りに。

主夫に賛成!
お互いが理解し合い認め合えれば、役割なんかどうでもよいと思う。(35歳、ソフトウエア、SE)
結婚しても私は働きたいから。(26歳、不動産、一般事務)
まったく家事をやってくれないよりはいい。女がやるもんと決めつけられるのも嫌だし、やりたいほうがやればよい。(24歳、その他サービス、受付)
家事は365日一生しなければいけないので、そう言われたら逆にちょっと尊敬するかも。(24歳、税金関係、経理)
家計に問題がなければ構わないと思う。収入面が厳しければ反対するかもしれない。(25歳、情報サービス、プログラマー)
男性だから家計を支えなければいけない事はないと思う。でも女性にも男性と対等にお給料がもらえないと厳しいと思う。(31歳、商社、営業事務)
主夫に反対!
自分の収入では生活できない。(37歳、住宅、経理)
家計を支えるほど働きたくない。家事を手伝ってくれればいい。(24歳、証券、内勤営業)
基本的には家事・育児はやはり女性がするべき。夫は仕事メインで、自宅にいるときに家事・育児を手伝ってくれるのが理想。(31歳、情報サービス、その他事務)
私は一生働きたくない。ある程度年とったら優雅な主婦やりたいです。(33歳、通信関係、営業事務)
私自身が家事を労働とみなしたことはなく、専業主婦的な生活者にお金を払う必要はないという考えなので反対。(38歳、金融、OAオペレータ)
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構成・文/堀家由紀子、デザイン/河村俊子