働く独身女性が入っておくべき「医療保険」

2014年04月17日

働く独身女性が入っておくべき医療保険
突然の病気やケガで働けなくなったときのために、かけておきたいのが医療保険。いざ、入ろうとしてもさまざまな会社やプランがありすぎて何を選べばいいかわからない!とお悩みの方も多いはず。そこで、医療保険に詳しいファイナンシャル・プランナー田中香津奈さんに働く独身女性にオススメの医療保険をうかがってみました。

「主契約」で加入できる終身医療保険

医療保険には、主契約で加入できるものと、特約で加入する2つのパターンがあります。特徴として、主契約はメインになることができ、特約はオプションで付ける保障となります。同じ医療保険でも主契約と特約は大違いで、特約の場合は5年、10年と一定期間ごとに保険料が上がる更新型が大半であり、保障期間も80歳までが多いです。ですから、主契約で加入でき、一生涯保障が続く終身医療保険をオススメします。

「女性疾病特約」を付加した医療保険

子宮筋腫や乳がんなど女性特有の病気に対して保障する「女性疾病特約」。これは、一般の医療保険に追加でき、通常の保障に加えて手厚い給付が受けられるものです。また、普通分娩は保障の対象外となりますが、帝王切開での出産の場合は対象となり給付金が支払われるなど、今後、妊娠・出産の可能性がある独身女性は付加しておくべきでしょう。

「先進医療特約」が付加できる医療保険

先進医療とは一定の治療効果と安全性を国が認定している最先端の医療のこと。先進医療の施術例はまだ、それほど多くはないのですが、月々100円前後という割安な保険料で、最近は最高2000万円までの技術料を全額負担してくれる保険会社も増えてきています。万が一、この先自分が難病にかかったとしても、先進医療特約により治療方法の選択肢が増え、リスクをカバーすることができるのです。

☆ 医療保険を選ぶ際のポイントは
「加入しすぎず、入院日額3000~5000円を目安に」

現在発売されている医療保険のほとんどは、掛け捨てタイプになります。保険期間中に病気もケガもなかった場合は、今まで支払ってきた保険料は1円も戻ってきませんので、心配性だからといって加入し過ぎないことが大切。保険初心者の方が選ぶ際、まず基準にしてほしいのは、入院したときに保障される入院給付金の日額3000円または5000円をベースにしてみてください。

ファイナンシャル・プランナー 田中香津奈さん
■ プロフィール
田中香津奈
ファイナンシャル・プランナー【CFP(R)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士】
外資系生命保険会社を退職後、専業主婦を経てファイナンシャル・プランナーの資格を取得。女性を中心にマネープランや保険などお金の悩みを解決。ビジネス誌から女性誌までに取り上げられるほか、日本全国でセミナーも開催。株式会社フェリーチェプラン代表取締役。
オフィシャルサイト : http://www.fp-kazuna.com