仕事もプライベートも大事な人、必見!夢をかなえるための節約術 STEP2
ただ目的もなく節約を始めても、途中で投げ出してしまうのがオチ。でも目標と期間を決めて、節約を始めれば楽しみながら貯金できるんです。
そこでマネーと節約のプロに目標を達成するためのコツとアドバイスをインタビュー。
さあ、今すぐ実践して夢を手に入れましょう。
節約といえば、苦労して1円でも多く削るというイメージを持つ人が多いかもしれません。でも節約とは、生きたお金の使い方をするということだと思います。生きたお金の使い方とは、同じ商品、サービスを1円でも安く買い、その分をほかのものに回すという使い方。例えば、ある商品を例に見てみましょう。スーパーAでは200円のものがスーパーBでは180円とします。1品で考えると、たったの20円と思ってしまいがちですが、10品になると200円も差が出てくるのです。このようにチリも積もれば山となり、ほかの商品を買えるところを損しているのです。削るのではなく、生かす――。そう心がけるだけで節約生活も随分と楽しくなるはず。あなたも節約を始めてみませんか?
和田由貴さん
節約アドバイザー
「節約は無理をしないで楽しく!」をモットーに、節約術や家事情報についての講演、執筆活動などを行っている。「オールアバウト節約・やりくり」ガイド。現役の節約主婦兼2児の母。
ご飯を持参して、 |
毎日、1食あたり500〜1000円もかかるランチ代。月にすると、1万〜2万円もかかっていることに。だからといって、いきなりお弁当を作ろう!と意気込んでも続かないはず。そこでまずはご飯だけ炊いて持参してみては? お惣菜を買うだけにすれば、月に数千円単位での節約が可能に。 | |||
家電の保温機能を |
炊飯器や電気ポットは便利ですが、電気の消費量は多いのをご存じですか? ご飯は冷凍保存をし、食べるときに電子レンジで温めて、電気ポットなどは長時間使用しないときにはプラグを抜くと、電気代に差が出ます! ちなみに具体的な節約方法については、インターネットで財団法人省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典(http://www.eccj.or.jp/dict/index.html)」のページを参考にしてください。 | |||
利用状況を定期的に確認し |
まず、現在の携帯電話の利用状況を確認し、電話のプランは適切なのかを見直すことが大事。通話時間、パケット量などを入力すると、料金のシミュレーションができるサイトもあるので利用して。また、各携帯電話会社では家族間、友人間での割引サービスもあるのでフルに活用しましょう。 | |||
白熱電球を電球形 |
お店によって違いがあるものの、白熱灯は100円前後と、1000円前後の蛍光灯に比べるとモノ自体の値段は安い。ではランニングコストも安いのでしょうか。1日6 時間点灯すると、白熱灯の電気代は蛍光灯に比べて、電気代はなんと約5倍。トータルでは損です。 | |||
★年間2024円の節約 ※60W形白熱球(54W)と電球形蛍光灯(12W)を1日6時間点灯した時、365日の1球あたりのコストは、白熱灯=2602円。蛍光灯=578円と約4.5倍の差。年間の差額は2024円! |
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週末の交通費は |
土日に出かけるなら、地下鉄や大手私鉄で発売されている回数券を利用するようにしましょう。平日は、10枚分の料金で11枚分の購入が可能ですが、「土・休日割引回数券」なら、14枚綴りで東京メトロや東急線、東武線などを利用できます。ちなみに190円の区間なら、760円分もおトク! | |||
ペットボトルの |
現在、冷蔵庫には何の飲み物が入っているでしょうか。ペットボトルのお茶やお水が入っていませんか。ペットボトル、2リットルのお茶(1本200円)を購入すると、2日に1本空けたとして、月の費用はなんと3000円! でも水出しのお茶を購入すれば、15個入り221円(2日に1袋使用)と2779円もおトク。 | |||
シャワーヘッドを替え、 |
毎日使うシャワーの1分当たりの水量は、約12リットル。約16分で浴槽一杯分に相当します。この水を今すぐ減らしたいなら、節水シャワーヘッドに交換するのがオススメ。水の出る穴を減らし、約50%の節水が可能ですが水圧はそのまま。止水スイッチがあれば、こまめに止められるのでさらに節水効果大です。 | |||
優待券を利用して、 |
たまには豪勢に外食! そんなとき、株主優待券を利用すれば、安く済むのをご存じですか? ネットオークションや金券ショップでの購入が可能。ファミリーレストランなども優待券があるのでチェックしてみて。 | |||
飲み会はクーポン利用で |
予算を決め、月に飲む回数を制限できるならいいですが、お付き合いともなれば、簡単には断れないという人も多いはず。そこで飲み会のときには事前に必ずお店のクーポンをチェックすることを忘れないで。ドリンク1杯無料なら、600円は安くなります! | |||
クチコミを参考に |
節約したいとはいえ、オシャレはしたい。化粧品は高くても安くても、自分に合わないものを買うのは×。購入前にクチコミ情報を参考にして、肌に合うかどうかを確認して。 | |||
あめを口に入れてから |
空腹の状態でスーパーなどに行くと、ついついムダなものまで買い込んでしまう傾向があります。ムダな食材を買わないためにも、買い物前にはあめやチョコを口に入れて、空腹を緩和してから行きましょう。 | |||
運用コストを考え、 |
家電を購入するときに機能や値段ばかりを見てしまいがち。でも、必ずチェックしてほしいのはランニングコスト。古い家電の場合、消費電力も多く、電気代が高くなるときもあるので、買い換えも視野に入れてみて。 | |||
レジャー施設の利用券は、 |
遊園地やプール券などのレジャー施設の利用券は、ネットオークションで購入するのが○。安いときには半額、さらに10分の1になるときもありますよ。 | |||
100円ショップのコスメも |
100円のコスメといえども、なかには評価の高いものもあります。人気のコスメのクチコミサイトには、マスカラや1日中落ちないまゆげコートなど、使える化粧品の情報が満載。ぜひ一度、試してみてください。 | |||
待機電力をなくして、 |
コンセントをさしているだけで消費される 「待機電力」。一般家庭で使われる電気代の約7%はこの待機電力と言われ、1wあたりの値段はなんと約200円! まずは使用頻度の低いものからコンセントを抜きましょう。 | |||
取材・文/松葉紀子 編集/久良木麻里